沖縄観光コンベンションビューロー、冬でも温かい沖縄の魅力をアピールする「冬旅おきなわ旅行券キャンペーン」など説明

　沖縄観光コンベンションビューロー（以下、OCVB）は12月22日、12月定例記者懇談会において開催予定のイベントなどを発表した。

　発表された開催・参加予定イベントは次のとおり。

「学卒プロジェクト2016」最終審査会を開催

　沖縄県とOCVBは、沖縄県内の学生が作成する旅行プランのコンテスト「学卒プロジェクト」の最終審査会を12月26日に開催する。

　同プロジェクトは、沖縄県内の大学・短大・専門学校生を対象に実施されていた旅行プランコンテスト。9月中旬にエントリーを開始、書類選考で残った作品から最終審査でグランプリを決定する。

　参加チームは大学・短大部門が6校17チーム83名、専門学校部門が1校10チーム。それぞれ、各地域観光協会と連携し、講習や現地視察ツアーをおこない観光資源を学んだ。

　最終審査に残ったのは大学・短大部門が上位4チーム、専門学校部門が上位3チーム。最終審査会でプレゼンテーションを行ない、それぞれの部門からグランプリが選出される。

　学生たちの作成したプランはWebサイトやリーフレットなどで全国に配信。学生目線ならではのプランに注目したい。

冬の沖縄の魅力をPRする「冬旅おきなわ旅行券」キャンペーンを実施中

　沖縄県とOCVBは、冬でも温かい沖縄の魅力をアピールする「冬旅おきなわ旅行券」キャンペーンを実施している。航空会社2社、旅行会社2社が参加し、12月12日より一部商品が販売スタート。2月末日出発分までの魅力的な商品を販売する。

　冬でも温暖な沖縄県は冬季旅行先として人気があるが、県内目線では冬季は入域数が少ないのが課題。そこでこの時期に、お得な料金、クーポン等を利用した商品を販売し、観光客誘致を図ろうというもの。

　対象商品は航空券＋宿泊のダイナミックパッケージ、航空券＋宿泊＋観光コンテンツ等などを含むフリープランおよびパッケージプランがある。

　すでに、ANA（全日本空輸）とじゃらんnetでは対象商品を販売中。今後、JAL（日本航空）と楽天トラベルでも販売予定。個別の商品については、各サイトを参照されたい。

「第34回 沖縄花のカーニバル2017」が2017年1月よりスタート

　沖縄県とOCVBは、1984年より実施している「沖縄花のカーニバル」の2017年の実施を発表した。2017年1月21日の「もとぶ八重岳桜まつり」から、5月7日の「伊江島ゆり祭り」まで、県内各地での花のイベントをアピールする。

　冬でも温暖な沖縄は、鮮やかな花が通年楽しめるのも魅力の一つ。同イベントは今回で34回目となる恒例行事となっている。

　1月21日には「第39回もとぶ八重岳桜まつり」との合同オープニングセレモニーを本部八重岳桜の森公園内で開催。

　またイベントに合わせパンフレットを作成。県内のどこで、いつイベントが行なわれるか分かるほか、パンフレット掲載施設のレシート（500円以上）2枚で応募できるフラワーラリー企画なども実施する。

　海洋博公園では顔ハメパネルを設置し、旅行の記念写真を撮影できたり、Instagramから投稿するフォトコンテストなども企画している。

　同イベントに関する情報は、Webサイトでも発信している。

沖縄花のカーニバル2017パンフレット

「沖縄ナイト in 香港 2016」の初開催を発表

　沖縄県とOCVBは、沖縄観光振興への協力地域において「沖縄ナイト」を実施しており、2016年度に初めて香港で開催することを発表した。

　香港は、海外からの沖縄入域数が台湾、中国、韓国に次いで4位となる地区。那覇空港との直行便も3便が就航しているほか、2016年6月には石垣～香港の直行便も就航し利用率も好調だ。

　今後もさらに市場拡大が見込まれる地域であり、同イベントに関連して沖縄観光セミナーおよび商談会も実施する。

　沖縄ナイト in 香港 2016では、芸能披露や沖縄食材料理の提供、観光物産展示などが予定されている。

2017年「沖縄観光新春の集い」を開催

　OCVBは2017年1月4日、沖縄県観光関係業界の関係者を対象に「沖縄観光新春の集い」を開催する。

　入域観光客数が37カ月連続で単月過去最高を更新している沖縄観光。2017年もいっそうの発展を図るため、OCVBと関連事業者との親交と協力関係を深めることを目的に開催。

　同式典では、先だって選出された「2017ミス沖縄」が初めて公式行事に参加する。