国交省、南九州西回り自動車道 出水阿久根道路を11月12日16時に全線開通

南九州西回り自動車道 出水阿久根道路のラスト1区間、出水IC～高尾野北ICが11月12日16時に開通

　国土交通省 九州地方整備局 鹿児島国道事務所は、南九州西回り自動車道を構成する出水阿久根道路の最後の未開通区間となっていた出水IC（インターチェンジ）～高尾野北ICを、11月12日16時に開通することを発表した。

　九州自動車道の八代JCT（ジャンクション）～鹿児島JCT間を結ぶ西海岸寄りの道路として整備が進められている延長約140kmの南九州西回り自動車道。その一部を構成する延長14.9kmの出水阿久根道路は、阿久根IC側から北上する形で延伸し、2017年3月11日までに高尾野北IC～阿久根IC間が開通し、出水IC～阿久根IC間の延長3.9kmを残すのみとなっていた。11月12日に決まった同区間の開通をもって、出水阿久根道路は全線開通することになる。

南九州西回り自動車道と出水阿久根道路の位置図

今回開通するIC

　国交省では、出水市～阿久根市間の所要時間を、出水IC～阿久根IC間の全線開通により、出水阿久根道路未整備時に比べて約15分短縮すると試算。2014年度の熊本～台湾の直行便就航以降、インバウンド向けに着物の着付けなどの体験型アクティビティの提供やWebサイトの多言語化など積極的なインバウンド受け入れ施策を行なってきた出水市への、さらなる外国人訪問客増加に期待を寄せている。

出水阿久根道路の全線開通による移動所要時間の短縮

出水市のインバウンド増加への期待