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NEXCO東日本、2019年度第1回定例会見。圏央道 久喜白岡JCT~大栄JCTの4車線化などに言及

2019年4月24日 会見

東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠徹氏

 NEXCO東日本(東日本高速道路)は4月24日、2019年度1回目の定例会見を東京・霞が関の本社で開いた。

 代表取締役社長の小畠徹氏、取締役兼副社長執行役員 管理事業本部長の遠藤元一氏、取締役兼常務執行役員 サービスエリア事業本部長の萩原隆一氏が、グループ中期経営計画(2017年度~2020年度)の一部見直しや、東北自動車道上りの蓮田SA(サービスエリア)リニューアルなどについて説明した。

2019年度1回目の定例会見を東京・霞が関の本社で開いた

NEXCO東日本グループ中期経営計画(2017年度~2020年度)の一部見直し

 2017年度~2020年度の中期経営計画は、「将来のありたい姿を実現するために挑戦し、飛躍する期間」と位置付け、社会的使命を果たすための5つの基本方針をもとに事業を進めてきたが、中期経営計画期間の折り返しを迎え、計画策定後に事業化された新たな事業や事業環境の変化などに適切に対応するため、計画の一部を見直すこととした。

事業の追加への対応

・圏央道(C4:首都圏中央連絡自動車道)久喜白岡JCT(ジャンクション)~大栄JCTの4車線化
・道東自動車道(E38/61)、秋田自動車道(E7/46)、磐越自動車道(E49)、富津館山道路(E14)の付加車線事業など

さらなる安全・安心対策の推進

・対面通行区間の正面衝突事故防止対策の推進
・交通規制中事故の削減の推進

各地での大規模な自然災害などの発生に伴う防災・減災対策の強化

・大雪時の道路交通確保対策への対応
・トンネル火災発生時の監視体制の強化

働き方改革関連法の成立や国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献などの事業環境の変化への対応

・働き方改革の実施(社員の意識改革、労働時間管理の適正化など)
・事業を通じたSDGs達成への貢献

 この発表に合わせて財務計数計画について、「料金収入」は約2兆8000億円から約3兆1000億円に、「道路資産賃借料」は約2兆円から約2兆3000億円に数値が見直されている(「管理費等」は約8000億円で据え置き)。

東日本高速道路株式会社 取締役兼副社長執行役員 管理事業本部長 遠藤元一氏
東日本高速道路株式会社 取締役兼常務執行役員 サービスエリア事業本部長 萩原隆一氏

東北道 蓮田SA(上り)が今夏リニューアルオープン

 東北自動車道(E4)蓮田SA(上り)を現在の位置から東京方面へ約2.5km移転し、NEXCO東日本最大級の施設として今夏リニューアルオープンする。広さは現在のSAと比べて駐車マスが約3倍、商業施設は約2倍に拡張。商業施設はNEXCO東日本が展開する「Pasar(パサール)」となり、スターバックス コーヒーなどが入る。

蓮田SA(上り)の完成イメージ

東北の観光地周遊に便利なレンタカー割引サービスに協力

 NEXCO東日本は、JR東日本(東日本旅客鉄道)とトヨタ自動車が共催する「東北周遊促進レンタカーキャンペーン『FUN FIND 東北キャンペーン』」に協力する。東北エリアの観光地は広大なエリアに点在するため、東北への誘客と二次交通の利便性向上を目的に、レンタカー利用を促進しようというもの。

 JR駅レンタカーやトヨタレンタカーを割安に利用できたり、「えきねっと」で列車のきっぷを購入した人を対象にしたレンタカー割引サービスなどを提供する。

「東北周遊促進レンタカーキャンペーン『FUN FIND 東北キャンペーン』」概要

予約期間: 2019年4月1日~6月9日(第1弾)
利用期間: 2019年5月7日~6月9日(第1弾)
※第2弾は夏ごろ、第3弾は秋ごろ実施
Webサイト: 東北周遊促進レンタカーキャンペーン「FUN FIND 東北キャンペーン」

東北周遊促進レンタカーキャンペーン「FUN FIND 東北キャンペーン」