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セブ・パシフィック航空、日本公式マスコット「セッピー」登場。松本日本支社長「セブでハッピーを感じて」

2019年3月5日 実施

セブ・パシフィック航空が日本公式マスコットの姿と愛称を公開した

 セブ・パシフィック航空は3月5日、同社の日本公式マスコットの姿と愛称を公開した。愛称は「セッピー」。愛称の募集は2018年12月から1月初旬にかけて行なっており、社名の「セブ」と「ハッピー」をかけ合わせたもの。「セブ・パシフィック航空を利用して旅行するお客さま皆さまに、ハッピーを感じていただきたい」という思いを込めたという。

 セッピーは日本のワシの女の子。同社のシンボルでもあり、絶滅危惧種のフィリピンイーグルと友だちになりたいと考えていて、頭にはフィリピンイーグルと同じような扇形の羽根を付けている。

セブ・パシフィック航空 日本支社長 松本知彦氏

 同日会見を開き、日本支社長の松本知彦氏が同社の近況やセッピーについて説明した。最大のトピックはエアバス A321neo型機を導入したことで、1月にデリバリーされたばかり。松本氏は「次の時代を担う機材」と表現した。このA321neo型機を計32機導入する予定という。

 A321neo型機は従来機に比べてエンジンの燃費効率が15%改善し、最大航続距離が(エアバスの標準仕様で)7400kmまで伸びている。松本氏は「エアラインの抱えるコストの約半分が燃料であり、15%改善するというのは大変大きい」「かつてジャンボ(ボーイング 747型機)でも7400kmは飛べるか飛べないかという距離だったが、ナローボディでここまで飛べるようになるとは」と新機材への期待の高さを語った。

 同社の座席仕様では航続距離は4800km程度になるそうだが、「マニラからインド、マニラから札幌へ飛べる距離」という。なお、その札幌路線については、「計画のなかにはある。A330では難しいと考えていたが、A321neoで物理的に可能になった。ただ、まだ現時点でいつからとは決まっていない」との回答だった。

エアバス A321neo型機を1月に導入
日本路線の機材
2019年の機材計画
2022年末までの機材計画
機内食もリニューアル。親子丼が登場する

 現在、セブ・パシフィック航空の日本路線は、成田~マニラ線が毎日2便(ダブルデイリー運航)、成田~セブ線が毎日1便(デイリー運航)、セントレア~マニラ線と関空~マニラ線、福岡~マニラ線はそれぞれ毎日1便(デイリー運航)となっている。A321neo型機が投入されているのは成田~マニラ線の午後便で、午前中はA330型機を使用している。また、関空路線は現在はA321ceo型機だが、4月15日から全席エコノミークラスで436席仕様のA330型機へ移行する。

 一方、機内食についても発表があった。従来は西洋風、フィリピン風の機内食だったがアジア料理を増やしつつあり、4月から初めての和食として「親子丼」を追加する。なお、新しい機内食は3月7日から予約を受け付け、4月から提供を開始する予定になっている。

 会見後半ではマスコットキャラクターのセッピーが登場。松本氏とがっちりハグを交わした。

会場に現われるなり、松本氏へ飛びつくようにハグするセッピー
セブやボラカイでのんびりするのが好き、というセッピー
セッピーと一緒に楽しい旅を
キャラクターデザインを担当したmomo ironeさん(左)も来場した