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JALとJTAが那覇空港でキッズイベント開催。出発ゲートエリアが飛行機のテーマパークに

2017年8月29日 実施

JALとJTAは8月29日、那覇空港でキッズイベントを実施した

 JAL(日本航空)とJTA(日本トランスオーシャン航空)は8月29日、那覇空港の出発ゲートエリアにてキッズイベントを開催した。JTAのグランドスタッフをはじめ、パイロットや整備士も集結。「JTAキッズランド」と題して、さまざまな体験ができる飛行機のテーマパークのようなスペースとなった。

 JTAキッズランドに用意された「なりきり制服記念撮影」では、JALグループのパイロットやCA(客室乗務員)、整備士の制服を着て記念撮影を実施。髪の長い女の子はシニヨンにまとめてもらい、立ち姿もばっちりCAスタイルに。

ぬいぐるみや絵本で遊べるキッズスペース
憧れの制服を着て記念撮影

 ボーイング 787型機のコックピットを2/3スケールで再現した「木製コックピットミニレーター」は男の子に大人気。このミニレーターは成田空港の整備士が手作りしたものなのだそう。操縦棹やペダルも実際に動き、モニターも画面は動かないもののバックライトで明るく表示され、本物感がある。木製なので温かみがあり、手になじむ作りになっている。

木製コックピットミニレーター。細部にこだわりが見られる
制服を着て操縦桿を握れば、気分はパイロット

 JAL折り紙ヒコーキ教室では、日本折り紙ヒコーキ協会の指導員資格を持つJTAスタッフが子供たちに紙ヒコーキの折り方を指南。出来上がった紙ヒコーキを、的がくり抜かれたパネルに向かって飛ばすゲームコーナーも用意された。

 子供たちが作っていたのは、シンプルな「へそヒコーキ」だが、個人的に目を引いた「つるヒコーキ」がどうしても気になり、作り方を教えてもらった。なかなか複雑だがなんとか完成。見た目のインパクトだけでなく、ちゃんと飛ぶので感動した。

認定指導員の資格を持つスタッフが子供たちに指導
的の穴をめがけて紙ヒコーキを飛ばす
折り方が複雑な「つるヒコーキ」完成!

 また、JTAが順次導入しているボーイング 737-800型機の模型も展示。各所に貼付された説明も分かりやすく勉強になった。なお、11月上旬には同機を塗装した新ジンベエジェットがお目見えする。

ボーイング 737-800型機の模型も展示
手書きの説明コメントがいたるところに貼付

 さらに今回は、日本の空港では初の試みとなる「ARお楽しみイベント」も開催した。ここでは、AR(拡張現実)技術を用いた動画体験ができる。専用アプリ「ARAPPLI」をダウンロードしたスマートフォンを指定された箇所にかざすと、飛行機が現われる仕組みだ。

 このイベントは、JALの歴史や仕事紹介などを行なう体験型施設「JAL SKY MUSEUM」が実施している「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」で、7月22日から9月30日まで期間限定で行なわれており、これをより多くの人にも見てもらおうと、今回、那覇空港内に初お目見えした。

 スマートフォンをかざすと、画面の中に飛行機が現われ、マンホールの中や夕日をバックに飛行機が飛ぶ。ちなみにこのマンホールは那覇空港限定デザインのものだ。

「JAL工場見学~SKY MUSEUM~」で実施中の「ARお楽しみイベント」が那覇空港に上陸した
マンホールにスマートフォンをかざすと、フタが開き、その中に飛行機が現われた

 飛行機搭乗までの時間を有意義に過ごすことができ、飛行機の魅力に触れることができたJTAキッズランド。夏休みの最後によい思い出ができたのではないだろうか。

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【お詫びと訂正】初出時、モデルプレーンの機種名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。