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観光庁、新たに11モデルの広域観光周遊ルート策定
江戸文化回廊コースや五感で感じる沖縄の自然など
2017年4月13日 12:43
- 2017年4月11日 発表
観光庁は、共通するテーマ性・ストーリーを持った一連の魅力ある観光地をネットワーク化した「広域観光周遊ルート」の形成促進事業において、2016年6月に4ルートの追加を行なったことは本誌でも既報のとおりだが、4月11日に具体的な11のモデルコースを策定したと発表した。
これで、前回策定された20のモデルコースと合わせて、全国で31のモデルコースが策定されたことになる。今後は各モデルコースの海外への情報発信や、旅行会社における旅行商品の造成を促進することで、外国人旅行者の地方誘致に力を入れていくという。
日本のてっぺん。きた北海道ルート
実施主体名:きた北海道広域観光周遊ルート推進協議会
対象市場:台湾、香港、タイ
モデルコース(1):The Top of Japan – 夏
コンセプト:きた北海道の夏。雄大な自然と日本一の食を巡るレンタカーの旅
モデルコース(2):The Top of Japan – 冬
コンセプト:きた北海道の冬。スノーアクティビティと日本一の食を巡る列車の旅
モデルコース(3):The Top of Japan – 離島巡り
コンセプト:きた北海道の離島めぐり。花と野鳥の楽園、絶景の島々を巡る旅
広域関東周遊ルート「東京圏大回廊」
実施主体名:関東観光広域連携事業推進協議会
モデルコース(1):自然大回廊(太平洋)コース
コンセプト:比較的冬の降水量が少なく、山、海等の自然の豊かさを感じられる地域であり、新緑や海の自然等を体験できるコース
対象市場:中国、台湾、香港
モデルコース(2):自然大回廊(日本海)コース
コンセプト:厳しい自然をくぐり抜けた、豊かな食材等を満喫できる旅
対象市場:アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア
モデルコース(3):江戸文化回廊コース
コンセプト:徳川家康が江戸に幕府を開いてから、265年の間花開いた武家、町人文化が残る地域を巡る旅
対象市場:台湾、タイ、ベトナム
縁の道~山陰~
実施主体名:山陰インバウンド機構
モデルコース(1):日本の原風景
コンセプト:世界遺産や日本遺産に代表される「歴史遺産」などを楽しみ、真の日本を発見する旅
対象市場:フランス、香港、台湾
モデルコース(2):ジオパーク&ナショナルパーク・アクティビティ
コンセプト:山陰ならではの自然体験・エコツーリズムを楽しむ旅
対象市場:香港、韓国、台湾
Be.Okinawa 琉球列島周遊ルート
実施主体名:Be.Okinawa 琉球列島周遊ルート形成推進協議会
モデルコース(1):Secrets of Okinawa History(沖縄の歴史と琉球王国の誕生秘話)
コンセプト:琉球創世神話と琉球王国の繁栄を辿る旅
対象市場:アメリカ、フランス、ドイツ、台湾
モデルコース(2):Gateway to Okinawa Lifestyle & Culture(人々の暮らしと琉球文化)
コンセプト:代々受け継がれる独自の伝統文化、自然と調和したライフスタイルに触れる旅
対象市場:アメリカ、フランス、ドイツ
モデルコース(3):Wild Adventure of Okinawa Archipelago(五感で感じる沖縄の自然)
コンセプト:亜熱帯の豊かな自然の恵みや神秘的な海を感じる旅
対象市場:アメリカ、フランス、ドイツ、台湾、香港