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日タイ修好130周年、第18回タイ・フェスティバル2017が代々木公園で5月13日~14日開催

ジェームス・ジラユ氏が日タイ修好130周年記念親善大使に任命

2017年5月13日~14日 開催

「第18回タイ・フェスティバル2017」開催

 在東京タイ王国大使館が主催する「第18回タイ・フェスティバル2017」が、東京・代々木公園で5月13日と14日の2日間開催されている。開催時間は両日とも10時から20時まで。

 2017年は、1887年9月26日の「日暹修好通商に関する宣言」(日タイ修好宣言)から130周年にあたり、関連式典も催されている。

タイ王国 副首相 タナサック・パティマプラゴーン氏

 初日の5月13日には開会セレモニーが行なわれ、タイ王国をはじめ多くの関係者が壇上に上がった。開会の挨拶をしたタイ王国 副首相 タナサック・パティマプラゴーン氏は来賓へ謝意を表わすと、「タイと日本には長い友好の歴史があり、日タイ修好130周年を迎えたことをうれしく思います。昨年のプミポン・アドゥンヤデート前国王の崩御を受け、2017年3月に天皇皇后両陛下が弔問されたことを、タイ国民は大変感謝しています」と続けた。

「現在、タイを訪れる日本人観光客は約140万人、逆にタイからの訪日観光客は約80万人です。この訪日観光客が一層増えるように努力したいと考えています。タイ・フェスティバルは今回で18回目を迎え、これまで徐々に規模を拡大してきました。今回は大使館の特別ブースも設けています。

 このようなイベントを開催できることを、東京都をはじめ関係者の皆さま、この場にいない皆さま、そしてタイ王国大使館のスタッフに深く感謝しています」と締めくくった。

外務省 外務副大臣 薗浦健太郎氏

 来賓を代表して登壇した外務省 外務副大臣 薗浦健太郎氏は、プミポン・アドゥンヤデート前国王への弔意と、マハー・ワチラロンコン・ボディントラテープパヤワラーンクーン国王の即位に対して祝意を述べると、「今年は日タイ修好宣言から130周年を迎えますが、この記念すべき年にタイの文化に触れるイベントがかくも盛大に開催されることを、お喜び申し上げます。

 また、日本とタイ両国で活躍するジェームス・ジラユさんが親善大使に任命されるとのことで、彼にはぜひ日タイ両国の架け橋として活躍してほしいと思います。

 タイへ進出している日本企業は4500社を超えました。また、昨年の岸田外務大臣のバンコク訪問を経て、『日メコン連結性イニシアティブ』が発表されています。日本とタイ両国の関係がますます深まることを祈念しております」と述べた。

 その後、関係者による開会のテープカットが行なわれ、ジェームス・ジラユ氏が壇上へ招かれると、タナサック氏と薗浦氏から親善大使のたすきが贈られた。

関係者によるテープカット
ジェームス・ジラユ氏が親善大使に任命され、タナサック氏と薗浦氏からたすきが贈られた
ステージ上では伝統舞踊を披露

飲食、物産、NGO/NPO、タイ王国関連など180近いブースが出展

 タイ・フェスティバル2017では、代々木公園のイベント広場を中心にNHKホール沿いの道などを使って、「レストラン」「物産&サービス」「ドリンク」「フルーツ」「NGO/NPO」「タイヴィレッジ」の6カテゴリー178ブースが出展している。

日タイ修好宣言130周年記念ブース
タイ国政府観光庁を始め、タイ王国関連ブースが並ぶ「タイヴィレッジ」

 タイヴィレッジにはタイ王国関連ブースが並ぶほか、タイ国際航空やタイ・エアアジアXのブースも出展。タイ国際航空ブースでは、航空券やタトゥシール、顔写真入りのバッグが当たる抽選会を開催。イベント限定の航空券の販売や、CA(客室乗務員)らによる記念撮影・ランの花の配布などを行なっていた。タイ・エアアジアXブースでも抽選会を実施している。

タイ国際航空のブース
抽選会で配られたタトゥシールをその場で貼る来場者も多く見られた
CAとの記念撮影などが行なわれた(写真提供:アンティル)
タイ・エアアジアXのブースではおもちゃの弓を使った抽選会などを実施
飲食ブースはメインステージを中心に豊富に揃っている
シンハービールのブースにはラッピングされた3輪バイクの姿が
フルーツ、食材のブースも多数並ぶ

 なお、5月20日~21日には大阪・大阪城公園、6月3日~4日には名古屋・久屋大通公園、6月17日~18日には仙台・勾当台公園でもタイ・フェスティバルが開催される。