汽車と吊り橋の大井川（静岡県）

　大井川は東西に長い静岡県のほぼ中央を流れている一級河川だ。川に並行して鉄道路線（大井川鐵道 大井川本線）があり、新金谷駅と千頭駅を結ぶSL（蒸気機関車）が1日数回走っている（SLは運休日もあるので注意）。千頭駅から先の井川駅までは日本唯一のアプト式電車が走り、渓谷や湖上駅（奥大井湖上駅）など見どころがたくさんある路線だ。

　大井川やその支流はダム湖や渓谷など美しい場所が多く、またさまざまな吊り橋が16個ほどある。なかでも寸又峡とそこにある吊り橋（夢の吊り橋）が有名で、特に紅葉の時期は美しく何度でも行きたいところだ。

　大井川を楽しむにはクルマでも鉄道でもどちらでもOKだ。鉄道で行く場合はJRの東海道本線 金谷駅で大井川本線に乗り換える。電車もしくはSLで千頭駅まで行き、寸又峡まではバスで行くことができる。井川線の湖上駅は一度は訪れてみたい場所だ。

　クルマで行く場合は、大井川沿いに整備された車道がありドライブによい。どちらの交通機関を使うにしても渓谷や吊り橋は歩くので、歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズで怪我がないように楽しんでほしい。