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東北中央道 福島大笹生IC~米沢北ICが11月4日開通。冬も安心な無料高速が米沢まで一気に延伸
2017年10月2日 12:41
- 2017年11月4日 開通
国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所、同 山形河川国道事務所、福島県、山形県、NEXCO東日本(東日本高速道路)東北支社は、東北中央自動車道の福島大笹生IC(ふくしまおおざそうインターチェンジ)~米沢北IC間の延長35.6kmを、11月4日に開通する。
東北中央道と東北自動車道とを結ぶ福島JCT(ジャンクション)から山形方面へは、2016年9月に最初の区間となる福島JCT~福島大笹生ICが開通。ここから山形県米沢市まで一気に開通することになる。同区間は新直轄方式で整備される道路となるので無料通行が可能だが、福島JCTでは乗り降りできない点に注意を要する。
新たに開通する区間に並行する国道13号の栗子峠は降雪量が多く、急勾配や急カーブ箇所があり、大型車両などの立ち往生が東北地方で1位となる年間130台(東北全体の約8割、2016年度)発生するほか、通行止めが年平均4回発生する冬期交通の難所となっている。東北中央道では8972mの栗子トンネルにより急勾配や急カーブ箇所を回避できるようになる。国交省では、福島市役所~米沢市役所間の所要時間として、国道13号を通行した場合は約1時間、国道13号が通行止めとなり国道113号へ迂回した場合に約2時間を要するのに対し、東北中央道を利用すると約40分に短縮されると試算している。
米沢市はこれまでにも山形新幹線が乗り入れているが、東北中央道の開通で高速道路も関東方面とつながることになることから、福島県内の自治体との観光連携強化に向けた取り組みを行なっているという。
また、観光ゲートウェイとしての情報発信、高速バスと連携して関東や福島方面と山形県内との交通結節点としての機能を持つ道の駅「米沢(仮称)」が2018年春にオープンする予定となっている。