ニュース
スターフライヤー、都内の北九州市PRイベントで機内提供中の青森産リンゴジュース「希望の雫」配布
「KitaQフェス in TOKYO」は11月25日~26日開催中、入場無料
2017年11月25日 16:20
- 2017年11月25日実施
スターフライヤーは、11月24~26日に東京都千代田区のアーツ千代田 3331で開催されている北九州市主催のイベント「スターフライヤー presents KitaQフェス in TOKYO」に特別協賛。2017年10月から機内で提供しているリンゴジュース「希望の雫」のサンプリング配布や、シートモックアップ展示など、機内サービスを体感してもらう場を設けた。
KitaQフェスは11月24~26日の3日間、首都圏の人を対象に北九州市を身近に感じてもらうべく北九州市が実施しているイベントで、同市の観光、食、文化といった魅力を伝えるブースやPRステージなどが行なわれる。24日は企業などの関係者対象日で、25日、26日が一般公開日となる。時間は10時~21時で、一部有料イベントはあるが入場は無料。
ここに特別協賛、出展した理由についてスターフライヤー代表取締役 社長執行役員 松石禎己氏は、「首都圏での認知度を高めたい」と説明。搭乗者も九州の利用者が多く、首都圏での知名度は課題であるとのことで、「まずはスターフライヤーを知ってもらえれば」と話した。
ちなみに、スターフライヤー搭乗者の用途は、時間帯や曜日によってさまざまとのことで、朝夕はビジネス利用が多く、搭乗率が非常によいという土曜日や昼間時間帯はプレジャー利用が多いと想定され、特定層ではなく広くブランド認知を高めていく意向だ。
KitaQフェスで提供した「希望の雫」は、JAアオレン(青森県農村工業農業協同組合連合会)が製造するリンゴジュースで、元々は2008年4月~6月に起きた霜やひょうなどの自然災害の影響で、変形や傷跡のために出荷できなくなったリンゴが大量に発生した際、農家支援のためにJAアオレンが出荷できないリンゴを受け入れ、独自の「密閉搾り製法」で商品化したもの。このような事情への対策として生産されたため、いったんは製造、販売を終了したが、好評だったことから再販し、現在は定番商品となっている。
スターフライヤーでは、2016年3月の就航10周年を機に機内ドリンクを刷新を進めてきたが、定番ドリンクの一つであるリンゴジュースを選定する際に、果汁100%かつ酸化防止剤(ビタミンC)を使用していない商品として希望の雫を選定した。
また、2016年11月11日~12月28日の期間限定で北九州東京事務所にスターフライヤーがアンテナショップを開設した際、事務所をシェアしている弘前市東京事務所からの紹介で、松石氏が希望の雫を飲んだことがあり、その美味しさから印象に残っていたそうだ。そして、今年になって社員から新しい機内ドリンクとして説明があった際、一口飲んで「これ、青森のだろう!」と気が付いたという。まったくの偶然ながら、そのようなエピソードもあったそうだ。
スターフライヤー機内では、定番ドリンクとして希望の雫を提供しているほか、期間限定のジュースを提供することがあり、現在はボジョレー・ヌーヴォーをヒントにした赤ブドウのソーダ「シュウェップス グレープ ヌーヴォー」を提供中。このほかに、ミネラルウォーターは「ゆふの里」、お茶として「福岡の八女茶」といった、地元九州産の飲み物も用意している。
また、コーヒーはタリーズコーヒーのスターフライヤー・オリジナルブレンドを使用。このオリジナルブレンドは、機内提供しているチョコレートとの相性を考えてブレンドされているもので、現在提供しているのは2代目のブレンドとのこと。KitaQフェスでは、高い浄水技術を持つという北九州市の水道水「自然の恵み 技で極める 北九州 水道」を使ってドリップし、配布した。
会場ではこのほか、機内販売品の即売コーナーや、CA(客室乗務員)やパイロットの制服を着用できる撮影コーナー、本職のパイロットのアドバイスを受けながら楽しめるフライトシミュレータなどが用意され、来場者を迎えていた。