旅レポ

オーストラリアの2つの都市とフルマラソンを体験! ブリスベン&ゴールドコースト4泊5日のよくばり旅(その2)

コアラ抱っこに川沿いでのヨガ体験、モール近のスマートなホテルに宿泊

「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ」のコアラ

 オーストラリアの第3の都市であり、クイーンズランド州の州都であるブリスベン。亜熱帯性気候で過ごしやすい気候が特徴だ。クイーンズランド州政府観光局が主催するツアーに参加し、短期滞在だからこそ絶対に訪れるべきエリアに絞って巡った。レポート第2弾は、コアラ抱っこにブリスベン川のほとりでのアウトドア、そして中心地「クイーン・ストリート・モール」内のデザインホテルなどをご紹介する。

憧れのコアラ抱っことワラビーのかわいさにキュン。「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ」

 オーストラリアといえば、やはりコアラ。そしてカンガルー。シンボルとも言える2種の動物と恥ずかしがり屋のワラビーをはじめ、80種類もの動物たちに会うことができるまさに天国な場所が「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ」だ。1927年にオープンし、世界最大のコアラの保護を目的とした動物園で園内には約130頭ほどのコアラが暮らしている。

ブリスベン市内から20分ほどかけて「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ」に到着

 ブリスベンから、クルマで20~30分ほどの距離に位置する同動物園。木々が動物園を囲んでおり、森へ遊びに行くようなワクワクした気分にさせてくれる。エントランスには、大きなフォトロケーションや顔出しパネルなどもあり、記念撮影に最適だ。

エントランス付近のコアラのモニュメントと顔出しパネル

 入場料は、大人が36オーストラリアドル(約3420円、1オーストラリアドル=約95円換算)、子供(3~13歳)が22オーストラリアドル(約2090円)、ファミリーパス(大人2人+子供3人)が85オーストラリアドル(約8075円)、3歳以下は無料となっている。個人的には1回の訪問では足りないほどの魅力にあふれていたので、滞在中に何度も行くことを考えて迷わず年間パスポート(大人70オーストラリアドル、約6650円)コースだと確信した。入場ゲートを通り、園内へと向かうと目の前には日本語を含む多言語で書かれたボードが。ここには、充実した環境の中で健やかに生活する動物一頭一頭との出会いとともに、取り巻く自然環境を体験することで、理解と配慮を深めてほしいとの願いが記されていた。

エントランスを抜けると「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ」で体験し、学び、共有してほしいとボードが

 また、動物園内での体験を多くの人に共有を! ということでWi-Fi環境も整備。実際にハッシュタグ(#lonepinekoala)を付けての投稿がブリスベンっ子の間で定番化。観光客にも大人気だ。実際に検索してみると園内で楽しそうに動物たちと触れ合う人々の様子があふれており、見ている方もほっこり。訪れてみたい! と思わせてくれる。

 メッセージを読んでから少し進むと、動物たちに会えるエリアを示した標識が。訪問の最大の目的であるコアラにまずは会いに行くことに。道すがら1~2歳の男の子コアラや年配コアラに挨拶。1歳になると親元から離されて生活を始めるという。「Kindy Koalas」のエリアの「Kindergarten(幼稚園)」と書かれたボードが微笑ましい。また、飼育員の片腕にしっかりと抱きついたコアラをちょうど見ることができ、一気に癒された。

標識には分かりやすく動物シルエットも描かれている
「Kindergarten(幼稚園)」にいる小さなコアラたち

 コアラと触れ合いたい場合は、園内のショップで「WILD LIFE PHOTO」をその場で申し込みし「Koala Cuddling photos」へ。待合場所にコアラに会うときの作法などが書かれたボードが。足の位置や手のポジションなどを確認し、いよいよ「MEET A KOALA」と表示されたエリアへ。コアラの負担も考え1日1頭につき約30分間のみの抱っこが可能とのことで、男の子コアラの貴重な抱っこタイムをおすそ分けしてもらった。そのふんわり感とずっしり感。そしてユーカリの香りに包まれたコアラの香りを初めて体験。個人的には、初めて嗅ぐ香りだったが不思議と落ち着くと感じた。

 コアラは抱っこしてしばらくすると安心して体重をグッとかけてくる。長い爪でギューッと捕まれながら、木になったつもりで充実した数分を過ごすことができた。抱っこしている瞬間の写真1枚付きで20オーストラリアドル(約1900円)から。手持ちのカメラはプロのカメラマンのあとに撮影可能。翌年のカレンダーやポストカードに仕上げるコースもあり、約10分ほどでそれぞれでき上がる。9時30分から16時30分までコアラの抱っこができるので、素敵な瞬間を体験、そして持ち帰ってみよう。

「Koala Cudding photos」の前には荷物置き場とポジションなどを説明したボードなどがある。抱っこだけではなく、係員を囲んでの撮影も可能
感動のコアラ抱っこの瞬間。ふわふわ&ずっしり。爪は長めで全体を観察しながら抱っこしてみてほしい

 さらに、「Mum & Baby Koalas」では、元気なコアラの赤ちゃんに会えるサプライズも。8カ月目(訪問時)の男の子でまだ名前はないそうだが、その愛くるしい姿に園内を訪れた人々は皆、釘付け。大人のコアラの動きはもっさりしているが、赤ちゃんコアラはかなりアクティブに動きまわる印象。木から落ちそうになりつつ(でも大丈夫!)、オーディンエンスがハラハラする仕草と動きの読めなささがキュートさに拍車をかけていた。

8カ月目はお母さんコアラのお腹の袋の中が窮屈になって、外に出てきたタイミング。“ずっと見ていたい”&“かわいい”以外の言葉が見つからない

 続いては「KANGAROO FEEDING AREA」へ。大きなボードが見えてきたらゲートをくぐり早速中へ入ろう。5ヘクタールにもおよぶエリアには、150匹のカンガルーとワラビー、そして3羽のエミューたちが住んでおり、自由気ままに過ごす姿を楽しめる。カンガルーたちがごろりと休んでいる横で人間の家族連れが休んでいたりと、種を超えてほっと一息できる空間なのだ。

「KANGAROO FEEDING AREA」へ。入った途端にエミューがご挨拶してくれた。もちろんモフモフと羽にタッチ

 9時から16時30分までの間は彼らに餌付けも可能で、カンガルー&ワラビーの餌は2オーストラリアドル(約190円)で園内の売店で購入できる。もちろん手に入れて、コミュニケーションをスタート。カンガルーたちと直に触れ合ったのは今回は初めてだったが、彼らが人馴れしていることもあり、向こう側から寄ってきてくれる心遣いに感動。餌をあげていないときでも、ふと横に寄り添っていたり、不思議な感覚だった。もちろん撫でることもできるので、心置きなくカンガルーたちと触れ合ってみよう。

2オーストラリアドルで彼らのご飯を手に入れてスタンバイ
カンガルーたちが気遣ってくれたのか、向こう側から寄ってきてくれた。まつ毛の長さを確認

 また、恥ずかしがり屋でなかなか出てこないというワラビーも気付くとすぐ近くに! その顔のかわいさに接近するも、すごい勢いで遠くに逃げられてしまった。

気付くとすぐそばにワラビーも!

 なお、タイミングによってはカンガルーたちが満腹のため餌に見向きもしなかったり、寝ている場合もあるとのことなので、自然に任せて触れ合おう。

 園内には約80種類の動物が暮らしており、カモノハシやウォンバットなどにも会いに行くことに。初めて本物のカモノハシを見て、その泳ぎの美しさと速さに驚きつつ、姿を見せないウォンバットに涙。グーグーと丸まって眠るタスマニアンデビルやコウモリたちを観察し、動物園の面白さを実感。直接見て知ることの大切さを再確認できた。

 また、帰りには野生のロリキートの餌付けに遭遇。朝9時45分と16時の1日2回行なわれており、鳥の鳴き声が森に響くなか、頭に乗ったりとコミュニケーションを取る姿を見ることができた。

1日2回の野生のロリキートの餌付けでは、色とりどりの彼らの自由さを確認できる
マップには、どこにどの動物がいるかを分かりやすく表示。デイリースケジュールもイベントが満載で1日中楽しめる

 なお、出口にはスーベニアショップも。コアラのパペットを始め、アボリジニのアーティストがペイントしたブーメランなども。なお、ショップにはブリスベン行きのバスの時刻表も貼ってあり、1時間に1本で最終は17時台。ちょうどバスが停留場に来ており利用者が大勢いた。

スーベニアショップには、おなじみのコアラのパペットから、カップ。さらにアボリジニのアーティストによるブーメランなども販売
時刻表も売店に張り出されている。ちょうどバスが来ており、大勢の来園者たちが乗り込んでいた
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ

所在地:708 Jesmond Road Fig Tree Pocket, Queensland 4069
Webサイト:ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ

マラソンに向けての練習はアウトドア派が集う人気エリアで

 ブリスベン市内に戻り、数日後に迫った「ゴールドコーストマラソン2017」のウォーミングアップも兼ねて「カンガルー・ポイント・クリフパーク」に向かうことに。ここはブリスベン川の南岸に位置し、高台から眺める高層ビルと豊かに流れる水源の美しさが楽しめる絶景スポットなのだ。パーク内は自転車と人用の道が仕切られており、トレーニングを黙々とするランナーも。また、“クリフパーク”という名前だけあってロッククライミングも楽しめるなど、アウトドア派にはもってこいのエリアだ。

「カンガルー・ポイント・クリフパーク」からの眺め
107段の急な階段にはひっきりなしにランナーがトレーニングのために登ってくる
パーク内には崖がそびえ立ち、指定場所ではロッククライミングも練習できる。ちょうどポイントに向かう人と遭遇
歩道も2つに分かれており、トレーニング中の人々の姿が見られる

 ゴールドコーストマラソン2017のフルマラソンの準備にひとっ走り行きたいところだったが、時間の関係で体をリラックスさせるための「ヨガ体験」を川沿いのアクティビティサービス「Riverlife」で受講することに。2005年に創業した「Riverlife」は、カヤックやスタンドアップ・パドルを始め川のアクティビティを中心に観光客や地元の人々へアドベンチャーの機会を与えてくれるショップ。もちろんロッククライミング体験も可能。各アクティビティ専任のスタッフたちが丁寧に指導してくれるので初心者でも安心だ。

川沿いに建つアクティビティサービス「Riverlife」
カヤックなどの道具も貸し出ししてくれるので安心

 今回、ヨガをレクチャーしてくれたのはジェームス先生。マット貸し出し付きで約1時間のコースだ。初めての場合は1人20オーストラリアドル(約1900円)、その後は15オーストラリアドル(約1425円)、10回分のお得なパスは120オーストラリアドル(約1万1400円)となっている。

今回の講師であるジェームス先生とスタッフのエマ氏

 オープンタイプのスタジオで早速レッスンスタート。初心者が多かったこともあり、基本的なポーズを繰り返しながら、体をゆっくり温めていく。訪問時のオーストラリアは冬だったため、寒さを最初は感じていたが、レッスンが進むにつれポカポカしてきていい具合に。

本館の隣のスタジオでヨガを受講した。目の前はブリスベン川
丁寧にレクチャーして、時には正しい姿勢も手取り足取りで教えてくれるのでありがたい
アクロバティックな技も終了後に披露してくれた
Riverlife

所在地:Naval Stores, Lower River Terrace, Kangaroo Point
Webサイト:Riverlife(英文)

シーフードから柔らかお肉まで。開放感抜群のデザインレストランでディナー

 ブリスベンでのディナーは地元で人気のレストラン「Billykart WEST END」で、食べ応え抜群のオリジナルメニューを頬張るのがお勧め。地元の食材をふんだんに使い、旬の味を活かした料理を提供。レストランとバーを併設しており、グルメな人々で常ににぎわっている。

グリーンのネオンが目印の「Billykart WEST END」

 広々とした店内のウォールにはオブジェが並び、キッチンはカラフルにデコレーションされた部分とオープンタイプの2カ所で料理中のスタッフたちを見ることができる。

壁にはオブジェがあり、キッチンはブルーのライトで照らされ雰囲気たっぷり

 ディナーの前菜としてオーダーしたのは、イチジクとモッツァレラ、サワビなどを組み合わせたサラダ「fresh figs, vannella mozzarella, wasabi rocket, basil oil, buttermilk」(14オーストラリアドル、約1330円)。イチジクの食感と濃厚なモッツァレラ、バターミルクでお酒が飲みたくなる1皿。

 さらにほうれん草とリコッタを使った見た目がユニークな「ricotta & spinach dumplings, sage beurre noisette 」(24オーストラリアドル、約2280円)。そしてキングフィッシュの刺身にキノアの食感が面白い「sashimi of wild kingfish, bergamot dressing, grapefruit cells, cashew praline, puffed quinoa」(17オーストラリアドル、約1615円)など見た目も味も美味しいメニューばかり。

「fresh figs, vannella mozzarella, wasabi rocket, basil oil, buttermilk」
「ricotta & spinach dumplings, sage beurre noisette」
「sashimi of wild kingfish, bergamot dressing, grapefruit cells, cashew praline, puffed quinoa」

 メインは「braised beef cheek, pomme pomme, salt baked carrot」(34オーストラリアドル、約3230円)と「spanner crab tomato & chilli spaghetti」(28オーストラリアドル、約2660円)をチョイス。

「braised beef cheek, pomme pomme, salt baked carrot」は、サクサクの衣に包まれた柔らか牛頬肉に、濃厚なマッシュポテトとニンジンが添えられた1皿。シンプルに見えるが美味しさは抜群で、ほろほろと口の中でとろける牛頬肉はまさに絶品。マッシュポテトはそのままでも美味しいが、お肉と一緒に食べることで旨さの相乗効果も。

「braised beef cheek, pomme pomme, salt baked carrot」

「spanner crab tomato & chilli spaghetti」は、アサヒガニの身をふんだんに使ったパスタで、スパイシーな味わいがポイント。細めのパスタとカニの旨味が詰まった濃厚トマトソースが絡みツルツルと喉越しよく味わえる。チーズたっぷりで濃厚パスタ好きにはたまらない。

「spanner crab tomato & chilli spaghetti」

 前菜、メインに合わせてデザートもと考えたが、かなりの満腹感で今回は断念。デザートを味わう場合は前菜をセーブすることをお勧めする。

Billykart WEST END

所在地:2-4 Edmondstone St West End Queensland 4101
Webサイト:Billykart WEST END(英文)

ブリスベン滞在はモールにほど近いモダンなホテルで

 初めてブリスベンを訪れるならば、セントラル駅から近く、一番の繁華街である「クイーン・ストリート・モール」に面したホテルが便利。今回泊まった「NEXT Hotel Brisbane」は、クイーン・ストリート・モール側にある入り口から直接ホテルのロビーに続いており、買い物をしてそのままサクッとホテルに戻ったりもできる好立地だ。早く着いてしまった場合や、空港まで行く時間に余裕があった場合は、シャワーやスリープ・ポッドを24時間利用できるなどの心遣いも。全304室で、観光客やビジネスマンなどの重宝されている4つ星ホテルだ。

「クイーン・ストリート・モール」
「クイーン・ストリート・モール」側から見た「NEXT Hotel Brisbane」。エスカレータを登るとロビー

 ロビーには大型のタブレットがあり、スタッフなしでもチェックインができるシステム。また、iOSの「NEXT Hotels」アプリを使えばスマホからでもチェックインが可能だ。ロビーには、カフェとレストランを併設しておりのんびりくつろぐことも。

落ち着いた雰囲気のロビー周辺。カウンターにはチェックインやチェックアウトを行なう大型のタッチパネル液晶を設置

 宿泊した部屋は「スーペリア・クイーンルーム」。24m2のシティー側の部屋で窓からはブリスベンのランドマークである「シティー・ホール&キング・ジョージ広場」が見えるロケーション。17~26階が「スーペリア・クイーンルーム」に指定されているため、都市部ならではの眺めを楽しめる。天井も高めで開放感があり、ついつい自室に長居がしたくなる作り。

 中央に設置されたクイーンベットは睡眠の重要性を意識し、「DreamWeave Sleep Systemマットレス」と「プレミアム・ピロー」を採用。ベッドに横になった瞬間に眠りに落ちてしまうほどの心地よさだ。

24m2の「スーペリア・クイーンルーム」
窓からは「シティー・ホール&キング・ジョージ広場」を眺めることができる

 枕元には、「サムスン・スマート・デバイス」が備え付けられており、部屋の電気の消灯から48インチのテレビの操作、ドアロックに温度調整、そしてルームサービスの依頼をはじめ、ベッドにいながらこのデバイスで操作が可能。

「サムスン・スマート・デバイス」とベッドの正面に設置された48インチのテレビ

 作業用のデスクとゆったりくつろぐためのソファが1台ずつ設置され、仕事もかなり捗る仕様。電源はOタイプ。ミニバーには、ぎっしりドリンク類が入っており、1泊につき4つまで無料という太っ腹さ。例えばちょっと周辺散策に出かける際にドリンクとチョコレート&グラノーラーバーを持っていって、水分補給と小腹が満たせるのはありがたい。

 滞在時は「キャドバリーのチョコバー」と「Carman’s」のフルーツ&ナッツのシリアルバー。ミネラルウォーターとレモネードをチョイスした。ミニバーの上には、エスプレッソマシンやポットを用意。棚を開けるとマグやスナックとともにチョコレートドリンクにアールグレーやカモミールなどの紅茶3種が揃っている。

仕事用のデスクの後ろにはソファを設置
コンセントはOタイプ
ミニバーにはチョコレートバーやシリアルバー、そしてドリンク類がたっぷり。この中から4アイテムまでは無料となっている
ミニバーの上の棚にはエスプレッソマシンとポット。引き出しの中にはマグカップとともに紅茶が3種類。チョコレートドリンクなどが揃っていた

 バスルームは横に長いタイプで、一番奥にシャワールーム、トイレ、クローゼットと並び、ベッド側に洗面所を設置。シャワーの出もよく、すぐにお湯になったのもありがたかった。クローゼットには、アイロン台とアイロン、ガウンを用意。スリッパは置かれていないので持参しよう。セキュリティーボックスはクローゼットの引き出し内にある。

バスルームはコンパクトで使いやすい。クローゼットもすっきりしており、自分の服をかけても見やすい
ベット側からバスルーム方面を見たところ
セキュリティーボックスはクローゼットの引き出しの中にある

 洗面台にはオーストラリアのナチュラルスキンケアブランド「Biology SMART SKINCARE」製のアメニティが並ぶ。「NO.301 PURE HYDRATION SHAMPOO」「NO.302 PURE HYDRATION CONDITIONER」「NO.303 MOISTURE THERAPY BODY WASH」「NO.304 MOISTURE THERAPY BODY LOTION」を提供。気になるオーストラリアのスキンケアブランドがホテルで手軽に試せるのはうれしい。

 さらに「NO.305 MOISTURE THERAPY BODY BAR」もソープディッシュに。木製のボックスの中にはサニタリーバッグ、シャワーキャップと綿棒&コットン、爪やすりのセットも用意されている。また、ドライヤーも袋入りで設置されている。

洗面台もすっきりコンパクトで使い勝手がよい
袋入りのドライヤー。一言コメントにほっこり
「Biorogy SMART SKINCARE」製のアメニティがおしゃれに並んでいる

「NEXT Hotel Brisbane」は朝食のおしゃれ度も群を抜いており、かなりフォトジェニックなメニューが並んでいる。朝からテンションが上がり、1日気持ちよく旅ができそうな予感。

 朝食会場の「Lennons Restaurant & Bar」の受付で部屋番号などを伝えるとメニュー表が手渡される。朝食ビュッフェとは別に「THE NEXT LEVEL BREAKFAST」としてできたての温かな1皿を提供してくれるというもの。ミックスベリーのコンポートとバニラジェラート、そして熱々のワッフルで、冷たいとあったかいのミックスを味わえる「Waffles」をオーダー。「Bacon & Eggs」では好みの卵の仕上げ方まで聞いてくれるなど、朝から食欲アップの仕掛けがたっぷり。

朝食はロビー近くの「Lennons Restaurant & Bar」。窓際で「クイーン・ストリート・モール」の通りを真下に眺めながら味わえる
「Waffles」は厚めのでき立てワッフルに濃厚ベリーのコンポートがどっさり。ピスタチオなどのナッツ類もオン
「Bacon & Eggs」は、たっぷり卵にジューシーなベーコンのハーモニーが秀逸。量もたっぷりでエッグの下にはブレッドが隠れている

 メインのほかに、ビュッフェスタイルで好みのメニューも味わえる。フルーツや豊富なブレッド類を始め、ヨーグルトやチアシード。そしてキューブタイプのシリアルバー、ミニドーナッツや各種ナッツ。バナナブレッドやキッシュ系など見ているだけでも楽しい。コーヒーサーバーやジュースなども各種取り揃えている。

ドーナッツやバナナブレッドにキッシュなど幅広い品揃え
ブレッドは自分の手で好みの量にカットするスタイル
チアシードにシリアルキューブ、ナッツ類も充実
ヨーグルトにフルーツを入れて自分好みに仕上げることもできる
ジュースサーバーやコーヒーサーバーでお好みのドリンクを
NEXT Hotel Brisbane

所在地:72 Queen Street, Brisbane, Queensland 4000
Webサイト:NEXT Hotel Brisbane(英文)

 佇まいと香りにほっこりできるコアラ抱っこに、カンガルーとのひととき、そしてブリスベン川沿いでのアクティビティ。さらに満腹ディナーとスマートでモダンなホテルの朝食で魅力を十分感じることができたブリスベンでの滞在。次回は「ゴールドコーストマラソン2017」出場に向けての移動で立ち寄ったワイナリーや絶品ポーク&シュリンプ料理、そしてEXPO会場でのゼッケン受け取りまでをレポートする。

相川真由美

フリーライター/鉄鋼業やIT系やエンタメ関連の雑誌やWeb媒体の編集者を経て、フリーの記者として活動中。海外は一人旅がほとんど。趣味は世界のディズニーのパーク&リゾート巡り。最近は年間パスポート片手に日々舞浜通い。うなぎとチョコレートが好物で、旅の基本は“出されたものは全部食べる”。激辛とうがらしから謎の木の実まで挑戦するのがモットー。