ニュース

沖縄観光コンベンションビューロー、10月1日~2日に「沖縄旅フェスタ2016」開催

MICEプロジェクトの開催状況、学卒プロジェクトの開催など発表

2016年9月28日 実施

 沖縄観光コンベンションビューロー(以下、OCVB)は、9月定例記者懇談会において開催中・開催予定のイベントなどを発表した。また、8月の沖縄入域観光客数についても発表した。

 発表された開催・参加予定イベントは次のとおり。

「沖縄MICEプロジェクト2016」開催状況の報告

 沖縄県とOCVBは現在、「沖縄MICEプロジェクト」を開催中。今年で9回目となる。韓国、シンガポール、台湾、上海、日本国内と対象市場を分け、各地域から10~20名のキーパーソンを沖縄に招聘。商談会、意見交換会、県内視察などを行なっている。

 ユニークベニューとして、うるま市勝連城址や読谷村座喜味城址などの世界遺産、また新たに那覇市で整備された福州園とその周辺などを紹介。琉球舞踊などの伝統芸能も紹介している。

 同プロジェクトはこれまでに、韓国、シンガポール、台湾が終了。今後、上海(10月18日~22日)、日本国内(11月28日~30日)を予定している。

「沖縄MICEセミナー&商談会 in 名古屋」の実施を報告

 沖縄県とOCVBは9月15日、名古屋でMICE営業を行なう旅行会社を対象としたMICEセミナー&商談会を開催した。来場者は23社41名、国内市場向けセミナーとしては2016年度初である。

 これまでMICEセミナーは、旅行会社や航空会社とのタイアップで開催してきたが、今回初めて県内のMICE関連事業者の出展を公募し、16事業者の参加のもと商談会形式を追加しての開催となった。

 名古屋側からは前向きな意見とともに課題も出てきた。「提供座席数(機材の大きさ)」「市場規模全体が(首都圏に比して)小さい」という意見のほか、「対象MICEは国内参加者数50名以上」という、現在のMICE支援施策の枠組みがハードルが高いといった意見が聞かれたとのこと。

 なお、2017年1月には大阪で同様のセミナーを開催予定。

沖縄MICEセミナー&商談会 in 名古屋の様子(写真提供:OCVB)

「沖縄旅フェスタ2016 in 沖縄コンベンションセンター」開催

 OCVBと琉球放送(以下、RBC)は10月1日、2日の2日間にわたり「沖縄旅フェスタ2016 in 沖縄コンベンションセンター」を開催する。沖縄県民の旅行需要を喚起するとともに沖縄に就航する航空路線の利用促進や就航地との交互交流を行なうことを目的とした旅の総合イベント。

 国内・海外の観光事務所から、航空会社、旅行会社、ホテル、観光施設など全33団体49ブースが出展し、各地域の観光や物産の魅力を伝える。

 旅行会社が提供する限定格安ツアーの販売、お楽しみ抽選会などのほか、今回は特にご当地グルメの紹介などが見どころとなる。

 また、ステージイベントとしてRBCテレビ番組やラジオ番組の生放送、女優・タレントの東ちづるさんのトークショー、県内人気アーティストのきいやま商店、jimamaによるライブなども行なわれる。

沖縄旅フェスタ2016 in 沖縄コンベンションセンター

開催日:2016年10月1日(土)、2日(日)
時間:1日:11時~18時、2日:11時~17時
場所:沖縄コンベンションセンター展示場
料金:無料

「学卒プロジェクト2016」エントリー募集開始

 沖縄県とOCVBが毎年行なっている「学卒プロジェクト」を2016年も開催。9月15日からエントリー募集を開始した。2015年は18チーム91名が参加。今年は30チームの参加を目標としている。

 同プロジェクトは、沖縄県内の学生が学生目線でお勧めの旅行プランを作成するもの。地域観光協会が連携し、講習や現地視察ツアーをとおして、各地域の観光資源について学び新たな魅力を発掘してもらうことを目的としている。

 参加対象は沖縄県内の大学生、短期大学生、専門学校生。エントリー締め切りは10月14日。その後、講習、視察を経て企画書を作成。一次審査を通過した作品は12月26日の最終審査会で実際にプレゼンテーションを行ない最優秀賞が決定する。

ジャパン・ツーリズム・アワード優秀賞受賞表彰式に参加

 OCVBが作成している観光学習教材「めんそ~れ~沖縄 観光学習教材」が、「ツーリズムEXPOジャパン2016 第2回ジャパン・ツーリズム・アワード国内・訪日領域部門」で優秀賞を受賞。9月22日に東京・ベルサール東京日本橋で表彰式が行なわれ、沖縄コンベンションビューロー会長の平良朝敬氏が出席した。

 受賞対象となった教材は、「観光」の視点から沖縄の歴史・文化・自然を学び、世界へ誇れる沖縄の魅力を理解してもらう目的でOCVBが制作しているもの。今回、観光立県沖縄での観光人材育成プログラムとして、将来を担う子供たちへの観光教育に着眼し継続的に取り組んでいることが評価された。

 また、表彰式と同日より始まった「ツーリズムEXPOジャパン2016」において、沖縄ブースがブースグランプリの準グランプリに輝いたことも発表。うれしいダブル受賞となった。

第2回ジャパン・ツーリズム・アワード国内・訪日領域部門の優秀賞として贈られた表彰盾
第2回ジャパン・ツーリズム・アワード 表彰式の様子(写真提供:OCVB)
「ツーリズムEXPOジャパン2106」の沖縄ブース(写真提供:OCVB)
ブースグランプリで準グランプリを受賞(写真提供:OCVB)

2016年8月の沖縄入域観光客数について

 2016年8月の沖縄入域観光客数は92万6900名。国内客は69万4900人で前年比108.1%。また、外国客は23万2000人で前年比150.0%とこれまで同様大きな伸びを見せている。8月は台風による影響もなく、2015年は9月のシルバーウィークに流れた旅行需要が今年は8月に戻ったと分析している。

 外国客については、特にクルーズ客が前年比5万4500人増、221.9%と大きく伸びている。一方で空路客は航空機の座席数の減少の影響もあり、前月(7月)より若干の減少が見られた。