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JR西日本、新長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」を2020年春運行。カジュアルな価格設定とゆとりの空間

2019年3月19日 発表

2020年春 運行開始

JR西日本は2020年春より「WEST EXPRESS 銀河」を運行開始する

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は3月19日、2020年春より運行予定の新長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の列車名およびエクステリア、設備愛称を発表した。

 同社は「JR西日本グループ中期経営計画 2022」で鉄道事業の事業戦略として、地域との対話と連携で観光を軸とする西日本の各エリアの活性化に貢献することを掲げているが、その一環として運行する。

 列車名「WEST EXPRESS 銀河」の由来は列車が運行する西日本エリアを宇宙に。各エリアを魅力的な星として、それらを結ぶ列車という意味を込めて名付けられた。エクステリアカラーの瑠璃紺は、西日本ならではの美しい空や海を表現するために採用。エクステリアロゴマークは、上記のように星間を列車が移動する様子を曲線で描くことで、列車が魅力的な地域と乗客を繋ぐ存在であることを意味している。

 側面には長いラインが入っており、長距離の旅を連想させ「遠くへ行きたい」というあこがれを叶える列車であることを表現する。

ロゴマークは魅力的な星(西日本の各地域)と乗客を結ぶことをコンセプトにデザインされた
側面の長いラインは長距離の旅を思わせ、遠くへ行くという願いを叶える列車であることを示している

 車両は多様化する旅のスタイルに合わせ複数の種類の座席を用意。1両ごとに異なる座席デザインを採用。1号車は「グリーン車指定席(愛称:ファーストシート)」、2号車は「普通車指定席(ノビノビ座席・女性席、愛称:クシェット)」、3号車「普通席指定席(コンパートメント、愛称:ファミリーキャビン」、5号車「普通車指定席(ノビノビ座席、愛称:クシェット)」、6号車「グリーン個室(愛称:プレミアムルーム)」となっている。

1号車の「グリーン車指定席(愛称:ファーストシート)」
2号車の「普通車指定席(ノビノビ座席・女性席、愛称:クシェット)」、5号車も同様に「普通車指定席(ノビノビ座席、愛称:クシェット)」
3号車「普通席指定席(コンパートメント、愛称:ファミリーキャビン」
6号車「グリーン個室(愛称:プレミアムルーム)」

 フリースペースも完備。3号車は読書などで静かに過ごせる「明星」、4号車には夜間も明るくにぎやかに遊び、楽しめるスペース「遊星」。6号車は乗務員室横の流れゆく風景が眺められる「彗星」。

3号車の「明星」は静かに読書や語らいを楽しむ場所
にぎやかな雰囲気がポイントの4号車の「遊星」
流れる景色を静かに見つめられる6号車の「彗星」

 鉄道旅のビギナーや訪日観光客もくつろげる空間設計や購入しやすいカジュアルな価格設定で気軽に旅を楽しめるのが「WEST EXPRESS 銀河」のキーワード。特に落ち着いた雰囲気と快適性の高い車内に車窓が楽しめる座席配置。さらにフリースペースと自由度が自席のみの場合よりも上がっている。