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京阪電車、2017年度から大津線車両の色を変更して京阪線とイメージ統一
京津線と石山坂本線に路線識別マークを設定
2017年3月14日 14:06
- 2017年3月13日 発表
京阪電車(京阪電気鉄道)は3月13日、大津線(京津線、石山坂本線)全車両のカラーデザインを2017年度から4年間をかけて順次変更、3色カラーの現在の京阪線とイメージを統一する。大津線のうち、京津線と石山坂本線の車両イメージも統一されるため、車両を識別しやすくするマークも設定する。
大津線の車両は、京都市営地下鉄東西線と乗り入れる京津線の800系と、石山坂本線の600形、700形があるが、いずれも上部から濃緑色(レスト・グリーン)、黄緑色(フレッシュ・グリーン)、白色(アトモス・ホワイト)の3色の塗り分けへと変更、「京阪の伝統色のグリーンに白色を織り交ぜることで現代的感覚をプラスするカラーデザイン」としている。
この結果、これまで異なっていた京津線と石山坂本線の車両が同じ配色となるため、2017年6月から路線識別マークを設定、行き先表示器と並べて表示して、両路線を識別しやすくする。京津線は山を越えて東西へ走る4両編成の路線、石山坂本線は琵琶湖の水色の横を2両編成の電車が南北に走ることを抽象化した。
車両のカラーの変更の具体的スケジュールは、2017年4月に塗装工事に着手し、6月に1編成目となる700形の塗装変更が完了し、営業運行を開始する。同時に路線識別マークの運用も開始する。全車両の塗装変更が完了するのは2021年3月としている。