旅レポ

エアアジアで行く魅惑のタイ♪ 北も南も満喫のよくばり女子旅に参加してきた(その3)

非日常を味わえる秘境リゾート、クラビ編

南国のリゾート、グラビをご紹介します!

エアアジアで南部リゾートのクラビへひとっ飛び

 タイ北部の街チェンライ、チェンマイをご紹介してきた前回と前々回。今回はエアアジアを利用して飛んだ、南部のリゾート地クラビのご紹介です。

 チェンマイからクラビまでは約2時間のフライト。機内での朝食は事前予約していたチキンのスパイス炒めご飯とブラック&ホワイト・プディング。機内食だからといって容赦しない激辛の味付けはさすがエアアジア(褒めています)。早朝便の機内で一気に目が覚めました。

チェンマイからクラビへは約2時間のフライト
クラビ空港に到着。降りた瞬間からリゾートっぽい雰囲気が漂う
ナイト・バザールで買いました風の洋服を着た欧米人がいっぱい

 朝8時30分過ぎにクラビ空港に到着。ここから各リゾートまではエアポートバスやタクシーを利用するのが一般的のようです。私が今回泊まったホテルは、波止場まで小一時間タクシーに乗り、そこから船に乗らなければたどりつけないというワクワクするようなロケーション。ロングテールボートという細長い木製ボートにスーツケースと一緒に積み込まれ揺られること約15分、「ライレイ ベイ リゾート&スパ」に到着しました。

めざすリゾートへは波止場から船でいく
ロングテールボートはタイの水上タクシー

 ホテルに着いて納得。陸路ではアクセスするのがむずかしいと言っていた意味が分かりました。まわりはダイナミックに切り立った石灰岩の断崖に囲まれていて、自然のままの秘境感漂うビーチ・リゾートといった雰囲気なのです。

切り立った岩肌が見えてきた
ライレイベイ リゾート&スパに到着。ここはリゾートの東側

 今回は利用したのはジャグジー付きの「ライレイ・プライバシー・コテージ」。レンガの塀と熱帯植物で囲まれ、プライバシーが守られているため一軒家のような感覚で滞在することができます。このお部屋は最大で大人2名、子供1名が滞在できるとのこと。

泊まったのは独立したコテージ棟
広さ90m2! 一軒のおうちのよう
外にジャグジーやサンデッキチェアーも
外のテーブルに置かれていたウェルカム・フルーツが何者かにやられていた
かわいい犯人を発見しました!
お部屋のなかはこんな感じ。Wi-Fiもつながります
こちらは「ライレイ デラックス ダブル」の建物

 敷地内には電動カートが走っていて、フロントからプールエリアまでの移動中に出くわしたらヒョイと乗せてもらうことができます。もちろん鳥のさえずりを聞きながらのんびりと歩くのもオススメ。熱帯植物のガーデンの中を歩いて、真っ白なビーチが向こうに見えてきたら、夢のようなアジアン・リゾートホリデーのスタートです。

プールからの景色。切り立った岩壁が絵になる~

 ビーチの横には小じんまりとしていますがプールとレストラン、スパ施設があります。あとで知ったのですが、クラビはプーケットなどと違ってジェットボートやジェットスキーなどモーターを使ったマリンスポーツが禁止されているのだそう。さらにはビーチにパラソルやチェアを置くのもNGなのだとか。だからガヤガヤ&キャピキャピした雰囲気がまったくなく、静かで落ち着いた印象だったのですね。ちなみに欧州からの旅行者が多く、特に多いのはイギリス人とのこと。

プール奥の建物は「ライレイ スパ」
この「ライレイ ウェスト ビーチ」はクラビでも人気のあるビーチの一つ
レストランでランチ。ここは朝食会場にもなります
南の島といえばお約束のトロピカルジュース
あぁなんていいところなんですの~
レストランの食事も美味しい&もちろん辛い
ライレイ ベイ リゾート&スパ

所在地:145 M.2 Ao-nang, Muang Distric, Krabi, Ao Nang, Mueang Krabi District, Krabi 81000, Thailand
Webサイト:ライレイ ベイ リゾート&スパ(英語)

クラビでのアクティビティはアイランドホッピングツアー

プラナンビーチにあるプラナン洞窟

 レストランでタイカレーのランチを食べたあと、午後は水着に着替えて「4アイランドホッピング(4島巡り)」に出かけました。ライレイベイ リゾート&スパでは、「5 ISLANDツアー」や「カヌーツアー」などいろいろなワンデー・ツアーが用意されていて、なかには映画「007 黄金の銃をもつ男」のロケ地としてその名が付いたというジェームズ・ボンド島へのツアーも。むむむ、ちょっと気になる~。

最初にボートを降りた美しいビーチ
2番目の島。真っ白い砂浜が眩しい
ここは干潮時のみ向こうの島に行ける白い砂浜の道。左右から波が打ち寄せるめずらしい体験をしました
チキン(ガイ)島。ガイとはタイ語でニワトリ、鶏肉の意味

 透明な浅瀬に囲まれたチキン島周辺は絶好のシュノーケリングポイントらしく、私たちもマスクとシュノーケルを着けて海へドボン。少しうねりがあったので透明度はそれほどでもなかったものの、手に届きそうなところにカラフルな熱帯魚がいっぱいで、はしゃいでしまいました。

チキン島周辺でのシュノーケリング。“ニモ”もいました

 最後の島は「ポダ島」。ここはアイランドホッピングツアーのハイライトともいえる島で透明度の高い美しい海が人気。売店やトイレなどの施設もあります。島から見える巨大な岩を背景にして写真を撮るのがお決まりのようで、SNS映えする1枚を狙ってたくさんの人がスマホを構えていました。

ポダ島
おそらくここはインスタポイント
南国フルーツに手がのびます

ディナーは5つ星ホテル「ラヤヴァディー(RAYAVADEE)」の名物、洞窟レストランで

5つ星ホテル「ラヤヴァディー」

 クラビの夜は最高級ホテルとして有名な「ラヤヴァディー」でとっておきのディナーをいただきました。宿泊していたライレイ ベイ リゾート&スパからは歩いて行くことができます。とはいえこれまた広~いラヤヴァディー敷地内の移動はカートで。着いた場所はレストラン「grotto(=洞窟)」です。その名のとおり、アンダマン海に面した洞窟を利用して作られたレストランで、むき出しの岩肌がライトアップされていてとっても幻想的な雰囲気。よくこんな場所にレストランを作ったな~という見事なロケーションなのです。

ディナーはこちらの「the GROTTO」で
海を見ながら座れるように配置されているカップル席。とってもロマンチック♪
洞窟の岩肌がむき出しのワイルドさが魅力
ボリュームたっぷりサーモンのサラダ
新鮮シーフードバーベキューの盛り合わせ
さっぱりジェラート系のデザートも美味でした

 夜は基本このBBQディナーのみの提供で、シーフード、お肉、シーフード&お肉のミックスの3種類から選べます(午前中までに要予約)。気になるお値段は税・サービス料込みで3884.1バーツ(約1万2818円、1バーツ=3.3円換算)。写真にはありませんが種類豊富な美味しいパンも付きました。「grotto」は夜だけでなく昼間もアラカルト系のメニューで営業をしています。ビーチで遊び疲れたらカクテルをかたむけながら軽食を、なんていう利用もよいですわね。

「ラヤヴァディー」泊ではないゲストも利用できますが、宿泊者優先とのこと。まずは空き状況をみて予約を(画像提供:Rayavadee)
11~4月(特に12月、1月)は乾季のトップシーズンということもあって、場合によっては宿泊者以外のゲストのご案内をお断りすることもありとのこと(画像提供:Rayavadee)

 ロマンチックディナーのあとは、「ライレイベイ リゾート&スパ」のプールサイドにあるスパで1時間のタイ式マッサージを堪能。シュノーケリングで疲れた身体を存分にもみほぐしてもらいました。クラビはたった1日だけでしたが、朝から行動できたおかげで思っていた以上の充実感。私、個人的にこの秘境感たっぷりのクラビがかなり気に入ってしまいました。

ラヤヴァディー

所在地:214 Moo2 Tumbon Ao-nang, Amphur Muang, Krabi 81000, Thailand
Webサイト:ラヤヴァディー(日本語)

またこの景色を見に行きたいな

 エアアジアは成田や関空から、バンコク・ドンムアン空港経由でクラビまで1日5便前後運航しています。例えば成田からだと9時15分発の朝一番の便に乗れば、バンコクの乗り継ぎもそれほど時間がかからず、当日の夕方18時15分にはクラビ空港着というスケジュール。その日の夜には、波の音を聞きながらビーチサイドのレストランでまったりビールが飲めちゃいますよ。忙しいトラベル Watch読者の皆さまに超オススメのリゾート、クラビのご紹介でした。

 さて次回は帰りに1泊したバンコク編(最終回)。泊まった豪華ホテルの最上階にあるルーフトップバーなどシティ派情報をお伝えします。お楽しみに~♪

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。