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シンガポール航空、セントレアで三菱重工・川崎重工・SUBARUを招いて最新旅客機 ボーイング 787-10就航記念式典

名古屋市長 河村たかし氏は、英語であいさつ&「好きにならずにいられない」を贈る

2018年7月28日 運航開始

セントレアを営業運航として初めて飛び立つシンガポール航空のボーイング 787-10型機(登録記号:9V-SCB)。お見送り関係者全員での記念写真

 シンガポール航空は7月28日、セントレア(中部国際空港)にボーイング 787シリーズの最新型となる「787-10型機」を就航した。シンガポールからの1番機となるSQ672便は、7時55分ごろにセントレアに到着。折り返しセントレアからの1番機となり、SQ671便としてシンガポールへ向けて出発した。

シンガポール航空 中部国際空港~シンガポール・チャンギ国際空港線

SQ671便:セントレア(10時30分)発~シンガポール(16時20分)着、毎日運航
SQ672便:シンガポール(01時20分)発~セントレア(09時05分)着、毎日運航

初便のため各種セレモニーが長時間行なわれるためか、搭乗口には搭乗待ちのお客さま向けにドリンクや軽食が用意された。サービスでは定評のあるシンガポール航空のおもてなし
式典のオープニングを飾る、東邦高校生によるダンスパフォーマンス

 このSQ671便の出発に合わせて、シンガポール航空は搭乗口でボーイング 787-10就航記念式典を開催。名古屋市長 河村たかし氏は、シンガポール航空やボーイングの関係者が多いことから冒頭のあいさつをすべて英語で行ない、最後はエルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない(Can't Help Falling In Love)」を英語で熱唱。I can't help falling in love with youの歌詞の最後をlove with Singaporeと変えながら、シンガポール大使館およびシンガポール航空関係者に贈った。

名古屋市長 河村たかし氏は、出席者に配慮して英語であいさつ&歌を贈っていた

 ボーイング 787-10型機就航を祝う鏡開きは、その河村市長に加え、シンガポール大使館 特命全権大使 ルイ・タックユー氏、中部国際空港 代表取締役社長 友添雅直氏、ボーイング民間航空機部門 サプライヤーマネジメント シニアマネージャー チャーリー・コウ氏、シンガポール航空 セールス・マーケティング担当 シニアバイスプレジデント キャンベル・ウィルソン氏、シンガポール航空 北アジア地区 リージョナルバイスプレジデント タン・ティオ・コー氏が参加。全員で「よいしょ」のかけ声でお祝いした。

鏡開きの準備が始まった
英語で積極的にコミュニケーション
鏡開き前の記念写真
「よいしょ」「よいしょ」「よいしょ」で鏡開き
シンガポール大使館 特命全権大使 ルイ・タックユー氏(中央)、中部国際空港株式会社 代表取締役社長 友添雅直氏(右)もガッチリ握手

 また、この地がボーイング 787シリーズの部品の35%を生産するということもあり、三菱重工業・川崎重工業・SUBARUの製造スタッフ各2名がボーイング チャーリー・コウ氏の紹介により登壇。シンガポール航空 タン・ティオ・コー氏から社を代表して記念品を贈られるとともに、サプライズとしてシンガポールへのホテル付き往復旅行チケットが手渡された。さらにボーイングからも、シンガポールにあるボーイング 787シミュレーター利用権をサプライズプレゼント。実際にパイロットの訓練施設を訪れ、本格的な787シミュレーターを楽しめる。

この地が、ボーイング 787シリーズの部品35%を生産することなどを紹介するボーイング民間航空機部門 サプライヤーマネジメント シニアマネージャー チャーリー・コウ氏。製造のお礼を述べた
後列は式典に参加した製造スタッフ。チャーリー・コウ氏の招きで登壇
三菱重工業株式会社
川崎重工業株式会社
株式会社SUBARU
シンガポール航空 北アジア地区 リージョナルバイスプレジデント タン・ティオ・コー氏より、ボーイング 787-10型機のモデルプレーンなどが贈られる
ここからがサプライズ。シンガポール航空からはホテル宿泊付きの旅行チケット、ボーイングからは787シミュレーターの利用権が、製造への感謝を込めてプレゼントされた
ボーイング 787製造サプライヤー、ボーイング関係者、シンガポール航空関係者による記念写真

 この日は台風12号が夜過ぎに上陸するという予報が出ており、風雨が心配されたが、着陸時に小雨がぱらついただけで、SQ671便の離陸時刻となる11時には青空が見え始めた。

天候が急回復する中、搭乗が始まった。初便の搭乗客へ特別なプレゼントを実施

 雨が降ると、河村市長らによる地上からの見送りはキャンセルされる予定だったが、天候が急回復したため当初の予定どおり実施することに。ダンスを披露した東邦高校の学生、三菱重工・川崎重工・SUBARUの製造スタッフ、シンガポール航空やボーイングのスタッフなど大勢の関係者が、セントレアを営業運航として初めて飛び立つボーイング 787-10型機を見送った。

大勢の関係者でお見送り
最新鋭旅客機 ボーイング 787-10型機を見送る河村市長ら
プッシュバック最後まで手を振っていた河村市長
プッシュバックし、滑走路へ向かうシンガポール航空のボーイング 787ー10型機
製造スタッフで記念写真
お互いに記念写真を取り合う
感慨深げに見守るSUBARUスタッフ
製造会社の広報スタッフも加わって記念写真
離陸も見送る三菱重工・川崎重工・SUBARUの製造スタッフ
セントレアを離陸する、シンガポール航空の最新鋭旅客機 ボーイング 787-10型機