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国交省、山陰道の無料区間となる鳥取西道路の浜村鹿野温泉IC~青谷ICを12月17日開通
鳥取西道路の残り区間は2018年度開通見込み、すべてのIC名が決定
2017年11月6日 15:12
- 2017年12月17日 開通
国土交通省 中国地方整備局 鳥取河川国道事務所は11月2日、山陰自動車道の東端部分となる鳥取西道路の、浜村鹿野温泉IC(インターチェンジ)~青谷ICを12月17日に開通することを発表した。開通時刻は未発表で、決定次第の発表となる。
鳥取西道路(延長19.3km)は、鳥取市~下関市(山口県)にわたる山陰道の東端に位置する無料区間で、これまでに東側の鳥取IC~鳥取西IC間の延長1.8kmが開通済み。12月17日に開通するのは島根県寄りの延長4.7kmで、青谷羽合道路へと接続する。
残る鳥取西IC~浜村鹿野温泉IC間の延長12.8kmについては2018年度に開通。同区間に開通する2つのIC名を「吉岡温泉IC」「瑞穂宝木(みずほほうぎ)IC」とすることも併せて発表した。
国交省では、本道路の開通により鳥取県全体の観光周遊性が高まることで、例えば鳥取県西部の境港発着のクルーズ客船の乗降客が鳥取県東部の浜村温泉や鹿野温泉、鹿野往来といった観光地へ立ち寄ることへの期待を示している。
また、同地域の主要幹線道路が国道9号のみのため、年平均2回を超える全面通行止め時には2倍以上の時間がかかる大幅な迂回が発生。代替え道路としての機能や、ダブルネットワーク化することでの交通転換による渋滞緩和などの開通効果も見込んでいる。