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メルシャン、六本木の直営店で新ヴィンテージワインや限定ワインを旬食材と味わえる「秋色ハーベストフェア」

10月20日~11月21日開催

2015年10月20日~11月21日 開催

東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズ サウスタワー B1「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」

営業時間:月~金 11時~15時、17時~23時/土日祝 11時~22時

アークヒルズ サウスタワー B1にある「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」

 メルシャンは10月20日~11月21日の1カ月間、港区六本木のシャトー・メルシャン ワイナリー直営のコンセプトショップ「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」にて「秋色ハーベストフェア」を開催する。このフェアでは、ワイナリー限定ワインや発売したばかりの新ヴィンテージワイン、秋冬の旬食材を用いたフェアオリジナルフードメニューを提供する。

 「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」は、2014年1月、東京都港区にある複合施設「アークヒルズ サウスタワー」B1にオープン。オープンから1年半で、来店者数は6万5千人を突破したという。30~40代の女性客が多く、大使館や国際ホテルが近いこともあり、外国人の客も頻繁に訪れるという。

明るく、清潔感のある店内。カウンターやテーブル席がある広い店内
ワインボトルをはじめ、ワイン好きならニヤッとしてしまうディスプレイが随所にある
大きなスクリーンには、ワイン産地の風景や製造工程などが常時映し出されている
窓際のカウンター席には、防寒用にブランケットが用意されていた

 「ワインは四季を感じるもの」として、季節ごとにフェアを開催。春にはロゼワインフェア、夏にはスパークリングワインフェアを開催した。今回は、原料のぶどうが収穫期を迎え、本格的ワインシーズンが本番となるこの時期に、「新ヴィンテージを中心としたワインを旬食材の料理と共に楽しむ」をテーマに開催するもの。冬に向けて気温が下がってきているのに伴い、赤ワインをメインに押し出す。

 フェアで提供されるワインは、「安曇野メルロー」「穂坂マスカット・ベーリーA セレクテッド・ヴィンヤーズ」「山梨マスカット・ベーリーA キュヴェ・ウエノ」といったワイナリー限定品を含む12種類を提供。また、日本固有品種「マスカット・ベーリーA」を原料とした3種類のワインを60mlずつ飲み比べる「赤ワイン マスカットベーリーA 飲み比べセット」や、長野県産「メルロー」の産地、造りごとの違いを飲み比べる「赤ワイン メルロー 飲み比べセット」なども提供される。提供されるワインの銘柄は以下のとおり。

白ワイン

・マリコ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン
・マリコ・ヴィンヤード シャルドネ
・長野シャルドネ アンウンデッド
・長野シャルドネ
・北信シャルドネ

赤ワイン

・長野メルロー
・桔梗ヶ原メルロー
・マリコ・ヴィンヤード メルロー
・マリコ・ヴィンヤード シラー
・穂坂マスカット・ベーリーA セレクテッド・ヴィンヤーズ(※)
・山梨マスカット・ベーリーA キュヴェ・ウエノ(※)
・安曇野メルロー(※)

(※)山梨県甲州市にあるワイナリーと、この「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」でしか飲めないワイナリー限定品

 旬の食材を使ったフェアオリジナルのフードメニューは、それぞれ、おすすめの組み合わせワインが設定されており、メニューにも記載されている、逆にワインの項目には、おすすめフードが記載されていて、注文する際の悩みの手助けになっている。

「秋色ハーベストフェア」オリジナルフードメニューと、おすすめの組み合わせワイン
鱧とユリ根のフリット タプナードソース×マリコ・ヴィンヤード シャルドネ

 あっさりとした鱧と食感豊かなユリの根を、サクサクした歯触りに仕上げたフリット。しっかりとしたマリコ・ヴィンヤード シャルドネがタブナードソースに良く合う。

サクッとした食感の「ユリ根のフリット タプナードソース」
しっかりとしたミネラル感とボディが特徴の「マリコ・ヴィンヤード シャルドネ」
フランス産 鴨胸肉のロースト 柿のマリネ添え 3種のベリーのソース×穂坂マスカット・ベーリーA セレクテッド・ヴィンヤーズ

 上品な味わいのフランス産の鴨と柿のマリネを、果実の酸味が残るベリーソースで仕上げてある。同じく果実の酸味と香りを持つマスカット・ベーリーAと合わせるのがおすすめ。

柔らかくうま味がある鴨肉を使った「フランス産 鴨胸肉のロースト 柿のマリネ添え 3種のベリーのソース」
特に特徴的なぶどうが収穫される区画のぶどうを主体に作られたワイナリー限定品の「穂坂マスカット・ベーリーA セレクテッド・ヴィンヤーズ」
穴子と信州キノコの五穀米リゾット 熟成バルサミコのアクセント×長野メルロー

 五穀米のリゾットに、香ばしく焼いた穴子と長野県産キノコをトッピング。アクセントに、熟成バルサミコソース。上品な味わいの長野メルローと、秋らしい豊かに香る組み合わせ。

香ばしい焼穴子とキノコが印象的な「穴子と信州キノコの五穀米リゾット 熟成バルサミコのアクセント」
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区主体のメルローを使用した原酒をアサンブラージュして造られた、上品な味わいの「長野メルロー」
長野県産 エゾ鹿と栗の赤ワイン煮込みのパイ包み焼き×マリコ・ヴィンヤード シラー

 秋の山の味覚、エゾ鹿と栗を赤ワインで煮込んで作り上げたパイの包み焼き。濃厚な味わいに負けない、力強い味のマリコ・ヴィンヤード シラーが、鹿肉の味わいを引き立てる。

濃厚な味わいの赤ワイン煮と香ばしいパイ生地の「長野県産 エゾ鹿と栗の赤ワイン煮込みのパイ包み焼き」
豊かな香りとバランスの取れた酸味、スパイシーな風味が特徴の「マリコ・ヴィンヤード シラー」
報道陣向けの試飲・試食会冒頭で、「日本ワインの市場とシャトー・メルシャンの動向」を説明するメルシャン株式会社 営業本部 ワイン営業部の米川正義氏

 フェア開催に先駆け、報道陣向けに試飲・試食会が開催された。登壇したメルシャン 営業本部 ワイン営業部の米川正義氏は、日本ワインの市場とシャトー・メルシャンの動向に関して説明。「4年連続で販売数が増加し、2015年度の目標である前年度比115%の3万ケース(1ケースは750mlボトル1ダース)を達成した。半数近くを、ディストリクトシリーズやプライベートリザーブシリーズといった最高級のワインが占めている。今後も高級ワインに力を入れていく」と語った。

 試飲では、白ワイン「マリコ・ヴィンヤード シャルドネ」「長野シャルドネ アンウンデッド」を、赤ワインは「安曇野メルロー」「マリコ・ヴィンヤード メルロー」「長野メルロー」の、計5種類のワインが提供された。フードは、「鱧とユリ根のフリット タプナードソース」と「穴子と信州キノコの五穀米リゾット 熟成バルサミコのアクセント」の2品。

シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル店長/ソムリエの寺中憲由氏

 シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル店長/ソムリエの寺中憲由氏は、「長野シャルドネ アンウンデッドは、樽を使っていないがぶどうの品質が高いので、結構色が出ている。樽を使っていないのに豊かな香りがある。鱧とユリ根のフリットは、ゆずのフレーバーを使っていて、ゆずとアンウッデッドが良く合う。また、フリットなので燻製塩も合う」と、おすすめの組み合わせを紹介した。

 卓上には、自由に使えるシーズニングセットが備えてあり、「メルローとマスカット・ベーリーAの赤ワイン塩」「イタリア産のトリュフ塩」「さくらチップで燻製したスモーク塩」「ドライトマトが入ったチリオイル」「カシスのコンポート」の5種類の調味料を、自分の好きなように使える。店長/ソムリエの寺中氏がおすすめする組み合わせを試してみたところ、味と香りに深みが増して、違った印象になった。フードとワイン、シーズニングなど、自分で組み合わせを見つけてみるのも面白い。

5種類のワインの試飲と、2品のフードを試食
試飲したワイン、奥左から白ワイン「マリコ・ヴィンヤード シャルドネ」「長野シャルドネ アンウンデッド」。手前左から赤ワイン「安曇野メルロー」「マリコ・ヴィンヤード メルロー」「長野メルロー」
試飲だからではなく、常時グラスにワインタグを付けて提供している
ナイフやフォークは、各席に設けられた引き出しに用意されている
5種類の味わいが自由に楽しめるシーズニングセット
メニューはマガジン風で、料理に合わせたワインがそれぞれ提案されている

 「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」は、明るく開放的な店内と、希少ワインや旬の食材を使ったフードも楽しめる、ワイン好きにはたまらない空間だ。寺中氏は、「ワインとフードのマリアージュがコンセプトのひとつ。気楽なスタイルで、普段使いのお店として気軽に立ち寄り、ワインとフードを楽しんで欲しい」と語った。

(政木 桂)