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JAL、子供たちに“こいのぼり搭乗券”プレゼント。福岡空港で「『空育』こどもの日特別フライト」実施
三輪車を改造したミニ飛行機や制服試着の体験会も
2017年5月5日 22:37
- 2017年5月5日 実施
JAL(日本航空)は5月5日、福岡空港で「『空育』こどもの日特別フライト」を実施した。福岡発~羽田行きのJAL316便を対象とし、搭乗アナウンスからランプでの見送りまで男性のグランドスタッフのみで行なった。ちなみにJAL福岡空港支店でこどもの日イベントを実施するのは今回が初めてとのこと。
搭乗口で特殊折り紙ヒコーキやこいのぼり搭乗券のプレゼント
「『空育』こどもの日特別フライト」は、14時00分発のJAL316便(福岡~羽田)が対象となった。福岡空港国内線ターミナルの9番搭乗口前には、折り紙ヒコーキを製作できるブースが設置されており、搭乗を待つ親子連れが訪れ、JALスタッフにレクチャーを受けながら紙ヒコーキを折っていた。
搭乗口付近では紙ヒコーキを飛ばすことができないことから、今回は特殊な紙コプタータイプのものが用意されていた。紙コプターであれば、高い位置から手を放すと遠心力で羽が開き、回転しながらユックリと落ちていく様子が楽しめる。そのほか、さまざまなJALのロゴが入った紙ヒコーキの展示もあり、そのバリエーションの多さに注目度も高かった。
当便の子供向けに特製の「こいのぼり搭乗券」が用意され、搭乗案内を担当する男性スタッフが一人一人名前を確認し、手書きで名前を書き入れて手渡し。ちなみに手荷物預入れ時にも、こいのぼりデザインの手荷物タグがプレゼントされた。どちらにもQRコードが記載されており、スマートフォンのカメラで読み込むと「ご搭乗ありがとうございます」とメッセージが表示される仕掛けとなっていた。
13時25分には、「こどもの日」ということで男性スタッフが搭乗案内を行なう旨の内容をアナウンス。13時40分には優先搭乗が始まり、20組弱の親子連れが機内へと進んだ。この便は満席の375名(幼児19名含む)が搭乗し、羽田空港へ向けて離陸準備。今回の福岡空港支店企画ではCAまで男性とはならず、グランドスタッフと整備士からなる搭乗案内と、ランプでの見送りスタッフが男性となった。
14時06分、JAL316便(ボーイング 777-200型機、登録記号:JA8985)は9番スポットからプッシュバックを開始。最後は女性スタッフも見送りに加わり、誘導路脇から手を振りJAL316便を見送った。
チェックインカウンターでは子供向けに制服着用体験などのサービス
福岡空港国内線ターミナルのJALチェックインカウンターでは、JAL福岡空港支店の整備部門によるこどもの日特別企画も行なわれていた。
三輪車を改造したJAL機を操縦できるサービスや、制服着用体験、くじ引きや飴のつかみ取りなど、福岡空港支店による手作りイベントとなっており、男の子だけでなくCA(客室乗務員)の制服を着せてもらう女の子も数多く見受けられた。
この三輪車のミニ飛行機は整備士によるフルオリジナルで、製作から5年ほど使用しているとのこと。「ちょっとヤレてきているので次を考えないと」とのことだった。コクピットにはフライトシミュレータの動画データがセットされたタブレットが設置されているという細かな配慮も見られ、子供たちは一様にモニターに集中していた。
JAL福岡空港支店は、これまでも「ひなまつりフライト」や「ナイトサファリ」、そして今回の「こどもの日フライト」といった子供向けのオリジナルイベントを打ち出してきたが、2016年からJAL全体ではじまった「空育」を強く意識していることが分かる。
もしこの先、福岡空港に親子で訪れる機会のある場合、特にその日が祝日であればJALのチェックインカウンターで子供向けのイベントが開催されているかも?、と予感させてくれる1日だった。