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ANA、日中友好に尽力した2代目社長・岡崎嘉平太の特別展。7月24日から羽田空港で開催
11月から北京・清華大学でも実施
2018年6月30日 00:00
- 2018年7月24日~8月20日 開催
ANAHD(ANAホールディングス)は、日中平和友好条約締結から40周年を迎えることを記念し、日中貿易を通じて両国の国交正常化に尽力したANA(全日本空輸)第2代社長の岡崎嘉平太氏や、日中友好に尽力した人々の偉業を紹介する特別展「岡崎嘉平太とその時代~日中友好の井戸を掘った人々~」を7月24日~8月20日に羽田空港で実施する。
日本銀行出身の岡崎嘉平太氏は、1952年にANAの前身である日本ヘリコプター輸送の設立に加わり、1961年から1967年までANAの2代目社長を務めた。1962年に日中覚書貿易交渉の責任者として北京を訪問後、日中友好関係の促進と確立に寄与。中国国務院総理の周恩来氏とも親交を深め、1972年の日中国交正常化の際には「わが国には『水を飲むときには、井戸を掘った人のことを忘れない』という言葉がある」とのメッセージを岡崎嘉平太氏に寄せたエピソードも残る。
ANAの中国定期便は1987年4月16日に成田~北京線で運航を開始し、現在は日本から中国10都市へネットワークを拡大している(関連記事「ANA、中国路線への定期便就航30周年を記念して成田空港でセレモニー」)。ANAグループは、今回の特別展開催を通じ、両国間の文化交流や民間交流を促進することにより、さらなる友好関係の発展に貢献していくとしている。
特別展の東京開催は、羽田空港国内線第2ターミナル3階のディスカバリーミュージアムを会場に、7月24日~8月20日に行なわれる。入場は無料。11月27日からは北京の清華大学美術学院内の展示ホールでも開かれる予定になっている。