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スターフライヤー、北九州空港発着の初日の出フライト「Sunrise Flight 2019」実施。フライト後はANNEX棟でアフターパーティ

2019年1月1日 実施

スターフライヤーが「Sunrise Flight 2019」実施

 スターフライヤーは1月1日、本拠地である北九州空港を発着する初日の出フライト「Sunrise Flight 2019」を実施した。この初日の出フライトは2006年から始まり、途中実施されない年もあったが、今回で12回目を迎えた。

 2014年からは無償で招待しており、今回も2000通の応募のなかから抽選で35組が当選した。日本全国から応募があり、北は北海道、南は地元九州と幅広いエリアから集まった。午前4時、元旦を迎えた北九州空港にはまだ夜も明けきらぬ時間から参加者が到着し、スターフライヤーのスタッフに促されてチェックイン、保安検査場へ進んだ。

朝4時ごろの北九州空港
1月1日の朝ということで人影もまばらだったが徐々に参加者の姿が増えていく
サインボードには「SFJ2019 サンライズ」の表示
国際線カウンター側にてチェックイン
スターフライヤーのスタッフが各参加者を記念撮影

 保安検査場を経て、1番ゲート前では搭乗セレモニーが行なわれた。スターフライヤー 代表取締役 社長執行役員の松石禎己氏があいさつ。「今回も約2000組の応募があり、そのなかから35組さまがご当選ということで、倍率からすると60倍です。私ども、このフライトを(無償で)2014年からはじめて5回目となります。お客さまからどうしてタダなの?とよく聞かれます。私が社長の間は続ける。ただ、どれだけ長くできるかは分かりません(笑)。冗談はさておき、本日地上は若干小雨が降っていますが、皆さまは雲の上から必ず日の出が見られますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。フライトが終わりましたら、我々の事務所の別館(ANNEX棟)がありますので、そちらの方でおもてなしの方をご用意させていただいております」と、初日の出フライトへの期待を盛り上げた。

国内線ターミナルの1番搭乗口前には、撮影ブースが設置されており、出発までの時間、記念撮影に興じる姿があった
搭乗セレモニーは、スターフライヤー 代表取締役 社長執行役員 松石禎己氏をはじめ、フライトを担当する乗務員らが出席
株式会社スターフライヤー 代表取締役 社長執行役員 松石禎己氏
「Sunrise Flight 2019」を担当する乗務員
機長の古積氏より、ルートなどの説明があった
ルート説明のリーフレット。北九州空港を出発して福岡空港上空を通り、そこから南下し鹿児島県の上空で初日の出を望むプラン

 続いて、担当する乗務員が紹介され、最後に機長の古積氏があいさつ。「皆さま、あけましておめでとうございます。本日はスターフライヤー2019便にご搭乗いただきましてまことにありがとうございます。今日は7名の乗務員が『Sunrise Flight 2019』のお手伝いをさせていただきます。

 本日のルートですが、こちらを6時に出発いたします。北九州市、福岡市の上空を経由して南に進路をとります。そこから鹿児島上空までいって初日の出をご覧いただくルートです。30分ほど上空で待機して、どちら側でもご覧いただけるようにいたします。そのほか、上空ではイベントも企画しておりますので、そちらもお楽しみいただければと思います」とコメントし、乗務員一同は準備のため、機内に向かった。

 フォトブースではバリエーションに富んだフォトプロップスを使って記念撮影をする姿が多くあり、参加者たちは搭乗までの時間を過ごしていた。5時45分には、搭乗案内のアナウンスが流れボーディング開始。機内へ進む際に、朝食用に用意された福岡市の食パン専門店「パン屋むつか堂」のコラボパンが手渡された。

 6時3分プッシュバックが始まり、6時12分には36滑走路から35組135名(うち幼児3名)を乗せて、鹿児島へ向かって離陸した。6時34分が過ぎたころ、機内サービスが開始され、参加者はドリンクと一緒にむつか堂のパンを楽しんでいた。7時ちょうどには機長から機内アナウンスがあり、「あと1分ほどで御来光が確認できるかと思います」と案内があった。初日の出はどちら側でも見ることができるようにゆっくりと旋回しつつ、右舷側に続いて左舷側からもご来光を撮影することができた。

 そうしてご来光を堪能したあと、SFJ2019便は北九州空港へ戻るために北に進路を向けた。途中、抽選会が行なわれ豪華景品がプレゼント。山口県の光市まで到達すると、左旋回で西進。7時54分に北九州空港に着陸した。

5時45分ごろ搭乗開始
食パン専門店「パン屋むつか堂(福岡市中央区薬院)」とのコラボパンがプレゼントされた
ボーディングブリッジの外には、電飾が施された特殊車両がお見送り。「2019年 幕開け!!」の文字が光る
今回使用する機材はエアバス A320型機(JA22MC)
ギャレーには新年らしいフラワーアレンジメントがお出迎え
6時03分、プッシュバック開始
隣の2番搭乗口では、7時00分発の羽田行きSFJ72便が出発準備中
滑走路に向かうタキシング中、機内安全ビデオが放映された
6時30分ごろの西の空の様子
6時34分、機内サービスが開始。おなじみのタリーズ製コーヒーとチョコレートの組み合わせやソフトドリンクが提供された
今回はシートモニターのマップ機能が表示されず、現在地をリアルタイムで知ることができなかった。さらに鹿児島県上空では、終始厚い雲に覆われており地上の様子は確認できず
ドリンクサービスのあとにはCA(客室乗務員)が記念撮影を担当
7時01分、2019年最初の日の出が上がる
360度カメラでムービー撮影
豪華プレゼント抽選会。機内安全ビデオに登場するスターフライヤーマンからオリジナルアイテム、社長の松石氏より、北九州~台北線の往復ペアチケットを各1組ずつ
7時36分、山口県光市の上空を旋回し北九州空港へ向かう

 SFJ2019便に搭乗した参加者が北九州空港の到着ロビーに降りてくると、松石氏らスターフライヤーのスタッフがお出迎え。そのままANNEX棟に移動し、アフターパーティが開催された。こちらは前年まではなかったコンテンツで、2018年8月に稼働を開始した新社屋とともに、社員が多目的に利用できるANNEX棟がその場として提供された形となる(関連記事「スターフライヤー、本社オフィスやフライトセンターをリニューアル」)。

 パーティでは、おせち料理や機内でサービスされているドリンクとともに、デザートなども用意された。そのほか制服着用体験や機内販売アイテムの即売会、ナノブロックを使った航空機作り、お茶会など盛りだくさんの内容。

 パーティの冒頭、スターフライヤー 常務取締役の柴田隆氏から「今年は最初からよいスタートダッシュを切りたいという思いがあり、スターフライヤーの職員たちも、この初日の出フライトを機によい1年にしたいと企画してまいりました。これまでは搭乗前と機内でのおもてなしがメインでしたが、今年はこうしてお戻りになって、この場(ANNEX棟)を用意させていただきました。この施設は昨年の夏に改修をいたしまして、人材育成のために作りましたが、皆さまにお披露目したいということもございまして、短い時間ではございますが、ぜひお楽しみいただければと思います」とあいさつがあった。

 終了時には、オリジナルのトートバッグに、カレンダー2種、モデルプレーン、手帳、エアバス A320型機のナノブロック、ステッカーが封入されたお土産が手渡された。

7時54分に北九州空港に着陸。到着ロビーでは松石氏ら社員がお出迎え
ANNEX棟へ移動
棟内のいたるところにインスタ映えポイントの看板が立てられていた
2階のリラクゼーションスペースがメイン会場となり、おせち料理が振る舞われた
株式会社スターフライヤー 常務取締役 柴田隆氏
今回の参加者のなかから年末に入籍したばかりの夫婦と2019年に入籍予定のカップルが、松石氏とともに鯛の塩釜焼きの鏡開き
オードブルや刺し身の盛り合わせなどが提供された
リラクゼーションスペースからはボーディングブリッジに入ってくる航空機の様子もよく見える
茶席のスペースで抹茶を体感できた
機内で提供されているものと同じドリンクのサービス
制服の着用体験ができる部屋も設けられていた。スカーフの巻き方を知ることができた
ナノブロックでエアバス A320型機を作る部屋
パーツが細かく難易度も高い
ANNEX棟のエントランス奥のスペースでは参加者全員にお土産が配布された
お土産はカレンダー2種、モデルプレーン、ナノブロック、手帳、ステッカー、トートバッグという内容。今回の「Sunrise Flight 2019」のロゴが入ったアイテムも多く用意されていた