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JAL、「新JAPAN PROJECT」で長崎市をクローズアップ。「機内誌で350万人にアピール」と溝之上支配人
2019年4月24日 19:38
- 2019年4月24日 実施
JAL(日本航空)は、日本各地の自治体と展開している地域コラボレーション企画「JAL 新・JAPAN PROJECT」の名称を、4月から「新 JAPAN PROJECT」と改め、より深く地域を紹介する活動を行なっている。4月は岩手県を特集したが、5月は長崎市を特集する。
4月24日、ホテルニュー長崎にて、長崎市との共同記者発表を行なった。会見には、長崎市副市長の加藤邦彦氏とJAL 山口・九州地区支配人の溝之上正充氏が出席。
会見の冒頭では今回のプロジェクトの内容の説明があり、大きく5つの手法で長崎市の魅力を発信していくという。
「新 JAPAN PROJECT 長崎市」の概要
・機内誌「SKYWARD」5月号で軍艦島(日本語ページ)や出島(英語ページ)を紹介
・機内ビデオ「ニッポン 歩いて新発見!」で長崎の世界遺産を紹介
・国内線ファーストクラスで「ホテルニュー長崎」プロデュースによる夕食を提供
・長崎発着便に搭乗でe JALポイントプレゼントのキャンペーン(条件あり)
・ジャルパックで軍艦島上陸・周遊オプショナルプランなど「JALダイナミックパッケージ」を用意
概要説明が終わり、長崎市副市長の加藤邦彦氏があいさつ。「個人的に飛行機に乗るときに必ず目をとおしている機内誌『SKYWARD』に、長崎市を紹介いただけるということでうれしく思います。また期間中350万人を超える方々に読んでいただけるということもお聞きしました。さらに、機内ビデオなどで長崎市が誇る世界遺産や、食に関する内容も放映いただけるということで、大変期待しております。
昨年、『現代の名工』にも選ばれたこちらのホテルニュー長崎の名誉総料理長の川端さまに、国内線の機内食をプロデュースいただけるということで、機内でも長崎の食を存分に味わってほしいと思います。
長崎市は2つの世界遺産や、新3大夜景を持つ街ですが、海外との交流も長く、『くんち』『ランタンフェスティバル』『帆船まつり』『精霊流し』など、観光資源には事欠かない魅力にあふれている場所ですので、今回のプロジェクトを契機に、さらに多くの方に訪れていただきたいと願っております」と述べた。
続いて、JAL 山口・九州地区支配人の溝之上正充氏は「2011年から『JAPAN PROJECT』が始まり、ちょうど丸8年が経ちました。その間滞ることなく、毎月、地域活性化のプロモーションを行なってきました。長崎県については、2011年12月、2016年1月と2回行なっています。今回は長崎『市』ということで、焦点を絞って紹介させていただきます。
機内誌で350万人の方にご覧いただいているという話がありましたが、国内線で約280万人、国際線で約70万人と多くの方の目に触れることになるかと思います。急増している訪日旅客に対応するため、2017年4月からは英語バージョンも用意しました。機内ビデオについては、この4月から一新しました。ジンバルを使い、自分が歩いているかのような視点で撮影された内容になっています。
5月は長い連休により、より多くのお客さまが、このプロジェクトに触れることになるかと思います。弊社のネットワークを活かして、観光需要の取り込みを継続的に行なってまいりますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします」とコメントした。
会見会場にもなった「ホテルニュー長崎」の名誉総料理長の川端明氏より、国内線ファーストクラスで提供される機内食について紹介があった。機内食は国内線の17時以降の発着便、沖縄便は18時以降の到着便で提供される。5月の初・中・下旬と10日ごとに3つのバリエーションがローテーションする形となる。
各メニューは異国との交易の場として栄えた長崎の「和・華・蘭(わ・か・らん)」に基づいて考案された。「長崎郷土料理 呉豆腐柚子の香り」「戸石産真鯛の時雨煮と長崎枇杷たまごのだし巻き」「五島産車海老の含め煮」といった長崎産の食材がふんだんに使用された内容となっている。