若林直樹のトラベルフォトギャラリー

黄金に輝く「ドイ・ステープ」(タイ)

「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」は青空の下に黄金に輝く仏舎利塔があり、タイのなかでも屈指の美しい寺院だ。訪れたのは新型コロナが流行する前、タイ国の北に位置するチェンマイに旅したときだ。この周辺には多くの寺院があるが、市街から約15km西にそびえる標高1080mのステープ山頂にあり、「天空の寺院」と呼ばれたりしている。

 中腹のまでクルマかトゥクトゥクで行き、そこから入場料を払い306段の階段を登りれば寺院内に入れるが、すぐ側にあるケーブルカーを利用して楽して上がってみた。この地はタイのパワースポット5選の1つで、仏舎利塔の回りを蓮の花と線香を携えて祈りながら3周し、お供えするとよいと聞きさっそく試してみた。

 ほかにも寺院や建造物、さまざまな仏像があり見て回ると楽しい。なかでも象の神「ガネーシャ」は事業開始と商業の神・学問の神と言われ、象好きな私のお気に入りだ。展望台からはチェンマイの町を一望に見ることができ、1日居ても飽きないだろう。帰りは306段の階段を降りると、階段の両脇にはナーガ(蛇神)が見守っていてくれる。

 仏教徒の多いタイでは初詣でという習慣はないが、節目節目で寺院を訪れ参拝するという。ここ「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」も新年には多くの参拝客が訪れている。また旅することができる日がきたら、黄金に輝くタイの寺院に初詣でをしてはどうだろう。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/