ニュース
ツインリンクもてぎ、ホテル内レストランが7月15日リニューアルオープン
特注石窯で焼いた肉料理や無農薬野菜を味わえる「森のレストランMARCHERANT」
2016年7月13日 20:49
- 2016年7月15日17時30分 リニューアルオープン
モビリティランドが運営するツインリンクもてぎは7月15日にホテルツインリンク1階にある「レストラン グリーンベイ」をリニューアルし、「森のレストランMARCHERANT(マルシェラン)」として、ディナータイムよりオープンする。
森のレストランMARCHERANT
リニューアルオープン日:2016年7月15日
グランドメニュー料金:ランチ1100円~、ディナー1800円~
ディナービュッフェ料金:大人(中学生以上)3900円、小学生2800円、幼児(3歳~未就学児)1550円
営業時間:ランチタイム11時30分~14時、ディナータイム17時30分~21時(ディナービュッフェは繁忙期と土曜のみ営業)
所在地:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1 ツインリンクもてぎ内 ホテルツインリンク1階
TEL:0285-64-0489(9時~17時30分)
Webサイト:森のレストランMARCHERANT
石窯で調理した肉や新鮮な無農薬野菜をビュッフェ形式で楽しむ
マルシェランとは、市場を意味する「マルシェ」とレストランを合わせた造語で、活気あるレストランをイメージしたもの。店内には石窯のあるオープンキッチンを新設し、素材の旨みを閉じ込めた焼きたての石窯料理、栃木県茂木町の地場産食材を使った料理などを提供する。また、行楽シーズンや週末に利用が増えるファミリー層に向け、ビュッフェスタイルを取り入れたディナーも開始する。
「五感で味わい、食べる喜びを再発見」がコンセプト。今回のリニューアルが単なる改修ではなく、レストラン全般のトータルプロデュースも同時に進めてきた。数々の有名店舗をプロデュースする「キッチンエヌ」が2014年春よりレストラン全般のコンサルティングを担当しており、今回のリニューアルも、メニューの監修をはじめ、数々のアドバイスを受けながらマルシェランが誕生したという。
安心・安全で新鮮な野菜を提供するため、農薬を一切使用していない茂木町の自然農園「空土(くうど)ファーム」が協力。毎日新鮮な野菜を提供するだけではなく、店内に設置された、自然光を取り入れた菜園の管理も担当する。現在は、バジルとナス、イタリアンパセリ、ピーマン、虫除けとしてマリーゴールドを栽培。夜はライトアップして、野菜の葉などが見える演出となっている。
空土ファームの野菜は、ビュッフェの中に特別なエリアを設け、「マルシェバー」として提供される。マルシェバーで提供される野菜は、その日採れた日替わりの野菜。マルシェバーは菜園の手前に設置され、新鮮な野菜を皿に盛る際に、実際に栽培されている野菜の姿を見ることで、スーパーで売られている野菜しか見たことがない子供たちに向けた食育の一環としている。菜園で栽培する野菜の収穫時期(夏の終わり)には、子供たちに収穫体験をもらい、野菜を持ち帰ってもらおうと計画しているという。空土ファームの野菜は、マルシェバーのほか、ビュッフェで提供される料理の一部にも使用される。
マルシェラン一番の目玉は、リニューアルに合わせて新たに設置された特注の石窯。普通の石窯は半円形だが、この石窯は四角く作ってある。通常、形状が四角だと周辺部の温度が下がってうまく焼けないが、この石窯は特別な作りで、手前から奥まで温度差がほとんどないという。
ピザを焼くというよりは、肉や魚、フランス家庭料理のアッシュパルマンテ(ポテトで作るミートパイ)やドフィノア(ポテトグラタン)などが、パリッとして美味しくでき、遠赤外線によって、外側は強火で、中はじっくり焼けるのが特徴。ローストビーフも、外側は焦げているが、中は低温でじっくり焼けるのでとてもやわらかくできるという。
この石窯は日本に1台しかなく、ここでしか味わえない。また石窯が設置されるのはオープンキッチン。シェフが腕を振るって料理を仕上げる実演風景だけでなく、調理する音、石窯の熱気、炎で燻された香りなどを感じることができる。
ディナービュッフェでは、栃木県ならではのご当地グルメも取り揃えられている。ヤシオマスと呼ばれる栃木県が開発した大型のニジマスを丸ごと1匹使ったアクアパッツァは、彩り野菜と一緒にハーブやオリーブで煮込んだもの。アクアパッツァは普通、白身の魚を使うが、ヤシオマスで作っても美味しくできるとして開発。スープも一緒に飲むことで、風味豊かな味わいを感じられるという。ほかにも、栃木県ご当地そばや、冷やし水餃子などが提供される。
ファミリーや子供向けのメニューとしては、多くの子供が苦手な野菜を使った「苦手野菜克服メニュー」が提供される。子供たちにも野菜をたくさん食べてもらいたいという願いを込めながら、シェフが野菜の刻み方や調理法、見た目を工夫しながら作っている。
ほかにも、離乳食サービスや、夏休みの子供連れファミリー限定で、ホテルツインリンク名物スイーツ「那須牛乳のみるくアイスでメロンのストーンアイス」が提供される。また、デザートは、子供や女性が食べやすいように、小分けで小さいサイズに仕上げられている。
ディナービュッフェのメニューは約60種類。さらにオリジナルドレッシングやシーズニングなどが加わる。毎日新鮮な野菜が提供される空土ファームのマルシェバー以外のメニューは通年同じで内容は変わらないという。
8月28日まではディナービュッフェのみの営業となり、以降、ディナービュッフェの営業は繁忙期と土曜日のみとなる。また、ディナーブッフェは宿泊客を優先とし、宿泊客以外には事前の電話予約をお願いしているという。ランチやディナービュッフェ以外の営業はグランドメニューでの営業となり、ツインリンクもてぎへの来場客が自由に利用できる。
美味しい料理をしっかり食べて、思いきり遊んでほしい
レストランのリニューアルオープンに先駆けて行なわれた報道陣向け発表会では、ツインリンクもてぎ支配人の引地伸之氏が登壇し、「この夏は、ホテルツインリンクや森と星空のキャンプヴィレッジに宿泊して美味しい料理を食べ、モビパークやハローウッズで目いっぱい遊んでいただきたい。そのようなお客さまで場内を一杯にしたい」と挨拶した。
続いてツインリンクもてぎ ホテル課レストラン担当の上野圭美氏が登壇し、「これまでの店内は、ビュッフェ用にレイアウトされたものではなかったため、フードレーンの通路が狭い、料理が取りにくいという声があった。座席数についても、ファミリー客で満室となってしまう場合は、地下の会場を利用して臨時の営業をしていた」とリニューアル以前の問題点について説明。
「今回のリニューアルで、ビュッフェ用のフードレーンを新設し、店内の壁を撤去して広い空間を確保した。座席も30席増やし、250席にすることですべての宿泊客がレストランで夕食を利用できる環境を整えることができた」とした。
最後に茂木町自然農園「空土ファーム」代表の松原努さんが登壇。「アレルギー体質だったので、元々、野菜や農薬に関心があった。農家の手伝いを契機に、茂木町で就農したのが2005年。子供が生まれ、今一番の喜びは、自分が作った米や野菜を食べさせてあげること」と挨拶。ホテルツインリンクのレストランで野菜を提供することについては、「茂木町の役に立ちたい。ホテルツインリンクで野菜を食べた人が、また茂木町に来たい、茂木町に住みたいと思えるようになってくれたらうれしい」と語った。