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RACの新機材ボンバルディア「Q400CC」が初フライト

初フライトに飛び立ったQ400 カーゴ・コンビ(Cargo Combi)
琉球エアーコミューター株式会社の伊礼恭氏

 沖縄県那覇市に本社をおくRAC(琉球エアーコミューター)は4月15日、新機材カナダ・ボンバルディア「Q400 カーゴ・コンビ(Cargo Combi)」(以下、Q400CC)の初フライトを行なった。

 第1便となったのは、那覇~久米島のRAC873便。初フライトに先立って行なわれたセレモニーでは、RAC代表取締役社長の伊礼恭氏が挨拶に立ち、冒頭で前日発生した平成28年熊本地震の被災者へのお見舞いを述べたあと、Q400CCの初フライトへの喜びと感謝を述べた。

 伊礼氏はQ400CCについて、積載量を増やした特別仕様であること、座席レイアウトにゆとりがあってシニア層が多い離島便ならではのニーズに応えていること、落ち着いたデザインのレザーシートを採用していることなどの魅力を語った。

出発ロビーには横断幕やパネルが設置され、就航を盛り上げた
伊礼社長らに送られ搭乗口へ向かう乗客たち
談笑したり、サインを求める初フライトの乗客たち
RACの伊礼社長とスタッフで記念撮影も行なわれた

 Q400CCは座席数50と少人数ながら、出発ロビーには搭乗客をはじめRAC関係者、取材陣らでにぎわった。搭乗客は伊礼社長に気軽に話しかけたりサインを求めたりする人や、伊礼社長を交えて記念写真を撮るグループもあり、たいへん盛り上がった。

 同機は、このほかに那覇~奄美大島、那覇~石垣、石垣~与那国の各線にも使用される。RACでは今後、所有機材を順次Q400CCに入れ換えていく予定だ。

Q400CC使用便

873便:那覇(8時15分)発~久米島(8時50分)着
874便:久米島(9時15分)発~那覇(9時50分)着
875便:那覇(10時15分)発~久米島(10時50分)着
876便:久米島(11時15分)発~那覇(11時50分)着

853便:那覇(12時35分)発~奄美大島(13時40分)着
854便:奄美大島(14時05分)発~那覇(15時15分)着

705便:那覇(15時50分)発~石垣(17時10分)着
745便:石垣(17時35分)発~与那国(18時10分)着
746便:与那国(18時35分)発~石垣(19時10分)着
708便:石垣(19時35分)発~那覇(20時45分)着
※2016年5月31日までの時刻表より抜粋

那覇空港を飛び立ったQ400CC、手前はJTA(日本トランスオーシャン航空)のジンベエジェット

(大城和歌子)