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JAL Facebook×JTA、沖縄でファン感謝イベントを開催

さくらジンベエ登場のサプライズ

2016年3月12日 実施

 JAL(日本航空)のFacebookチームとJTA(日本トランスオーシャン航空)がファンをおもてなし。両チームの共同企画で3月12日、JAL Facebookページのファン感謝イベントを開催した。

 JALのFacebookページは2011年春に開設。JALスタッフの顔が見えるページを目指し、各部署から有志が集まり運営している。現在フォロワーは132万人。ファン感謝イベントはこれまで羽田空港中心だったが、2015年は大阪で開催。今回初めて沖縄での開催となった。

 参加したのは700名近い応募者から選ばれた強運の持ち主22名。地元の沖縄県民はもとより全国各地より参加者がやってきた。

 那覇空港国内線ターミナルからイベント会場となるJTAメンテナンスセンターまでは空港内バスで移動。首から下げた立ち入り許可証さえ貴重な体験の一つ。車内から早くも撮影会が始まる。

 バスは滑走路を横断。これもまた貴重な体験だ。会場となるJTAメンテナンスセンターは空港ターミナルビルから滑走路を隔てた向こうにある。

 メンテナンスセンター正面玄関に着くと、操縦士や客室乗務員、整備士の皆さんがお出迎え。飛行機の到着よろしく誘導員がバスを誘導。車内では歓声と笑い声があがる。

会場に着くとJTA社員がお出迎えしてくれた

 まずはスタッフ紹介。各々ニックネームの名札を付け、自己紹介した。多くの笑いが起こり、雰囲気が一気にやわらいだ。

オリエンテーション会場には手書きのウェルカムボードが
スタッフはニックネームの名札を付け、自己紹介
参加者には手作りのしおりが手渡された

 最初のアトラクションは、ボーイング 737-800型機のモックアップを使った避難訓練。その前に準備運動ということでラジオ体操を全員で行なった。ただのラジオ体操ではない。沖縄らしく、うちなーぐち(沖縄方言)バージョンだ。これがけっこう面白く、合間に入るセリフがクスッと笑いを誘う。

うちなーぐちラジオ体操でウォーミングアップ

 体も温まり、いざモックアップ機内へ。

 那覇空港着陸直前にトラブルが発生し、海上に着水するという想定での脱出訓練を行なう。

 参加者は救命胴衣を実際に着用し、非常扉から機外へ脱出。胴衣を膨らませる作業もほとんどの人が初めてだっただろう。膨らませる作業よりも、膨らませた空気を抜く作業に関心を寄せていた人もいた。

臨場感あるモックアップでの避難訓練。参加者の表情も真剣だ

 場所を移動し、格納庫へ。扉が開くと目の前に飛行機バルーンが飛んでいる。機体には参加者全員の名前も書いてある。

 バルーンが動き、目に入ってきたのはJTAの人気機材、さくら ジンベエジェットだ。これには参加者全員大喜び。「すごーい!」「やばい!」と歓声があがった。

 さくらジンベエジェットの前に全員集合して記念撮影。みんなが満面の笑みだ。

バルーンの向こうにさくらジンベエジェットが待っていた!
サプライズの演出に、参加者から大きな歓声があがる。記念撮影する人も
さくらジンベエジェットをバックに記念撮影
ジンベエペイントの牽引車もやってきた

 機内に乗り込み、ドリンクとお菓子のサービスを受ける。機内には沖縄民謡のBGMが流れ、ちょっとしたリゾート気分だ。

機内ではドリンクとお菓子がサービスされた。ドリンクカップもジンベエデザイン

 JTAスタッフが、ジンベエジェットの開発秘話をクイズを交えながら聞かせてくれた。この実現には、ちゅら海水族館の協力はもちろんJALグループ全体の協力があったことなど、感動的な話が聞けた。

 ジンベエジェットのデビューに合わせてジンベエデザインの牽引車も用意した話も興味深かった。

クイズを交えてのジンベエジェット開発秘話。多くの協力があっての誕生だったことが分かった

 このあと参加者はグループに分かれ、機体見学を行なった。普段見られない部分を説明付きでじっくり見ることができ、飛行機ファンならずともたまらない体験だ。機体の下面にはコバンザメが描かれているなど、知る人ぞ知る情報も自分の目で確認。

機体を間近で見られるめったにないチャンス。少人数のグループでまわるのでじっくり説明も聞けた
牽引車の前で記念撮影
誘導(マーシャリング)を教えてもらう人も

 何といっても貴重な体験となったのはコックピット内の見学。たくさんのスイッチや計器を目の前に、驚きと興奮でいっぱいの様子。パイロットの帽子を被って記念撮影もなかなかできない体験だ。

機内では客室乗務員が設備を説明。機内アナウンス体験もさせてくれた
生まれて初めて座るコックピット。気分はパイロット!(※コックピット内は許可を得て撮影しています)

「遊び心を忘れず」がJAL Facebook運営のモットー。イベントも遊び心と感謝がたっぷり詰まったものだった。参加者の皆さんには最高の思い出となっただろう。

(大城和歌子)