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成田空港のデジタルサイネージ「infotouch」利用をロボットが呼び込み。NTT東日本が実証実験

2019年4月11日 発表

双方向型デジタルサイネージ利用促進にコミュニケーションロボットを活用する実証実験をNTT東日本が成田空港で実施する

 NTT東日本(東日本電信電話)千葉事業部は4月11日、成田空港に設置されている双方向型デジタルサイネージ「infotouch」の利用促進を目的にコミュニケーションロボットを活用する実証実験を、NAA(成田国際空港)と共同実施することを発表した。4月22日から1か月程度を予定している。

 成田空港は、館内施設や搭乗口などへの高精度屋内デジタルマップを使った誘導や、テレビ電話による案内スタッフとの通話、多言語による情報提供機能などを搭載した双方向型デジタルサイネージ「infotouch」を2017年10月から設置している。2019年3月には新モデルの開発とともに、6月下旬ごろに3つのターミナル全域に計64台を展開することを発表している。

 今回の実証実験は、infotouchの利用促進にコミュニケーションロボット「Sota」を活用するもの。infotouchの横にSotaを設置し、人感センサーによって感知した観光客に向けて多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)に対応した呼び込みを行なう。

 NTT東日本は、2016年9月からクラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」を2016年9月から提供しており、今回の実証実験を通じて、コミュニケーションロボットによる多言語発話/認識機能の向上を図り、訪日外国人対応における課題を持つ事業者に向けた新たなソリューションの提供などを目指す。

成田空港に設置されている「infotouch」