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ANA、「ブルーインパルス」が舞う「松島基地航空祭2018」にブース出展
子供向けの制服着用やグラハン体験、航空祭限定ステッカー配布も
2018年8月27日 22:15
- 2018年8月26日 開催
ANA(全日本空輸)は、8月26日に宮城県の航空自衛隊 松島基地(宮城県東松島市)で行なわれた「松島基地航空祭2018」にブースを出展した。
ANAの松島基地航空祭へのブース出展は2018年で2回目。出展場所は広い航空祭会場の北側にあるB格納庫の中だったため、時折強く雨が降るあいにくの天気だったものの、多くの来場客が訪れていた。
ブースでは子供用のANA制服着用体験、パイロットやCA(客室乗務員)との記念撮影、マーシャリング体験など子供たちが楽しめる内容で、子供たちはANAの制服を着用して、本物のANAスタッフと記念撮影することができた。
マーシャリング体験ではオレンジ色のパドルを両手に持ち、大型のスクリーンに映し出されたマーシャラーと一緒に、タキシングしてきた航空機をスポットに誘導を行なう。大人も参加でき、写真撮影も可能だ。ブースでは「ANA×TOKYO 2020」応援企画の特別塗装機「HELLO 2020 JET」の1/50モデルプレーンも展示され、スマートフォンやカメラなどで撮影する来場者が行列を作った。
写真撮影などに参加した人には2種類のステッカーがプレゼントされた。1つは青を基調としたデザインでANAの航空機と航空自衛隊のアクロバットチーム、ブルーインパルス6機が描かれたシーズンステッカー。もう1つは「松島基地航空祭」と「2018.8.26」の文字が入った緑を基調としたデザインで、デフォルメされたANAの航空機と松島基地所属機体のF-2戦闘機、ブルーインパルスT-4(1番機)、救難隊UH-60Jがかわいらしく描かれていている。
そのほかに、ANAの時刻表や「ANAで仙台から世界へ」というキャッチフレーズの書かれた仙台空港から成田経由で世界の空港への乗り継ぎや、国内線をPRしたチラシ、涼しげなデザインのうちわなどが無料で配布されていたが、うちわはお昼ごろには品切れになるほどの人気だった。
ブルーインパルスの展示飛行
松島基地は航空自衛隊アクロバットチーム、ブルーインパルスの本拠地で、ほかの航空基地の航空祭とは違い午前の事前訓練、午後の展示飛行と2回ブルーインパルスのフライトを見ることができる。
9時40分から行なわれたブルーインパルス事前訓練では6機全機が離陸したのち天候がわるく残念ながら中止となってしまったが、午後の13時10分から行なわれた展示飛行は、それまで断続的に降っていた雨が止み、時折日差しが差し込むほどに天候が回復し、来場者にフライトを披露することができた。
松島基地に残る東日本大震災の爪痕
松島基地は2011年3月11日の東日本大震災による津波の被害を受けた基地だが、エプロン地区など地盤のかさ上げ工事や格納庫を新造するなどして復旧を果たしている。津波の脅威を風化させないため各所に残された、東日本大震災の爪痕を見ることができる。
東松島2018夏祭り
松島基地航空祭の前日、8月25日に矢本駅前通り・矢本地区商店街で行なわれた「東松島2018夏祭り」でもブルーインパルスの展示飛行が行なわれ、ANAブースも出展していた。雲が多く時折雨が降ったりもしたが、お祭り会場では多くの出店やいろいろな催し物が行なわれ、大変盛り上がっていた。