ニュース
西鉄、庭園で月見もできる京都の宿「ソラリア西鉄ホテル京都プレミア 三条鴨川」の内部を公開
4月29日にオープンしたばかりの「シンプル和モダン」。ここにしかないオリジナルアメニティも
2017年5月3日 00:00
西鉄(西日本鉄道)は、4月29日に「ソラリア西鉄ホテル京都プレミア 三条鴨川」(以下、ソラリア京都プレミア)を開業した。地下鉄東西線 京都市役所前駅から徒歩1分、または京阪電鉄 三条駅から徒歩4分という好立地に、地上5階・地下1階、延床面積約9577m2を誇る全200室のホテルとして誕生。
それに先立つ26日に、このソラリア京都プレミアの内覧会が開催されたので、気になる中身をお届けしたい。
唐紙や京友禅、西陣織がふんだんに盛り込まれた“プレミアム”なホテル
同社は福岡を本拠とする鉄道会社だが、ホテル事業も手がけており、国内では福岡、東京、大阪、名古屋、四国、沖縄に計17店舗、海外では韓国とタイに計3店舗、合わせて20の宿泊施設を展開している。今回のソラリア京都プレミアは国内18番目となるホテル。季節にかかわらず年間をとおして国内外の観光客が多く、「西鉄」のホテル事業におけるブランド価値・認知向上も見込めることから、京都への進出は同社にとっての悲願でもあったとのこと。
その熱意は、同社における「宿泊主体型アッパーグレードホテル」ブランドである「ソラリア」のなかでも、最も品質の高い「プレミア」を冠する唯一のホテルであることからもうかがえる。内装には自然色をふんだんに用い、唐紙や京友禅、西陣織といった「京都のエッセンス」を取り入れたアートやあしらいを各所に設け、ガーデンデザイナーの石原和幸氏による植栽も随所に配置した。
建設中に「広がり感やハイグレード感」が不足していたことから、一度は完成していた内装を根本的にやり直したところもあるのだとか。そのほかにも、ソラリア京都プレミアでしか扱っていないオリジナルのアメニティを用意し、ソラリアブランドには従来なかった大浴場を整備するなど、プレミアの名を体現する上質な「シンプル和モダン」のコンセプトに沿う、高い完成度に徹底的にこだわった。
ゴールデンウィークが含まれる5月の予約は好調とのことで、インバウンド需要も高く、現在のところ3割以上を台湾、中国、米国、欧州といった国外からの宿泊客が占めるようだ。レストランとして1階に和フレンチの店「きょうと竹若」もあるが、料亭が建ち並ぶ先斗町にも徒歩数分という距離で、「夕食を先斗町で」という場合でも行き来に苦労しない。
本能寺が目と鼻の先にあるなど、さまざまな歴史的建造物へのアクセスがよく、京都の町を散策するのにも最適。宿泊主体型ということでトレーニングジムなどの設備はないが、遊歩道が整備された鴨川べりにすぐ降りられるので、散歩、ジョギングするのにももってこいだろう。
繁忙期の料金目安は1泊あたり4万8000円~13万円。客室タイプは全11種類で、ここからはそのうち10種類の部屋を写真とともに紹介する。