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アメリカン航空、米シカゴ・オヘア空港のターミナル3に5つの搭乗口をオープン

2026年完了を目指す同空港ターミナル拡張計画の第一歩

2018年5月11日(現地時間)発表

米シカゴ・オヘア空港に新ゲートL20~24がオープン

 米シカゴ市とアメリカン航空は5月11日(現地時間)、シカゴ・オヘア国際空港のターミナル3に新たに5つの搭乗口(ゲート)をオープンしたことを発表した。

 ターミナル3は同空港をハブ空港とするアメリカン航空や、ワンワールド・アライアンス加盟社が主に利用。日本路線を持つ航空会社としてはアメリカン航空のほか、JAL(日本航空)が出発ターミナル(到着はターミナル5)として使用している。そのターミナル3に新たにオープンしたのは、Lコンコースからせり出すように設けられた「L-stinger(Lスティンガー)」と呼ばれるエリアのゲートL20~24の5ゲート。アメリカン航空の地域路線用に使用される。

 この新ゲートはアメリカン航空が7800万ドルを投資し、20カ月をかけて建設された。同空港で新ゲートがオープンするのは、現在のターミナル5がオープンした1993年以来、25年ぶりのことだという。

 シカゴ・オヘア国際空港は、2018年3月にシカゴ市議会の承認のもと、「O'HARE 21」と名付けられた85億ドル規模のリニューアルプロジェクトを、関連航空会社などからの出資を得て進めている。ターミナル5の拡張や、ターミナル2の大幅な再建と新サテライト建設、ターミナル1と3の改装、9C/27C滑走路建設などが行なわれる。

 今回の新ゲート建設は、O'HARE 21プロジェクト発表以前にアメリカン航空がラウンジのリニューアルや新格納庫建設などを含む同空港への投資として進めていたものだが、シカゴ・オヘア空港では新ゲートオープンを同プロジェクトのスタートを示すものとしている。