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北九州空港の「スターフライヤー茶屋」で抹茶が飲める。初日は松石社長がおもてなし

11月28日~12月1日の期間限定オープン

11月28日~12月1日 8時~10時オープン

北九州空港チェックインカウンター前に「スターフライヤー茶屋」が登場

 スターフライヤーは、11月28日から12月1日までの4日間、北九州空港のチェックインカウンター前にて「スターフライヤー茶屋」を開設し、出発前の搭乗客に向けて抹茶の提供を行なっている。主に羽田行きの早朝便であるSFJ76便(09時00分発)と、SFJ78便(10時15分発)の時間帯に合わせて、8時から10時までがスターフライヤー茶屋のオープン時間となるが、誰でも利用が可能とのこと。

 初日となった11月28日、スターフライヤー代表取締役 社長執行役員 松石禎己氏が自らお茶を点てて、搭乗客に振る舞う姿も見られた。

北九州空港
スターフライヤー国内線チェックインカウンター前に登場した「スターフライヤー茶屋」

1年ぶり2度目の実施となるスターフライヤー茶屋

「スターフライヤー茶屋」は、2016年7月にも開催されており、今回で2度目の開催。今年は気温が下がってきたこの時期に、という声があったとの事で11月となった。2016年は北九州空港が10周年ということで、茶道表千家より指導を受け、最初の「スターフライヤー茶屋」が実施されたが、スタッフがさらにおもてなしの力を磨くために、よりよい時期で実施されることとなった。

 スターフライヤーの国内線チェックインカウンター前には、テーブルと椅子を用いた立礼卓(りゅうれいじょく)と呼ばれる椅子手前が設置されており、初日ということで、スターフライヤー代表取締役 社長執行役員の松石禎己氏が茶を点てた。

 搭乗受付を終えた搭乗客は、スタッフに促され着席、茶菓子を食べ、そのあとにお茶をいただく、という順で抹茶を体感。表千家教授 須田美代子氏によると、「相手によって茶の濃さも変えるのが茶道なのですが、今日は標準的な濃さで点ててもらっています。松石社長は本当にスジがよいですよ」と語ってくれた。

 茶碗は、須田氏が出雲の伊羅保釉写しなどさまざまなエリアの焼き物を準備し、来場者に向けて日ごろ馴染みのない茶道の所作などを分かりやすく説明していた。

搭乗客がやってくる前に準備を始める株式会社スターフライヤー代表取締役 社長執行役員 松石禎己氏と表千家教授 須田美代子氏
茶碗に抹茶を1杯半ほど入れる
柄杓に7割ほど入れたお湯を茶碗に入れる
茶筅(ちゃせん)で茶を点てる
出来上がり
抹茶が運ばれてくる前に茶菓子をいただく
表千家のレクチャーを受けたスタッフが茶碗を運び作法まで説明
茶碗が目の前に運ばれてくると、時計回りに90度回転させてから飲む、という手順
すべての席が埋まる時間帯もあった
合間にグランドスタッフも抹茶を楽しんでいた
表千家の須田氏は、一人ひとりに声をかけて茶道の所作について説明して回る

 SFJ78便の搭乗締切時刻を過ぎ、この日のスターフライヤー茶屋は終了。松石氏は、「昨年ぶりの茶道は、思い出しながらでしたが、あの椅子に座ると不思議と心が落ち着きますね。温かい抹茶ですので、暑い夏よりは気温が低い時期の方がよいだろうということで、今回の時期になりました。レクチャーを受けたスタッフが頼もしいですね。もう2017年も終わろうとしていますが、今年は北九州~沖縄線を就航などがありましたが、2018年はもっと積極的にイベントなどを開催してコンテンツを増やして地元の方々と交流していきたいと思っています」と語った。

「2018年はもっと積極的にイベントなどを開催してコンテンツを増やして地元の方々と交流していきたい」と語った松石氏