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JAL、太宰府天満宮へ受験生の願いが込められた特大絵馬を奉納

全国11空港から集まった7488枚の願い札を奉納。2017年で21回目

2017年2月13日 実施

JALは受験生の願いが込められた特大絵馬を太宰府天満宮へ奉納した

 JAL(日本航空)は、福岡空港をはじめとした全国11の空港で、受験生を応援するための特大絵馬を設置し願い札を受け入れていた。2016年12月22日から受け付けを開始し、1月31日までに絵馬に掛けられた願い札が2月13日、太宰府天満宮に奉納された。その奉納式の模様をレポートする。

奉納式には福岡空港で働くJALスタッフ々が参列

奉納式が行なわれた太宰府天満宮の本殿

 福岡空港に設置された特大絵馬については本誌でも既報のとおりだが、これは1996年から実施されている企画で、今回で21回目となる。

 受験生の願い札を集める企画は、福岡空港以外に新千歳空港、仙台空港、高知空港、那覇空港、久米島空港、宮古空港、石垣空港、与那国空港、南大東空港、多良間空港と、計11空港で実施された。集まった願い札は7488枚で、福岡空港は約3500枚と半数近くを占めたという。

 奉納式は、願い札の載った三方(さんぼう)を抱えた福岡空港勤務のグランドスタッフ2名、九州地区総務部部長である高木淳氏、そして特大絵馬という順番に楼門をくぐり境内を進むところからスタート。本殿前で神職に願い札を委ねたのち、JAL関係者が本殿内に上がり奉納式へ。そして修祓(しゅばつ)の儀、鈴祓いの儀、玉串奉納の儀の順に拝礼が進み、奉納式は終了した。

楼門をくぐり抜けるJAL福岡空港支店の一行
三方を持った先頭のグランドスタッフが本殿の前に到着
最初に福岡空港支店のグランドスタッフである白石恵美氏が願い札を載せた三方を納める
続いて、同じく福岡空港支店のグランドスタッフ田平花枝氏も三方を神職に手渡す
願い札が載せられた2つの三方が祭壇に納められた
奉納式が行なわれた本殿内
神職も着席
本殿内に列席したJAL関係者
修祓の儀
鈴祓いの儀
玉串奉納の儀
本殿前の飛梅は満開を迎えていた。2月下旬までは見頃が続くとのこと

奉納式にはJAL福岡空港支店入社1年目のグランドスタッフが参列

奉納式に参列した田平花枝氏(左)と白石恵美氏(右)。ともに福岡空港支店所属のグランドスタッフとして活躍している

 奉納式にはJAL福岡空港支店入社1年目のグランドスタッフ田平花枝氏と白石恵美氏が参列した。式のあとに話を聞くと、田平花枝氏は「とても緊張しましたが、願い札の一つ一つの重みを感じながら皆さまの願いが叶うように奉納させていただきました」、白石恵美氏は「太宰府天満宮が遠くて来ることができない、という方も多くいらっしゃいますので、その代表として奉納させていただけたことを、大変うれしく思います」と答えてくれた。

JAL福岡空港支店による受験生応援の取り組み

2月25日まで、スタッフ手作りによる「お守り」「お荷物タグ」「『合格行き』の搭乗券」を手渡しする。桜御守の中に封入されている琉球寒緋桜の押し花は、スタッフの手によって一つ一つ切り出されていている手の込み具合

 JAL福岡空港支店独自の取り組みとして、JALを利用する受験生に合格祈願の想いがつまったプレゼントを企画した。

 桜御守の中には、「日本一早く“咲く”」桜として、「琉球寒緋桜:りゅうきゅうかんひさくら」の押し花が封入されている。荷物タグには、「福多か:ふくおか」空港と記され、多くの福を呼び込む願いが込められている。「合格行き」と書かれた搭乗券には搭乗者の名前が入れられ、福岡空港から飛び立つ受験生をサポートしていく形だ。

 JAL福岡空港支店が独自に展開する受験生応援の取り組みは、本格的な受験シーズンを迎える受験生や、サポートする家族にとっても心強い応援手法となるだろう。