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第38代「ミス沖縄2019」3名が決定。歴代ミス沖縄も当時の衣装で集結
2018年11月7日 16:42
- 2018年11月3日 開催
OCVB(沖縄コンベンションビューロー)は11月3日、沖縄空手会館にて第38代「ミス沖縄2019」の選出大会を開催した。ミス沖縄2019は、2019年1月1日から12月31日までの1年間、国内外で行なわれる公式事業やイベントなどで沖縄県の観光PRや親善活動を行なう沖縄観光親善使節。
ミス沖縄2019選出大会では、第1次選考、第2次選考を通過した10名のなかから「スカイブルー」「コバルトブルー」「クリーングリーングレイシャス」の3名のミス沖縄を決定する。会場には、出場者の家族や友人など、多くの応援者が訪れた。
司会者の開会MCのあと、ファイナリスト10名がステージに登場。この日に向けて研修を重ねてきた彼女たちにとっては、晴れの舞台でもあり、勝負の舞台でもある。
主催者を代表し、審査委員長も務めるOCVB会長の平良朝敬氏があいさつ。「OCVBでは1981年から観光親善使節としてミス沖縄を毎年選出している。ミス沖縄は年間延べ600日の公式行事や観光関連イベントなどに沖縄の顔として活動している。本日、書類審査と2次審査を経て選ばれた10名のファイナリストが選出大会を迎えた。沖縄県は今年度(2018年)上期の入域観光客数が519万7300人と過去最高を更新。県が掲げる年間1000万人を目指して関係機関と連携しながら邁進しているところだ」と述べた。その目標を達成するためにもミス沖縄の活躍に期待がかかる。
最初の審査は自己紹介とウォーキング。各々が元気いっぱいに自身をアピールした。次にそれぞれの特技を披露し、個性のあるパフォーマンスが繰り広げられた。
全員のステージ披露のあと、審査員でありミス沖縄のコスチュームのデザインを手掛ける「YOKANG(ヨーカン)」デザイナーの山内カンナ氏より感想が述べられた。「毎回思いますが、皆さんの沖縄愛の熱さに圧倒されるし、特に今年は個性豊かな人が集まった。審査しながらもいろいろな衣装が浮かび、いろいろな色が浮かんでしまって、1週間でデザインできるのだろうかと心配になる。ですが、私の役割は一人一人の個性を大切にして、彼女たちが袖をとおしたときに一歩踏み出せる勇気が出る衣装を手掛けることなので、どなたが選ばれても大丈夫です。なので審査員の皆さま、自由に審査してください(笑)」と和やかな雰囲気で締めくくった。
審査員が最終審査のため別室へ移動。ステージでは歴代ミス沖縄が当時のコスチュームで登場した。古くはミス沖縄1982から、2017年に活躍したミス沖縄2017まで、色とりどりの衣装が見られた。
続いて現役のミス沖縄2018による年間活動報告が行なわれた。季節ごとの出来事やその時の気持ちなどを写真を交えて紹介した。
いよいよ最終審査発表へ。ファイナリスト10名が再びステージに並び、審査委員長の平良会長より結果が読み上げられた。ミス沖縄2019スカイブルーは、エントリーナンバー2番の玉城真由佳さん、コバルトブルーは、エントリーナンバー10番のスピーナ瑛利香さん、クリーングリーングレイシャスは、エントリーナンバー1番の譜久里美樹さんに決定した。
平良会長から認定証の授与、ミス沖縄2018から王冠とたすきが引き継がれた。また、各審査員からはトロフィーや花束、賞品が授与された。
ステージには、花笠マハエちゃんとマハ朗くんも登場し、最後に平良会長より総評が述べられた。「今回も審査員泣かせで、皆さんそれぞれ個性があふれてバランスがよかった。各審査員からの感想は、『沖縄の文化を大切にしていることが伝わった』『沖縄への愛が伝わり、それを形にし声にしてる』『審査員からの質問にも臨機応変に応えられ、沖縄の未来に希望が持てた』『外国から多くのファンの方が訪れるこれからの沖縄の担い手として大きな期待が持てた』などが挙がった。
ミス沖縄2019の3名が来年1年間沖縄の観光の顔として活躍することを期待するとともに、今回応募された全員の今後の活躍を期待したい。また、山内カンナさんがどんな衣装を作ってくださるのか楽しみにしている」と期待を込めた言葉で締めくくった。
閉会後は記念撮影と選出者3名へのインタビューが行なわれた。
譜久里さんは「たすきの重みを感じる。誰からも慕われ、一人の女性としても成長していきたい」と感想を述べた。スピーナさんは「名前を呼ばれたときはパニックになり、家族や友達の顔が見えて涙が止まらなかった」とドキドキが止まらない様子。玉城さんは「呼ばれた瞬間ほかのメンバーのことが思い浮かんだ。研修で一緒に高め合ってきたので、皆さんの分もがんばりたい」と思いを語った。
また目標とする、あるいは尊敬する女性像を訪ねると、譜久里さんは「研修で講師をしてくれたミス沖縄OGの阿波根あずささん。阿波根さんのように元気で素敵な女性を目指したい」と話し、スピーナさんは「いつも支えてくれる母。母の存在で、自分がいつも強くいられる」、玉城さんは「姉。昨日も緊張して眠れなかったが、姉が『命が一番大事だからちゃんと寝なさい』と言ってくれて緊張が解けた」とそれぞれ答えてくれた。彼女たちの活躍と成長を楽しみにしたい。