旅レポ

ジェットスターで安近短の旅。気軽に出かける週末台湾(前編)

台北とひと味違う宜蘭県へ。滝と温泉とグルメに癒される

ジェットスター・ジャパンは台湾・宜蘭県の名所を訪ねるプレスツアーを実施した

 台湾の北東部、台北市から1時間ほどで移動できる宜蘭県の名所を訪ねるプレスツアーをジェットスター・ジャパンが実施したので、その様子を1日目、2日目に分けてお届けする。

 LCCであるジェットスター・ジャパンは国内16路線、国際線もアジア太平洋方面へ8路線、ジェットスターグループとしては計12路線運航している。LCCの最大の魅力である価格面では、今回の台北への料金も、成田発が6750円から、セントレア(名古屋)発が4800円から、関空(大阪)発が4950円から(いずれも片道運賃、支払手数料、空港使用料などは別)と安く、さらに同社は最低価格保証を打ち出しているので、競合他社よりも安価に渡航できる。

 LCCなので機内食などのサービスが有料、フライト時間が深夜、シート間隔も決して広いとはいえないといった側面もあるが、渡航費用を安く抑えられれば、現地で楽しむための予算に振り分けられる。ちょっと贅沢なホテルに泊まったり、日程を増やしてより多くの観光地を巡ってみたりと、旅行プランの選択肢が広がるだろう。

 今回のプレスツアーでは成田空港を21時40分発、桃園(台北)空港に現地時間00時45分着のGK011便を利用した。所要時間は約4時間だ。ちなみに復路は桃園空港を現地時間02時05分発、成田空港に06時10分着で約3時間。桃園空港と台北市内はバスで約1時間程度の所要時間となる。

 ジェットスター・ジャパンの成田~台北線は毎日運航している。現地発着が深夜になってしまうが、金曜の仕事終わりに台湾へ行って土日を丸々使い観光して月曜の朝に日本へ戻り、そのまま仕事といったスケジューリングも可能だ。少々タイトではあるが会社を休まず旅行でき、機内で仮眠もとれる。

成田国際空港の第3ターミナルにある、ジェットスター・ジャパンのチェックインカウンター
コンビニでチケットを購入したり、スマートフォンで搭乗できるモバイル搭乗券などのサービスがある
いよいよ搭乗開始
飛行機まではバスで向かうが、数分で搭乗機に到着
バスを降り、機内へと向かう。機体はエアバス A320型機

 いよいよ機内へ。シートは全席黒のレザーシート。最近少し横幅が広がってしまった身長177cmの筆者が座っても、シート幅には余裕があり、少し硬めのシートはくぼみの具合が丁度よい。腰痛持ちの筆者が飛行機に乗るときは必ず行なう、枕を使った腰位置調整の儀式も必要なかった。

 シートポケットを上部に取り付けるなどの工夫によって、足を組んでみても余裕があり、すっきりとした構造になっているので、座席下の空間にリュックなどの手荷物を置いても、足を延ばせる。

いよいよ機内へ。黒のレザーシートがずらりと並ぶ
シート間隔は広くはないが、座席が一般的なシートの角度より少しリクライニングしたような状態で、それほど窮屈さは感じない。座席下のスペースは広めに設けられている
非常口前の座席は緊急時には補助作業を行なう必要があるが、足下は余裕あり
バゲッジスペースは一般的な広さ。
シートポケットが前の座席の上部にあるため、足下のスペースには余裕がある
いよいよ離陸だ
離陸してひと息
機内食や毛布などはすべて有料
「ジュノエクスベーグル」は500円、「なごみの米屋どら焼き」は350円、ホットドリンク類は200円
「チキンカツカレー」は1000円

 なお、2017年1月16日からメニューがリニューアルされ、紹介したものと一部異なっているものもある。現在のメニューはWebサイトに記載があり、新メニューも楽しんでほしい。

 深夜の桃園空港へ到着。両替所も営業しているので、うっかり日本でし忘れていても安心だ。空港内の案内板表記は中国語と英語。漢字と英語を読むと、なんとなく日本人にも理解できる。コンビニは「便利商店」だ。

 まずはバスで宜蘭県にある宿へ移動して1泊となる。

桃園空港へ到着
両替所は深夜でも営業していた
出発前に日本で1万円を両替したときは2630NTドルだったが、台湾で両替したら2896NTドルだった
空港内の案内板は中国語と英語
桃園空港のバスターミナル

SPAリゾートホテル「山泉飯店」に宿泊

山泉ホテルから見た礁渓公園と礁渓温泉街

 深夜に着いて1泊するのはもったいないと思う人もいるかもしれないが、台湾は日本より物価が安く、今回宿泊した温泉施設のあるSPAリゾートホテル「山泉飯店」のダブルルームの平日料金は、1人ではなく1部屋3450NTドル(約1万2000円、1NTドル=3.5円換算、ホリデーシーズンは4140NTドル)と、2人で泊まることを考えると破格のものであった。

山泉飯店
中庭にあるSPA
ファミリールーム
屋上ではバーベキューなどもできる
屋上からは遠く亀山島を望むことができる
ホテル内のレストラン
「男湯」は日本語の表現。実は中国語では「曼玉」なのだが、日本人にも分かるようにしているのだろう
温泉魚の施設もある

 台湾のホテルはほとんど、1部屋での料金設定となっており、このホテルにあるファミリールーム(4人部屋)で1部屋料金が4920NTドル(約1万7200円、ホリデーシーズンは6200NTドル)と、家族旅行ではとても助かる価格帯となっている。

 台湾全体でもおおよそ3000NTドルから8000NTドルあたりで十分満足できる部屋に泊まることができ、また、台湾には「民宿」が多くあり、料金はホテルと比べると多少安めの設定となっている。

山泉飯店(サンスプリングホテル)

所在地:宜蘭県礁溪郷礁溪路六段36号
Webサイト:山泉飯店

五峰旗風景瀑布区の3層の滝で気分もリフレッシュ

五峰旗の滝

 まずは「五峰旗風景瀑布区」へ。宜蘭県礁渓郷の西部にある、蘭陽八景の一つに数えられる滝の名所だ。5つの尖った山並みが京劇で使われる5種類の旗のようだということから「五峰旗」と名付けられ、区内には「五峰旗の滝」「五峰幽谷」「カトリック五峰旗聖母巡礼地」などがあり、宜蘭の著名な景観地となっている。

 バスが駐車場に到着すると日本でもよく見かける土産物屋などが並び、その奥に五峰旗の山並みの一部が見えてくる。今回、ガイドをしてくれた沈士群さんによると、亜熱帯気候に属する台湾北部は雨が多く、特に山に囲まれた五峰旗風景区は日照時間が短いため、シダやコケなどが多く分布し、熱帯地方に見られる動物なども生息しており、さまざまな動植物の生態系の宝庫なのだそう。

入り口には土産物屋など
雨が降ると滑りやすくなり、落石にも注意
説明するボランティアガイドの沈士群さん

 川沿いの遊歩道を進んでいくと、駐車場から数分で3層目の滝に到着する。このあたりから少し涼しくなり、滝からの心地よい風を全身に浴びながら先に進むと、2層目の滝が見えてくる。

 亜熱帯の雨期とは異なるが、台湾特有の東北風が吹く10月から2月の間は特に雨量が多くなり、沈士群さんによると、この日は天候もよくここ最近の雨量も少なめだったため、丁度よい滝の景観なのだという。通常、この時期は写真を撮るのも困難なくらいの、正に「瀑布」になるそうだ。

 晴天の爽やかな空気のなかの散策はとても心地よかった。

1層目の滝
水は透明度が高く、川遊びをしている観光客がたくさん
土砂崩れなどを堰き止めるために木の根が張っている
全長24mの2層目の滝
岩肌には苔やシダなどが生えている
亜熱帯地方特有の樹木などが多く見られる
クレープにピーナッツをまぶして芋のアイスを巻いた、いわゆるB級グルメ的なスイーツ
五峰旗風景瀑布区

所在地:宜蘭県凱旋里三鄰縣政北路1号
開園時間:8時~17時30分
Webサイト:五峰旗風景瀑布区(中国語)

台湾も温泉大国。湯圍溝溫泉公園の足湯でほっこり

湯圍溝溫泉公園

 台湾は日本と同様火山が多く、そして温泉が多い。日本の温泉文化も大きく影響している。礁渓温泉はそんな数ある台湾の温泉地のなかでもとても人気が高く、また、台湾では珍しく平地にあり、台北市内や桃園空港からバスや鉄道で1時間程度とアクセスがよい。

礁渓温泉街のなかに湯圍溝溫泉公園があり、さまざまな温泉施設が存在する

 湯圍溝溫泉公園は、かつて小川に温かい水が流れていた場所で、農民などが足をつけて休憩していた名残を残したもので、この小川から礁渓温泉が始まったとされている。

 施設内には温泉や足湯、日本ではドクターフィッシュと呼ばれる温泉魚などがあり、無料の足湯もあるため、平日の月曜だったにもかかわらず多くの利用者が疲れを癒していた。

足湯は無料、温泉は大人80NTドル(約280円)
温泉魚は金魚のようなものが多いが、大きめのものもいる
公園は緑が多くリラックスできる
「男の湯」、完全に日本語である
マッサージも頼める
湯圍溝溫泉公園

所在地:宜蘭県礁溪郷德陽路99-11号
開園時間:8時~12時30分/13時~17時/17時30分~24時
Webサイト:湯圍溝溫泉公園

甘拝打レストランでは2000円ちょっとで超満腹!

台湾創作料理「甘拝打(カンバイダ)レストラン」
外観や店内には、原住民をモチーフにしたデザインが施されている
店内には大人数用の丸テーブルから2人用の席まである

 湯圍溝溫泉公園から温泉街を抜けた一角に「甘拝打(カンバイダ)レストラン」がある。このレストランの名前は、日本語の「がんばって」から付けられたそうで、料理の内容は台湾風創作料理。台湾料理に、和食と中華料理がミックスされたような内容で、昼食をとるために円卓の席に座ると、次から次へと大皿料理が運ばれてくる。

あまりに美味しそうな香りに修行僧ですらお寺の塀を飛び越えてやって来るという意味の「仏跳牆」
刺身の盛り合わせ
白エビとイカ
アヒルの燻製

 最初に出されたのはカジキマグロやマンボウなどの刺身。マンボウの刺身はほとんどコラーゲンで、美容と健康にはよいというが、味はほとんど無味無臭で食感は柔らかである。

 次に出されたのが、台湾では正月などの特別なときに食べるという「仏跳牆」。あまりに美味しそうな香りに修行僧ですらお寺の塀を飛び越えてやって来るという意味なのだそう。

 さらに大きめの白海老の唐揚げ、アヒルの肉、カニとタロイモの唐揚げ、台湾近海で採れるという「白腹魚」のあんかけなどなど。このあたりになるとお腹もいっぱいになり、そろそろ終わりかと思ったところに、手巻き寿司やスペアリブなどが並べられる。

台湾近海で採れるという「白腹魚」
スペアリブ
手巻きサラダと巻き寿司

「もう食べられない!」と今回通訳で同行していた台湾在住の秋元さんに言ったところ、「台湾では食事を振る舞うときに、残るくらいに多く出さなければ失礼にあたるという考え方で、日本人の『残しては失礼にあたる』という考え方とは真逆なんです」と、最初に教えてほしかった事実を告げられる。

 日本では残してしまったら、折詰めにして持って帰る風習があるが、台湾では持って帰ってもらうことが前提となっているらしく、台湾に嫁いだ秋元さんは、最初の頃、分量を丁度よく料理を注文して、義母にとても怒られたことがあると話してくれた。

スターフルーツ、スイカに梅と甘草の粉をつけると甘みが増す
甘さ控えめの台湾風ミルクプリン
一人用のカウンターもあり、日本酒もある

 台湾では「合菜」と呼ばれているが、10人程度が1つの円卓を囲んで食べることが多く、店に入って「このくらいの金額で」という注文ができる。今回の10人での料金は1人600NTドル(約2100円)だったそうで、「これだけの品数とボリュームで!?」と驚くと、海産物が豊富なこのエリアだからその金額で、台北市内で同じように食べたらおそらく1000NTドル(約3500円)はするだろうと、ガイドの蔡さんが教えてくれた。ただ、例え3500円だったとしても、かなりお得だと思う。

蘭陽博物館で宜蘭の歴史と自然を学ぶ

蘭陽博物館

 宜蘭県には先祖代々この土地に暮らすクバラン族がおり、宜蘭は古くは噶瑪蘭(クバラン)と呼ばれていた。18世紀末、漢人が蘭陽平原の開拓に踏み出し、その最初の拠点となる「頭城」を中心に発展した宜蘭の歴史や文化を伝えるための施設として、蘭陽博物館は2010年に完成した。

 もともと港だった場所に建てられた博物館は、宜蘭の大自然にあるケスタ地形をモチーフにデザインされたもので、横から見ると建物が斜めに埋まってるようにも見える。

 博物館内は4階建てで、1階にワークショップや特別展示展、2階が海のフロア、3階が平原のフロア、4階が山のフロアとなっており、雨が多いこの土地ならではの自然の恵みや、特殊な火山地形である亀山島の海底火山の映像、台湾のなかでも最大規模で行われる「頭城槍孤祭」の模型や映像など、さまざまな動植物の生態や文化、歴史などがフロアごとにまとめられている。

旧鳥石港の跡地に建てられた
植え込みなども単面のデザインになっている
手前にあった竹細工の土産物屋
駐車場側から見ると、空にそびえるように見える
蘭陽博物館の内側から見たところ
4階は山のフロア
ヒノキは日本にも輸出されている
かなり希少になったがアルマジロも生息していて、前から7番目の鱗を触ると願い事が叶うと言われている
3階は平地のフロア。「頭城槍孤祭」の模型がある。頭城槍孤祭は台湾最大級の祭りで、竹で組んだ巨大なタワーの頂上を競う祭り
昔の街の様子などが展示されている
クバラン族についての解説
水が豊かなこの地では、水田に鴨を放し飼いにして害虫駆除をしていた
2階は海のフロア
黒潮に乗ってアジアを巡る鰻の解説
海底火山のある亀山島の海底噴火の様子
宜蘭県近海ではホエールウォッチングが楽しめる
亀山島を書いた詩
「雪山トンネル」が開通する前の風景画
蘭陽博物館

所在地:宜蘭県頭城鎮青雲路三段750号
開館時間:9時~17時
休館日:水曜
料金:大人100NTドル(約350円)、6~12歳50NTドル(約180円)
Webサイト:蘭陽博物館

高台にある景色のいいコーヒーショップ「伯朗珈琲城堡珈琲館」

高台にある伯朗珈琲城堡珈琲館

 バスは蘭陽博物館をあとにして、海岸沿いの道を左折、急勾配を上っていく。途中、所々で木々が開け眼下に見える市街地の様子は太平洋の海岸線と街並みのバランスがとても美しい。

 バスの車窓からの景色を楽しみながら15分ほど揺られると、突然視界が開け、大きな建物が見えてくる。見晴らしのよい高台にあるミスターブラウン珈琲館は1990年に計画され、2008年よりコーヒーショップの営業を開始している。

 ミスターブラウンコーヒーは、日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、ハワイやグアムなどではかなりメジャーな缶コーヒーを出しているブランドでもある。

周辺に何もなく、まさに山の上のお城といった感じ
店内は大きなコーヒーショップ
日本円で1杯おおよそ300円から500円といった価格帯
店内は広く客席数も多い

 台湾でコーヒーというと、初めから砂糖が入っていて甘いものが一般的だが、ここのコーヒーはブラックで出てくると説明を受けた。出されたコーヒーを飲むと、少しクセのある味で、海外で飲むミスターブラウンの甘い缶コーヒーと確かに味の系統が似ていた。

窓側の席からは太平洋と亀山島を見ながらコーヒーを楽しめる
屋外にもテーブルがあり、利用できる
独特の風味があるミスターブラウンコーヒー
ケーキやフラッペなどもある

 建物は洋館風の2階建てで、窓の外には亀山島が見える。宜蘭の人たちにとって亀山島は特別なもののようで、ホテルの屋上や景観地の高台などに行くと、必ず「あそこに亀山島が見えます」と言われる。

 ボランティアガイドの沈さんに、亀山島にまつわる何か伝説のようなものはと尋ねると、「その昔、海竜王の娘と海軍の軍人が恋に落ち、そのことに怒った海竜王が、軍人を亀山島に変え、娘を宜蘭平原に変えてしまった。そのことを悲しんだ娘が泣くので、この地方は雨が多い」という話をしてくれた。

高台にあるので宜蘭の夜景を一望できる
静かに佇む亀山島
この日はスーパームーンの日だった
伯朗珈琲城堡珈琲館

所在地:宜蘭県頭城鎮外澳里8鄰石空路95号
営業時間:平日8時~18時、休日8時~19時
Webサイト:伯朗珈琲城堡珈琲館(中国語)

ゆったりとした時間が流れる「礁渓温泉公園 森林風呂」

礁渓温泉森林風呂温泉公園は礁渓公園の北側にあり、湯圍溝溫泉公園の反対側にあたる

 礁渓温泉の北側に位置する森林風呂は、バスターミナルや駅などが近くにある湯圍溝溫泉公園と比べると、ゆったりとした雰囲気がある。

 園内に入るとビジターセンターがあり、周辺に温度設定の異なる無料の足湯施設が広がっている。到着した時間が19時頃だったため多くの利用者が、楽しんでいた。ツアーの一行も1日中歩き回って疲れた足を湯船に沈め、一息ついたあと、宿泊先のホテルへと向かった。

ビジターセンターなどがあり湯圍溝溫泉公園側とは違った落ち着いた雰囲気がある
足湯につかる前に足を洗って入浴
足湯の設定温度は46℃と高めのものや、38℃くらいのものもある
かなり広めの無料の足湯があり、奥に進むと温泉施設がある
礁渓温泉公園 森林風呂

所在地:宜蘭県礁溪郷公園路70巷60号

台湾といえば夜市の屋台! 羅東の夜市でお腹いっぱい

羅東夜市は夜の10時を過ぎても賑わっている

 宜蘭県の中心部にある羅東はかなり大きな繁華街で、羅東駅から10分程度のところで夜市は開かれている。海と山に囲まれた土地ならではの豊かな食材を活かしたローカールフードの店などが立ち並び、到着時間が10時を過ぎていたため店じまいを始める屋台などもちらほらあったが、それでもかなりの賑わいだ。

多くの屋台は食べ物を扱っているが、さまざまなものが売られている

 道幅は広く全体的にかなり明るいのでとても歩きやすいが、バイクなども通行するため注意してあるこう。ただ、台湾の人たちの人柄か、スピードを出して運転するようなバイクはなかった。

 夕食をたらふく食べて、もうこれ以上は入らないと思っていたが、勧められたネギ焼きを食べてみると、意外にさっぱりとしていて、結局1枚丸ごと平らげてしまった。最後にタピオカミルクティーを購入し夜市をあとにした。次回は宜蘭県の2日目の様子をお届けする。

メインストリートから曲がると道幅が狭くなり、雰囲気もある
どこかで見たようなロゴのメガネ店があった
「ここに来たらぜひ食べないと」と言われた「ネギ焼き」

高嶋一成

1965年福井県生まれ。旅ものからIT系までさまざまな仕事に追われる日々を、船旅で癒している。ろくに話せない英語を気力でカバーしていく海外旅行も大好き。なぜか編集者からは武闘派と呼ばれている。