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関西エアポートら3社、神戸空港を運営する「関西エアポート神戸」設立

2018年4月1日から事業開始

2017年9月26日 発表

関西エアポート、オリックス、ヴァンシ・エアポートが共同事業体「関西エアポート神戸株式会社」を設立

 関西国際空港(関空)と大阪国際空港(伊丹)を運営する関西エアポートは、オリックスとヴァンシ・エアポートと共同で「関西エアポート神戸株式会社」を設立し、9月26日に神戸市と「神戸空港特定運営事業等公共施設等運営権実施契約」を締結した。同社は2018年4月1日から神戸空港の運営・維持管理を行なう。代表者は関西エアポートと同じで、代表取締役社長に山谷佳之氏、代表取締役副社長にエマヌエル・ムノント氏が就く。

 事業期間は2018年4月1日から2060年3月31日で、合意延長で最長2070年3月31日までとしている。空港用地や施設の所有は神戸市が継続し、同社は滑走路の運営・維持管理など航空系事業と、ターミナルビルの運営・維持管理など非航空系事業を受け持つ。

 同社は空港活性化施策として、航空系事業では「機材大型化の働きかけ」「ビジネス需要喚起」「航空旅客の重複を抑えた路線誘致」、非航空系事業では「ターミナルビルの改修による商業エリアの大幅拡張」「旅客誘導改善による店舗への入店率向上」「搭乗手続きの効率向上と旅客回遊時間の拡大」「神戸らしさ、関西らしさが感じられる特色ある商品構成と店舗でのスピーディなサービス」を挙げている。

 またリリースでは、3空港の一体運営によって、ネットワークの最適化と拡充、資源の共有・共同調達による設備投資の最適化、人材の融合・地元関西の人材の活用などが見込まれ、関西経済の活性化にもつながるとしている。

関空、伊丹、神戸の一体運営で関西圏の経済活性化を図る
関西エアポート神戸が受け持つ航空系事業と非航空系事業の成長・活性化指針
神戸空港改修のイメージ
3空港の一体運営で設備投資や人材育成の最適化を図る
空港利用の促進を促す取り組みを実施