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ニューカレドニア観光局長、ラグーンの世界自然遺産登録10周年の2018年にキャンペーン実施を明言
エアカランはA330-900neo型機導入でプレミアムエコノミークラスを新設
2017年10月26日 21:44
- 2017年10月26日 開催
ニューカレドニア観光局は10月26日、旅行業界・報道関係者を招いて都内で懇親会を開き、ニューカレドニアのPRを行なった。当日は現地ツアー会社やホテル、ランドオペレーターなど10社が来日しており、それぞれの強みをアピールしていた。
冒頭の挨拶に立ったニューカレドニア観光局 本局局長のジャン=マルク・モスラン氏は、2016年度に同島を訪れた日本人が前年比5.5%増であったことや、2008年にラグーン(礁湖)がユネスコの世界自然遺産に登録されてから来年で10周年を迎えることを記念してキャンペーンを実施予定であることに言及し、海はもちろん、陸のアクティビティも強くアピールしていくと説明した。
首都ヌメアのトントゥータ国際空港をハブとするエアカラン(エア・カレドニア・インターナショナル航空)日本支社長の足立峯之氏は、2019年にエアバス A330-900neo型機を導入してプレミアムエコノミークラスを新設することに触れ、現行機材のビジネス+エコノミーの2クラスから3クラスとなり、座席数も増えることから、日本からの送客がより充実する期待を述べた。
このほか、現地ツアー会社やホテル、ランドオペレーターがそれぞれ短く挨拶を行なった。
世界遺産に登録されたブーライユのラグーンへ案内するツアーを催行する「ブルーパラダイス」は、グリーン島までインストラクターとともにジェットスキーで訪れるサービスを行なっている。
ヌメアのビーチに立つホテル「シャトーロワイヤル・ビーチリゾート&スパ」は4つ星の複合リゾートで、計108室のスイートルームを擁する。
「デスティネーション・イルデパン」はイル・デ・パンに特化した現地の国内旅行会社で、クトビーチに立つクブニーホテルの予約なども受け持っている。
「GLPホテルズ ニューカレドニア」は2008年設立の同島最大級のホテルグループで、「ヒルトン・ヌメア・ラ・プロムナード・レジデンス」「ヌバタ」「エスカペード・アイランド・リゾート」を運営する。
個人旅行・団体旅行、コーディネーター手配、通訳手配などを手掛ける「ランドコミュニケーションズ・ニューカレドニア S.A.R.L.」は現地で日本人スタッフが24時間連絡可能な体制を採っているという。
「ロイホテルズ」はニューカレドニア北東に位置するロイヤルティ(ロワイヨテ)諸島に5つのホテルを持つグループで、先住民族カナックの文化を感じられる立地という。
「マリオット・インターナショナル・ニューカレドニア」は、ゴルフコースを併設するシェラトン・ニューカレドニア・デヴァ・スパ&ゴルフ・リゾートなど、ビーチに面した3棟の5つ星ホテルを運営する。
ランドオペレーターの「ヌメア・ディスカバリー」は35年以上前からアメデ島のツアーを催行しており、同社のガイドは日本語対応も可能とのこと。
「トラベルファクトリージャパン」は約30年の歴史を持つ日系のランドオペレーターで、日本人/日本語対応スタッフや自社バス運行、マリンアクティビティショップ、ダイビングショップ、レストランなどを運営する。
主催のニューカレドニア観光局からは、懇親会の途中でスライドを交えた「お勧めポイント」の紹介があった。世界自然遺産のラグーンはもちろん、マンタやジュゴン、ウミガメを見ることのできる海や、4000の植物のうち3200が固有種であること、マングローブの森にハート形が浮かび上がった「ヴォーのハート」、海に沈んだ大陸ジーランディアの一部といわれる「レキンの断崖」、カナック民族の住居「カーズ」など、海と陸の見どころを説明した。