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ピーチ、沖縄とタイを結ぶ唯一の直行便。那覇~バンコク・スワンナプーム線に就航
同社初の東南アジア路線
2017年2月20日 08:44
- 2017年2月19日 就航
ピーチ(Peach Aviation)は、2月19日に那覇(沖縄)~スワンナプーム(バンコク)線に就航した。沖縄とタイを結ぶ現在唯一の直行便で、同社にとっては東南アジア路線への就航はこれが初。就航している路線のなかでも最長となる。
ピーチは、那覇空港を関西空港に次ぐ第2の拠点空港として活用しており、これまで国内線3路線(このうち、成田~那覇線は3月25日をもって廃止)、国際線3路線を運航。今回の那覇~バンコク路線は、沖縄からの国際線4路線目となる。19日に就航した那覇~バンコク便は以下のとおり。運賃は、ハッピーピーチ片道運賃で9980円~4万1980円(手数料、空港使用料別途必要)。
ピーチの那覇~バンコク・スワンナプーム線
MM989便:那覇(21時20分)発~バンコク(翌日00時15分)着、月・火・木・金曜運航
MM989便:那覇(21時45分)発~バンコク(翌日00時40分)着、日曜運航
MM989便:那覇(22時05分)発~バンコク(翌日01時00分)着、水・土曜運航
MM990便:バンコク(01時15分)発~那覇(07時30分)着、火・水・金・土曜運航
MM990便:バンコク(01時40分)発~那覇(07時55分)着、月曜運航
MM990便:バンコク(02時05分)発~那覇(08時20分)着、木・日曜運航
初便となるMM989便の出発前に、那覇空港のLCCターミナル国際線出発ロビーにおいて就航記念セレモニーを開催。セレモニーでは、まずピーチの総合企画部 部長の遠藤哲氏が挨拶を行なった。
今回の那覇~バンコク便は、那覇出発が夜遅く、また那覇到着が早朝になることから、3年以上前から構想を温め、税関、入管、検疫所などの関係各所と相談を重ねながら実現にこぎ着けたという。そして、海外から沖縄に来る訪日外国人旅行者はもちろん、日本各地から沖縄を訪れる観光客が、沖縄で楽しんだあとにバンコクでさらに楽しむ、という新しい旅行パターンを楽しんでもらいたいとアピール。遠藤氏自身も、沖縄が好きで、年に数回訪れるそうだが、カレーを含めたタイ料理も好きとのことで、実際に沖縄とタイの双方を楽しむ旅のパターンを率先して満喫したいという。
最後に「今後ピーチは、沖縄をハブとして、日本とアジアを結ぶさまざまな路線を展開していきたいと思っていますので、ご期待ください」と述べ、挨拶を締めくくった。
続いて、国土交通省 那覇空港事務所 空港長の近藤尚樹氏が、就航の祝辞を次のように述べた。
「近年発展著しく、観光の見所の多いタイのバンコクと、近年観光客が増えている那覇空港が直行便で結ばれるということを、大変喜ばしく思っています。那覇空港とピーチさんは非常につながりが強くなってきていまして、関西空港の次となる拠点として那覇空港を選んでいただいております。那覇空港の国際線路線としては、この那覇~バンコク線が12路線目となります。また、国際線は週に180往復となりまして、多くのお客さまにご利用いただけるようになりましたが、これもピーチさんにお力添えいただいているからと思っております。
現在、需要に応えるように2本目の滑走路を建設中で、2020年3月に完成します。その暁には、さらに多くのお客さまにご利用いただけると思いますし、ピーチさんにもさらにご利用いただけると幸いです。まずは、今日からのバンコク便にたくさんのお客さまがご利用いただけるように、安全運航が最優先ではありますが、快適で楽しい空の旅を提供していただけることと、楽しみにしております」。
セレモニー終了後、MM989便の搭乗がはじまり、搭乗ゲート先にピーチの遠藤氏や那覇空港の近藤氏、CA(客室乗務員)が並んで、乗客をハイタッチで見送るとともに、記念品を贈呈。そして、定刻の21時45分に、満員の乗客を乗せバンコクへと飛び立った。