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宮城県の観光PRキャラクターに「サザエさん」就任。村井知事が磯野家のお茶の間で宮城の魅力を語る
「サザエさんの愉快なタビ in 宮城」5月15日~9月30日実施
2019年5月15日 17:27
- 2019年5月15日 発表
- 2019年5月15日~9月30日 キャンペーン実施
宮城県は5月15日に都内で会見を開き、サザエさん一家をキャラクターに起用した新しい観光キャンペーン「サザエさんの愉快なタビ in 宮城」の実施を発表した。
会見には宮城県知事の村井嘉浩氏と長谷川町子美術館 館長の川口淳二氏が登壇し、キャンペーンの概要を説明したほか、村井知事が磯野家を訪問し、お茶の間で宮城県のオススメ観光スポットを紹介するコーナーも設けられた。
サザエさんの愉快なタビ in 宮城
実施期間: 2019年5月15日~9月30日
Webサイト: サザエさんの愉快なタビ in 宮城
ファミリー層をターゲットにさらなる誘客拡大を目指すため「サザエさん」が「キャンペーンにベストなパートナー」
登壇した村井知事は、2017年度から宮城県では通年型の観光キャンペーンを展開しており、令和元年(2019年)は親子3世代のファミリー層をターゲットにさらなる誘客拡大を目指すため、放送50周年を迎える長寿番組「サザエさん」が「キャンペーンにベストなパートナー」と考えたと説明。
宮城県は2018年3月に策定した「第4期みやぎ観光戦略プラン」の目標値として、観光客入込数7000万人、宿泊観光客数1000万人泊、観光消費額4000億円を掲げており、入込数が落ち込む時期の底上げを本キャンペーンで図っていきたいと意欲を見せた。
サザエさん一家はキャンペーンキャラクターとしてガイドブック、ポスター、PR動画、各地のイベント出演などで協力。キャンペーンガイドブックは、宮城県を三陸エリア、仙台松島エリア、県北エリア、県南エリアの4つに分けて、大自然、歴史、文化、名湯など宮城が持つさまざまな魅力をサザエさん一家が紹介。合わせて、PR動画も制作し、特設サイトなどで順次配信していく。
宮城県内25か所の観光スポットにサザエさん一家のパネルを設置し、そのパネルにあるQRコードを読み取ることでスタンプを獲得できるデジタルスタンプラリーを6月29日から9月1日まで実施。獲得数によってサザエさんグッズや宮城県の特産品などがもらえる。
また、「巨大『タマちゃん』を探せ!」では、「宮城の美味しいものを食べたら、大きくなっちゃった」というタマちゃんが県内各所のイベントに登場。約3mの大きさがあり、「インスタ映え間違いなし」とのこと。そのほか、トレッキングコースとのコラボレーションや、「仙台・青葉まつり」といった各地のイベントにサザエさん一家が出演する予定もあるという。
村井知事は、「春から夏にかけての宮城は気温は高すぎずとても過ごしやすく、大自然、食、歴史、文化を満喫できる季節です。東京からは約1時間30分で到着する宮城へ、家族連れでも十分で楽しめます。サザエさんファミリーとお待ちしております」と話し、プレゼンを終えた。
サザエさん一家のようにユーモラスで心に残る旅を楽しんでいただきたい
続いて登壇した長谷川町子美術館の川口館長は、東日本大震災の復興支援の一環として、長谷川町子美術館が本キャンペーンに全面協力することになったと説明。4月からのアニメ「サザエさん」ではオープニングで宮城県各地を紹介しており、「サザエさん一家のようにユーモラスで心に残る旅を楽しんでいただきたい」と語った。