ボーカリスト琴音の音楽旅

春の始まりに長野県松本へ! 北アルプスに名物グルメ、レトロな街を堪能

大正ロマンの雰囲気たっぷりの松本へ

 暖かい日も増え、少しずつ春らしくなってきた関東地方。今月は泊まりでの旅行は難しく、どこか自然のあるところに遠出したいけれど日帰りの範囲でどこかないかな?と考えていたところ……。

 以前から気にはなっていたけど、まだ行ったことがなかった長野県松本を思い出し、日帰りで行けないこともないな!?と一念発起してクルマで行ってきました。

 軽井沢はよく行っていましたが、それより松本は少し都内からは奥になるし、長野方面はあまり旅行に行ったことがない私。以前行った安曇野、戸隠に続き今月は松本を散策してこんなにおもしろい街だったのか!と。

 日帰りではありましたが、のんびり松本を散策した1日をレポートします。

まずは松本のソウルフードで腹ごしらえ

 自宅からクルマを走らせて約3時間、ほどよいドライブを楽しんだあとに昼過ぎに松本に到着。まずはランチに行こう、ということでカレーの名店「メーヤウ」の信大前店にお邪魔しました。

 2026年3月時点では信大前店に駐車場はなく、近隣のコインパーキングを利用とのこと。すぐそばのパーキングにクルマを入れ、降りた瞬間からスパイスのすごい香りが漂います。

 お昼時で少し待っての入店、今回はカレーの2種盛りで私はトマトが効いた辛さ控えめのスリランカカレーと豚肉のブラックカシミール、旦那は同じくブラックカシミールと辛さMAXのチキンイエローカレーを注文。

 こちらのご飯は五分づき米で少し茶色く、玄米と白米の間ということで香ばしい香りがカレーとよく合います。ブラックカシミールはホロホロに煮込まれた豚肉のブロックと、少しほろ苦さのあるカシミールが絶妙にマッチ。

 辛さ控えめのスリランカカレーは牛の薄切り肉が入っていて食べやすいです。トマトの酸味がサッパリと食べさせてくれます。旦那のチキンイエローも少しいただき、辛さはピリピリと来るものの、ほんのりとしたココナッツの香りと甘さがよいバランス。

 付け合わせはテーブルに青唐辛子の醤油漬けがあり、これが辛味も旨味も増してくれるよい副菜となりました。

メーヤウ信大前店
カレーに合う五分づき米
左側がブラックカシミール、右上チキンイエロー、右下スリランカカレー
辛いけど美味しい青唐辛子の醤油漬け

お腹いっぱいになったあとは、近くのワインショップへ

 メーヤウの絶品カレーを楽しんで、代謝アップしたあとはすぐ近くにあるかわいい外観に惹かれてワインショップ「WA-KU wine」に入ってみました。

 徹底的な温度管理のもと輸送されたワインは、すべてがセラーに入っていて丁寧に管理されています。店主が丁寧に説明してくれるので、そこまでワインに詳しくない私たちでもイメージを膨らませてお買い物を楽しめました。

 バーカウンターもあり、ワインを購入するにあたりテイスティングして参考にさせていただきました。我が家は赤ワインを1本購入、車移動が多くなりすっかりお酒を飲む機会が減ってしまいましたが、やっぱり美味しいワインは格別ですね。

 こちらのお店はフランスのワインを中心に取り扱っていて、なんとなくフランスと気候が似ている信州でヨーロッパの空気を感じることができました。

WA-KU wine入口
徹底的に管理されているワインたち
テイスティングにおつまみの販売も

お腹がいっぱいになったのでお昼寝をしに自然のある公園へ

 お腹がいっぱいになり、ワインを少しテイスティングしたら私は少し眠くなってしまったので、運転手である旦那も少し休憩をしようということで、仮眠を取ることに。

 せっかくだから景色のよいところに行こうということで、「松本市アルプス公園」に向かいました。

 こちらは広大な敷地の公園となっていて、ほとんど山一つ分ほど。自然をたくさん残した公園ではありますが、子供用の遊具もたくさんあり、子供たちからしたらアスレチックパラダイスと言っても過言ではありません。

 ローラー付きのソリでコースを駆ける「アルプスドリームコースター」など有料の乗り物もあり、かなり楽しそう。そして何より、北アルプスを一望する絶景を見ることができます。

 絶景スポットの前に芝生があったので、そこにシートを敷いて旦那とお昼寝。時間にしたら30分ほどの仮眠でしたが、自然のなかで眠るというのがものすごいリフレッシュになり、疲れが取れました。

 ここのところキャンプに行けていないので、こうやって自然を感じる公園に来られてよかったです。自然を楽しみつつよい休憩時間となりました。

松本市アルプス公園
北アルプスを眺めながらお昼寝
アルプスドリームコースター
音楽堂もありました

自然を楽しんで、お昼寝後のコーヒータイム

 自然のなかでお昼寝を楽しんだあとは、アルプス公園からほど近い「月詠珈琲」に行きました。レトロなヴィンテージ感のあふれる店内はリラックスできる音楽がかかっていて、くつろげる雰囲気。

 お客さまの年齢層も幅広く、老若男女がこのゆったりした店内を楽しんでいる様子でした。コーヒーや飲み物の種類も幅広く、コーヒー以外の飲み物も多かったのでコーヒーが好きじゃない人と一緒に来るのにもよさそう。

 私たちは深煎りのコーヒーが好きなので、今回は2人ともマンデリンを。チーズケーキが美味しいということだったので、私はチーズケーキ、旦那はショコラノワールを注文しました。

 しっかりとコクのあるマンデリンはお水が美味しいのもあると思うんですが、何のクセもなくスッと喉を通る感覚が心地よいです。しっとりとしたチーズケーキはトロトロ食感でありながら、しっかり弾力もあり食べやすい固さ。旦那の頼んだショコラノワールは、なかに少しスポンジ生地が入っていて、こちらもチョコレートの濃厚さとケーキ感をしっかりと感じられる逸品でした。

 チョコレート自体の香りも高く、コーヒーとの相性も抜群。スイーツ自体のクオリティも高いのですが、あくまでコーヒーに合うスイーツというテーマで作られている気がしました。くつろげる店内におしゃべりも弾み、ついつい長居をしてしまいました。

入口から素敵な月詠珈琲
温かい音のオーディオのある店内
今回はマンデリンを
美味しいと評判のチーズケーキ
濃厚なショコラノワール

夜のなわて通りも雰囲気たっぷり、暗がりのなかでの散策も楽しい

レトロな雰囲気の建物がたくさん

 月詠珈琲をあとにして、古い城下町の街並みが残るなわて通り方面に移動しました。

 歩いているだけでも、大正ロマンを感じる建物が多く見ていてとても楽しいです。そんななか、古本屋さんでありカフェ&バーの「古本喫茶 想雲堂」を見つけました。

 店構えもかわいいし、店内の本の置き方や雰囲気もレトロで洞窟に迷い込んだようなワクワク感があります。私は歴史関係の本と小説を数冊購入、お茶も飲みたかったけどコーヒーを飲んだばかりだったので断念。

 お酒も飲めるようなので、ゆったりウイスキーを飲みながら本を探すのも楽しそうです。

古本喫茶 想雲堂
喫茶としても楽しめる本屋さん

 お次は川沿いの長屋が連なるなわて通りの雑貨屋さん「toca by lifart」に入ってみました。ヴィンテージのグラスなどポップな品揃えで、最近はお風呂に入るときにキャンドルを付けるのにハマっているのでリンゴの香りなどをブレンドした「信州」という名前のキャンドルを購入してみました。

 爽やかな香りで、お風呂に入りながら香りで旅の思い出をよみがえらせることができそうです。

なんとも言えない雰囲気のなわて通り
カエルがトレードマーク
ポップなtoca by lifart店内

 なわて通りを歩き進めていくと、美味しそうなアイスクリーム屋さんを見つけました。好きな食べ物はいろいろありますが、アルゼンチンのブエノスアイレス滞在時はほぼ毎日アイスを食べていたほどアイス好きな私。

 フレーバーもなかなか日本にはない組み合わせの独創的なものも多く、少し肌寒かったけれど「コリアンダーラズベリークランブル」を頼んでみました。

 そこまでコリアンダーが主張し過ぎず、調和の取れた味で美味しい! 奇抜な組み合わせでも、なんなくミルクアイスがみんなを仲よくさせてくれています。

 このお店、内装も海外っぽくてとても素敵でした。なんだか、ブエノスアイレスでアイスクリームを食べているような気分になれました。

MT.DESERT ISLAND ICE CREAM
個性的なフレーバーたち
海外っぽいオシャレな店内
コリアンダーラズベリークランブルのアイス
夜も雰囲気よくて楽しいなわて通り~中町通り

長野といったらやっぱり蕎麦! 名物の山賊焼きとともに

 アイスクリームを食べて海外気分を味わったら、最後は締めの夕飯です。せっかく長野に来たからにはやはりおそばを食べたい、ということで名物の山賊焼きも食べられる「そば処ものぐさ」に中町通りを抜けて向かいました。

 中町通りの喧騒から少し離れて、落ち着いた住宅街の雰囲気もあり地元のお店感満載。観光地化されていると、外から来た身としては見やすいけれど「地元」を感じられるお店も押さえたいところ。特に食べるところは!

 山賊焼きとざるそばを大盛りで、美味しそうだった野沢菜茶漬けを注文しました。まずはドドーンという効果音でも付きそうな山賊焼きが登場。「焼き」とありますが、醤油とにんにくの効いた唐揚げになっています。

 そして、ざるそばは2人でシェアするつもりだったので、お店のご厚意で2つに分けて置いてくれてうれしい。ツルッツルの喉越しですが、しっかりと蕎麦の「ザラリ」とした食感が表現されている絶品のおそば。東京よりもそばつゆも少し甘めで私の好みでした。

 野沢菜茶漬けは信州名物の野沢菜と、香ばしいそば茶のお茶漬けでこれまた絶品。そば茶の香りとシャキシャキの野沢菜漬けの塩気が、ご飯の甘みを引き立てて手が止まらなくなります。

 優しい雰囲気でのものぐさでの食事で、心もお腹も大満足でした。

そば処ものぐさ
松本名物、山賊焼き
そばの魅力もたっぷりの野沢菜茶漬け
ツルツルのざるそば

 思いつきで行った松本日帰り旅でしたが、思った以上に街並みもレトロで素敵だし、少しクルマを走らせれば自然もあり大満足の旅になりました。

 オシャレスポットもありつつ、大自然と北アルプスのまだ雪の残る優美な姿は東京での目まぐるしい毎日の癒しとなりました。

 長野はあまり旅行で行ったことがないエリアですが、都内から思ったよりも近かったのでこれからはもっと遊びに行きたいです。

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。
ブログは https://kotone1010.com/