那須ハイランドパーク、ドッグカフェや新アトラクションをオープン

那須ハイランドパークは、那須高原に作られた東日本最大級の遊園地

　藤和那須リゾートが運営する遊園地「那須ハイランドパーク」は3月18日、愛犬と園内でゆっくりと過ごせるドッグカフェ「WON'DERFUL CAFE（ワンダフル・カフェ）」や、屋内型アスレチックアトラクション「レーザーミッション～宇宙爆弾を解除せよ～」をオープンした。

　3月1日に先行オープンしているアトラクションと合わせて、春休みやゴールデンウィークに向けた2017年春のラインアップがすべて出揃ったことになる。

　那須ハイランドパークは、すでに日本でペットの数が子供の数を上回り、家族の一員となっていることを受けて、休日に愛犬と家族全員が一緒に楽しめる日本一のリゾートを目指している。園内は愛犬同伴での入園が可能で、一部のアトラクションは一緒に楽しめるが、今までは店舗内に入ることができず、食事や休憩に制限があった。今回「WON'DERFUL CAFE」がオープンすることで、1日ゆっくりと愛犬とともに楽しめるようになった。

那須ハイランドパーク

所在地：栃木県那須郡那須町高久乙3375
アクセス：東北自動車道路 那須IC（インターチェンジ）からクルマで約20分、黒磯板室ICからクルマで約30分
TEL：0287-78-1150
営業時間：通常9時30分～17時 ※3月1日～25日10時～16時、4月29日～5月2日9時～17時30分、5月3日～7日8時～18時、7月22日～31日9時～17時、8月9時～17時30分（ただし11日～16日は8時～18時）
休園日：3月8日/15日、6月20日/21日/27日/28日
入園料：大人1600円、小人（3歳～小学生）800円、ファンタジーパス（乗り放題パス）セットは大人5100円、小人3600円
Webサイト：那須ハイランドパーク

　那須ハイランドパークは、那須高原に作られた東日本最大級の遊園地で、10大コースターをはじめ、約40種類のアトラクションや季節ごとのキャラクターイベントなどを開催。親子3世代で楽しめるようになっている。コースター系アトラクションだけではなく、園内を流れる渓流での魚釣りや、足湯などのアウトドアエリア、夏にはウォーターエリアなども設置される。

愛犬とゆったり過ごせるドッグカフェ「WON'DERFUL CAFE」

開店日：2017年3月18日

3月18日にオープンしたドッグカフェ「WON'DERFUL CAFE（ワンダフル・カフェ）」

「WON'DERFUL CAFE」は、犬用のご飯やおやつ、グッズなどが揃い、愛犬と一緒に過ごすことができるカフェ。ウッドデッキのテラス席のほか、店内は一部のスペースが愛犬と一緒に入店できるようになっている。

　メニューは軽食が中心。那須ハイランドオリジナルクッキーは、犬も一緒に食べられる。テラス席や店内には、リードフックやペット専用ゴミ入れも設置されている。

カフェの前には、広いウッドデッキが広がる

ウッドデッキに設置されたテラス席

テラス席にはリードフックが複数個所設置されている

ウッドデッキの近くには、ペット用ゴミ入れも完備

カフェの大きな屋根は、雨の日だけでなく、強い日差しも避けられる

カフェ入口に貼られた注意書き

愛犬と一緒に入店できるスペース

那須ハイランドオリジナルクッキーは、人も犬も食べられる

那須ハイランドオリジナルクッキー（紅茶/チョコ/抹茶）は1枚150円（写真提供：那須ハイランドパーク）

パンケーキ（アップルシナモン）ドリンクセットは1000円（写真提供：那須ハイランドパーク）

調理や販売するスペースは、犬の入店ができないようになっている

大きな窓ガラスで、景色を眺めながら休憩できるカウンターも設置される

「WON'DERFUL CAFE」のカウンター

屋内型アスレチックアトラクション「レーザーミッション～宇宙爆弾を解除せよ～」

開催期間：2017年3月18日～8月31日（予定）
開催場所：カルーセルパーク＆ヴィクトリアンガーデン内 JOYJOYプラザ1～2階
料金：ファンタジーチケット500円分 ※別途入園料が必要、ファンタジーパスの利用は不可 、小学生未満は保護者同伴

3月18日オープンの新アトラクション「レーザーミッション～宇宙爆弾を解除せよ！～」

　仕掛けられた宇宙爆弾を解除するため、5つのミッション（指令）のクリアを目指す体験型アトラクション。グルグルと回る星の渦を抜け宇宙空間にワープする「スペースワームホール」や、落下する隕石を踏まないように宇宙船の入口を目指す「メテオステップ」など、数々のミッションに挑戦していく。

　ヒントを頼りに進める謎解きなど、子供から大人まで一緒に楽しめるようになっている。アトラクションの名前にあるように、最大の山場はレーザーが張り巡らされた部屋でのミッション「レーザーメイズ」。映画やアニメによく出てくるような、壁から壁に無数のレーザー光線が張り巡らされた部屋で、レーザーに触れないように移動して指定されたボタンを押していく。

入口を入ると、SF的な情景が広がる

モニターにミッションの説明が映し出される

宇宙空間にワープする「スペースワームホール」

「メテオステップ」は、落下する隕石を踏まないように進む

真っ暗な宇宙空間から宇宙船内に入るための「スペースチューブスライダー」

船内通路を進んでいくと、壁にヒントが表示されている

宇宙爆弾を無効化するための迷路になっている「サイケデリックメイズ」

サイケデリックメイズには、さまざまな罠が仕掛けられている

迷路をクリアして宇宙爆弾に到達。爆発を解除して脱出する

脱出を阻む「レーザーメイズ」。制限時間もあってなかなか難しい

「超・体・感！ウルトラヒーローズワールド」

開催期間：2017年3月1日～2018年1月8日（予定）
料金：無料 ※別途入園料が必要

3月1日にオープンした「超・体・感！ウルトラヒーローズワールド」

「超・体・感！ウルトラヒーローズワールド」では、全高約8.1mの1/1スケールウルトラマン肩上像をはじめ、今年50周年を迎えるウルトラセブンの巨大像や、歴代ウルトラヒーローの立像などのフォトスポットが多数用意される。

　昭和から平成に活躍したウルトラマンの巨大ジオラマや、ウルトラマンオーブに変身するオリジナルムービー（DVD）が作れるエリア（有料）などもあって、世代を越えて楽しめるイベント。

ウルトラマンシリーズの衣装や撮影アイテムも展示される

初代ウルトラマンの科特隊隊員服やジェットビートルはレプリカ

帰ってきたウルトラマンのマットアロー1号、2号は実際撮影に使用されたもの

歴代ウルトラマンの立像が並ぶ。残念ながら、オーブやゼロなど最新のウルトラマンはいない

生誕50周年を迎えるウルトラセブンの巨大像

緻密な作りに大人も引き込まれる巨大ジオラマ

1/1スケールウルトラマン肩上像は、全高約8.1mもある

「らくがきミュージアム」

開催期間：2017年3月1日～8月31日（予定）
料金：平日1名600円、土・日曜/祝日/ゴールデンウィーク/夏休みシーズンは1名800円 ※別途入園料が必要、ファンタジーパス利用客は100円引き、館内アトラクション用カード5枚付き、大人1名＋小人1名＋カード5枚付きで1000円の親子券もあり

3月1日にオープンした「らくがきミュージアム」

　自分の描いたモンスターを操作してバトルする「らくがきモンスターズ」をはじめ、さまざまなアトラクションが用意された参加型イベント。最新のデジタル技術で、自分の描いた絵が動いたり泳いだり、戦ったりする。

　入館すると5枚のカードが渡され、それぞれに自分で海の生き物やヒーロー、モンスターや戦闘機などを描く。各アトラクションでは、それぞれのカードに描かれた画像を読み込んで、それがキャラクターとなって鑑賞や遊ぶことができるようになっている。

　アトラクションは、カードに描いた魚が画面の中を泳ぎ回る「らくがき水族館」、カードに描いた自分だけの星座が夜空に浮かぶ「らくがきプラネタリウム」、カードに描いたモンスターを召喚し、魔法の呪文でバトルをする「召喚らくがきモンスターズ」、カードに描いた戦闘機が入り乱れて大暴れする「らくがきウォーズ」、巨大モンスターを相手にカードで描いたヒーローで戦う「らくがきヒーローズ」の5種類。このアトラクションは8月31日までの開催となっている。

5種類のアトラクションで遊ぶことができる

受付で5枚のカードがもらえ、それぞれに自分で絵を描いていく

「らくがき水族館」は、自分が描いた魚が泳ぐ

カードのキャラクターがスキャンされ、画面の中に登場する仕組み

カードに描いたモンスターを召喚してバトルする「召喚らくがきモンスターズ」

魔法の書（左）にカードをセットして召喚する。操作は声と魔方陣（右）で行なう

カードの戦闘機が戦う「らくがきウォーズ」（右）と、巨大モンスターを倒す「らくがきヒーローズ」（左）

「らくがきヒーローズ」は、子供たちが描いたヒーローが協力して、モンスターを退治する

愛犬と一緒にアトラクションを楽しめるチケットも販売

「わんっダフルパス」（1000円）を購入すればテニスコート2面分、約1300m²の総天然芝のドッグラン（小型犬用と中・大型犬用の2エリア）の利用や、カルーセル（メリーゴーランド）、大観覧車、ポップンスマイルの3つのアトラクションを愛犬と一緒に乗車することができる。

「わんっダフルパス」は、入園ゲートを進んだところにあるチケット売り場でのみ購入できる

「わんっダフルパス」には、ドッグランを利用する暗証番号も記載される

わんっダフルパスで乗れるアトラクション「カルーセル（メリーゴーランド）」

ペット同乗できる馬車は2つあり、キャリーバッグかケースに入れて乗車する

ペットと同乗できる「ポップンスマイル」

ペット同乗専用ゴンドラが1つ用意される

1周は約2分40秒。ゆっくりとゴンドラが動いていく

ペットと一緒に乗れる大観覧車

ペット同乗専用ゴンドラの入口は、一般の入口と分かれている

乗車するための階段もペット同乗専用が分かれている

ペット同乗専用ゴンドラは2つ用意され、キャリーバッグかケースに入れて乗車する

ゴンドラ内には、ペット用トイレも用意されている

ゴンドラが上がっていくと、雄大な那須高原が目の前に広がる

振り向けば、那須連山を見ることができる

ドッグランは南西の入園ゲートからかなり離れた場所にある

テニスコート2面分の広々としたドッグラン

小型犬用ドッグラン。入口のロックを解除する暗証番号は、「わんっダフルパス」に記載さている

大型犬・中型犬用のドッグランも、基本は小型犬用と同じ

ゴミ箱に並んで、ペット用ゴミ入れも設置されている

ペット専用の足洗い場も用意されている

　那須ハイランドパークには、コテージタイプのオフィシャルホテル「那須高原TOWAピュアコテージ」が隣接し、宿泊を伴った利用も可能。このコテージでは、プライベートミニドッグランや足洗い場を完備した愛犬と泊まれる部屋も用意されている。

　さらに春より、動物愛護団体に保護された犬の里親探しを実施する。これは、年間約8万3000頭（2015年環境省統計資料）に及ぶペットの殺処分という現実に対し、「リゾート地としてできること」として行なう「The Small life One can Save（小さな命を守る活動）」の一環。

　4月下旬には保有する敷地内に里親犬舎の建設、里親探しを推進する「SOSふれあい広場」をパーク内に設置するなどを予定している。また、遊園地やコテージの売上の一部をSOS活動に充当する。