ハワイ現地発
【ハワイ現地発】ホテル最上階の絶景レストランで10ドル台ランチ
2024年7月22日 12:00
「せっかくのハワイ、青い空とコバルトブルーの海が見えるレストランで食事をしたい」と誰もが思うはず。でもそれなりの料金になるよね……。それなら、オーシャンフロントのロケーションを誇るこのホテルの最上階にあるレストランをオススメしたい。ランチメニューは10ドル台から。展望レストランで、どこに座っても絶景が約束されている。
1964年の開業以来、世界中の旅人たちから愛されてきた「イリカイ ホテル&ラグジュアリー スイーツ」。ワイキキとアラモアナセンターの間、ヨットハーバーの前に位置するこのホテルの最上階に2021年に開店したのが、地中海料理ダイニング「ペスカ・ワイキキ・ビーチ」だ。
ガラス張りの専用エレベーターに乗り、そこから一気に地上30階まで上がるときに見える景色はこんな感じ。アラモアナビーチ、マジックアイランド、ヨットハーバー、その先には地球の丸さを感じさせる水平線と真っ青な空が広がっている。
エレベーターから降り立つと「いらっしゃいませ」と迎えてもらえる。広いスペースにはカウンター、テーブル席があり、巨大なワインセラーも備えている。
そして一角は新鮮な魚が氷の上を彩っている。地中海、ハワイ、日本を含め、世界から空輸で取り寄せた旬の魚介を重さでオーダーでき、好みに合わせて調理してくれる。が、今回のお目当てはランチ。
食のごちそうはもちろんだが、ここではなんといっても景色が最高のごちそうになる。円形の展望レストランなので360度のビューが視界に広がる。
海、山、ホノルルの街並みが見える席があり、今回は海とダイヤモンドヘッドを望む席へ。
前述のとおり、シーフードを贅沢に楽しむのも素晴らしい体験となるが、リーズナブルに上質な料理を味わうならランチ一択で。2024年5月にメニューがグレードアップし、やわらかで肉汁の多い最高級USDAプライムビーフによるクラシックバーガーや、ファンの多いミートローフ、フィッシュタコスが18ドルで堪能できるメニューが登場した。この日は1777ミートローフ(18ドル)とローストシュリンプ冷製パスタサラダ(20ドル)をオーダーした。
ミートローフはローストしたガーリックソースと肉の味が非常によく合っている。下にはマッシュポテトとほうれん草が敷かれていて、バランスよく、かなりボリューミーな1皿。冷製パスタサラダは、オーダーが入ってから焼くジャンボエビやオアフ島農場からのフェタチーズ入りのクオリティの高い一品だった。
このほかのランチメニューはアペタイザー(12ドル~)やサラダ(12ドル~)。ロコモコ(24ドル)などがある。さらに、サラダ・魚のチャウダー・その日の魚料理・デザートのプリフィックスランチは38ドルで、ホテル最上階レストランとしてはリーズナブルだと思う。ランチタイムは15時までで比較的ゆっくりできるのもうれしい。
もう一つのお得情報は、このレストランの長過ぎるハッピーアワーだ。「オールデーハッピーアワー」と呼び、11時から22時(LO)まで実施している。ジャンボシュリンプや生牡蠣、ファラフェルなどの料理一品が10ドル台。カクテルやワインも10ドル以下。日中の青い海もサンセットも、好きな時間に訪れて一杯が飲める。ただしカウンター席のみ(海は見える!)。
この高さからダイヤモンドヘッドや海を見下ろせる場所はなかなかないが、意外に知られていないこのレストラン。ホテル内のレストランならではのサービスと食事、そしてパノラマビューを心ゆくまで楽しめて、格別な時間と最高の思い出になるはずだ。
ちなみに、このレストランは一つ下のフロアに絶景チャペルも備えていて、個室もあるので挙式と食事も楽しめる。