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JAL、新千歳空港国内線ラウンジ6月29日オープンに合わせ、「JAL特製焼きカレーパン」など新メニューも順次展開

2016年6月29日 リニューアルオープン/新メニュー展開

 JAL(日本航空)は新千歳空港において6月29日、「サクララウンジ」をリニューアルオープン、「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を新規オープンする。これにあたり、ダイヤモンド・プレミアラウンジで提供する飲食サービスの内容拡充などについても6月27日に発表があった。

インテリアデザイナーの小坂竜氏

 新千歳空港のJALのラウンジスペースはターミナルビルの2階から3階に移転し、ダイヤモンド・プレミアラウンジとサクララウンジを合わせた面積は、従来と比べて約2倍に拡大。ほぼすべてのエリアが窓に面し、滑走路を一望できる開放的な空間になるという。

 羽田空港国際線ラウンジも手掛けたインテリアデザイナー小坂竜氏が「日本のたたずまい」をコンセプトに、和の素材の風合いを取り入れながら現代的な空間をデザインした。

 ダイヤモンド・プレミアラウンジは、大きく2つのエリアから構成され、ダイニングエリアは竈をイメージしたダイニングテーブルを中央に配し、羽田空港同様のブッフェ形式で軽食メニューを提供。メインエリアはソファを中央に配した居室風で、各座席のプライバシー性を確保し、手荷物の収納スペースも設けられている。そのほか、滑走路を一望できるカウンター席や、二人での利用を想定した組席なども配置している。

「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」(イメージ)

 サクララウンジは、大きく4つのエリアで構成されている。1つ目のダイニングエリアは、竹ひごをモチーフにした照明と手荷物をかけられるカウンターテーブルを中央に配置、正面に銅をイメージした色調の、弧を描くビバレッジカウンターが設けられている。

 2つ目の家族などグループ向けのエリアでは、3人が座れる横長のソファやテーブル席を配置。3つ目の北海道の自然をイメージして緑を取り入れたアートエリアは、高さの異なるカウンターを組み合わせたカウンターテーブルを配置。4つ目の収納性を高めた座席を配置したエリアは、座り心地やプライバシー性を重視しつつ、読書を楽しんだり、仕事をしたりしやすい空間になっている。

「サクララウンジ」(イメージ)
書家/アーティストの紫舟氏

 さらにダイヤモンド・JGC(JALグローバルクラブ)プレミア検査場へ向かうエントランスでは、チームラボによる作品「空書と鶴 ― 白銀」が展示されるほか、ラウンジへ向かうエスカレーターを上った場所には、書家の紫舟氏による書の彫刻、「書景 letterscape ~春夏秋冬~風水香~雨上天澄~」が展示される。

 ダイヤモンド・プレミアラウンジでは、これまで提供していたおにぎり、パンに加え、JALオリジナルカレーをベースにした「JAL特製焼きカレーパン」やスープ、味噌汁を新たに提供する。JAL特製焼きカレーパンのみ毎日11時30分から、それ以外は終日提供される。7月1日からは、羽田空港のダイヤモンド・プレミアラウンジでもJAL特製焼きカレーパンなどの提供が始まり、伊丹空港、福岡空港にも順次展開していく予定だ。

 また、北海道との包括連携協定により、期間限定で新千歳空港のラウンジ内で、北海道が認証した北海道産商品を中心に銘酒・銘菓などの提供も行なう。

JALオリジナルカレーをベースにした「JAL特製焼きカレーパン」
トマトポテトチャウダー
富良野産小麦を使ったクロワッサン