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天草エアライン、国内初導入となるATR 42-600型機を受領、8月21日に熊本到着予定

機体の底面には「くまモン」をペイント

2015年8月14日 発表

天草エアラインが「ATR 42-600型機」を受領(写真提供:天草エアライン)

 天草エアラインは8月14日、同社唯一の運用機であるボンバルディア DHC-8-103型機の後継に導入を予定していたATR 42-600型機を、8月13日にフランス・トゥールーズで受領したことを発表した。

 新機材となるATR 42-600型機のデザインは、2013年2月25日より新デザインで運航しているイルカをペイントした機体「みぞか号」のデザインを踏襲しており、みぞか号をデザインした横田氏やタレントのパラダイス山元氏の意見を取り入れつつ、ATR 42-600型機の機体に調和させたもの。また、熊本県のPRマスコットキャラクターである「くまモン」も機体の底面にペイント。機体の内装についてもパラダイス山元氏が監修したという。

 天草エアラインが導入したATR 42-600型機は最大48人乗りのリージョナル運航向けの小型プロペラ機で、ATR製旅客機を国内エアラインが導入するのは初めてのこと。6月のパリ・エアショーでは日本エアコミューター(JAC)が同じくATR 42-600型機を2017年より導入することを発表している。

 天草エアラインがトゥールーズで受領したATR 42-600型機は、ATRから派遣されたパイロット、乗務員および天草エアライン社員によって、下記のルートで阿蘇くまもと空港に回航される。その後、8月26日から訓練を開始し、2016年1月末からの運航を予定している。

  • 8月16日:トゥールーズ(09時00分)~パフォス(15時30分)
  • 8月17日:パフォス(08時00分)~バーレーン(13時45分)
  • 8月17日:バーレーン(14時30分)~マスカット(17時40分)
  • 8月18日:マスカット(08時00分)~マレ(15時00分)
  • 8月19日:マレ(08時00分)~コロンボ(10時25分)
  • 8月19日:コロンボ(11時30分)~バンコク(18時25分)
  • 8月20日:バンコク(08時00分)~台北(15時45分)
  • 8月21日:台北(09時00分)~阿蘇くまもと(12時00分)
ATRが公開した天草エアライン向けATR 42-600の製造過程

【お詫びと訂正】初出時、ATR 42-600型機の説明に誤りがありましたので修正しました。お詫びして訂正いたします。

(編集部:多和田新也)