ボーカリスト琴音の音楽旅

秋の川崎大師&船で行く横浜工場夜景ツアー! 映えまくりの京浜エリア旅

川崎大師表参道入り口

 首都高を走っているとチラッと見える京浜地帯の工場夜景。見えそうで見えないギリギリのラインで、前々からいつかじっくり見たいと思っていました。

「川崎 工場夜景」で検索してみると、なんと海側から小型船で近くまで行けるツアーがあるではありませんか! 横浜から船が出ているそうで、その工場夜景ツアーと、意外と訪れたことのなかった川崎大師(金剛山 金乗院 平間寺)さんにもお参りに行ってきました。

 昼過ぎに京浜急行の川崎大師駅に到着して、表参道に入りました。美味しそうな揚げまんじゅうのお店があり、揚げたての「ごま揚げまんぢう」をいただきました。参拝が目的なのか食べ歩きが目的なのか分からなくなりますが、どちらも楽しみたいですよね。そのお隣にお煎餅屋さんがあったので、一風変わった納豆チーズとげん担ぎのだるま煎餅を購入しました。

 川崎大師といえば飴が有名だそうで、きな粉飴を購入しました。川崎大師にたどり着くまで、仲見世にたくさんのお店があります。だるまのお土産さんが多く、その中の田辺屋で、キティちゃんのお守りをお土産に買いました。カフェなども多く、歩き疲れても休憩できます。

みかどの厄除けごま揚げまんぢう
手焼きせんべいの雷神堂 川崎大師店
納豆チーズはほのかな納豆の香り。開運だるませんべいの白い部分はお砂糖
住吉屋総本店
きな粉飴を購入
工場内がチラ見え。今回は名物のくず餅は購入せず
川崎大師仲見世
開運のだるまのお土産屋さんが多い

 そして、念願の川崎大師 平間寺へ。さすが、迫力があります。初詣の参拝者数が全国でも有数なのもうなずけます。厄除けで有名な弘法大師さまのご利益を頂戴すべく参拝をし、大本堂内部は撮影できませんでしたが荘厳でとても美しかったです。ほかにも川崎大師には見どころがたくさん。

 祈りと平和の像を過ぎると、八角五重塔が右手に見えてきます。そして、鐘楼堂を越えると何やら朱い綺麗な橋が。と、その先には黄金に光輝く釈迦如来像が鎮座しておられます。本当に綺麗な像でピッカピカ。これは幸運のご利益がありそうです。

 橋を渡ると、今度はやすらぎ広場と薬師殿が見えてきました。やすらぎ広場はワンちゃんの憩いの場になっていて、ワンちゃんをお散歩させている方も多かったです。この薬師殿ではかつて自動車交通安全の祈祷も行なっていたそうです。建物のデザインがすごくカッコいい。川崎大師にゆかりのある碑蹟や境内を見学して川崎大師を出ました。

川崎大師 平間寺 大山門
祈りと平和の像
鐘楼堂
八角五重塔
やすらぎ橋と釈迦如来像
薬師殿は建物がカッコいい
動物も癒される川崎大師
横綱北の湖銅像
力比べに使われた力石
遍路大師尊像
中書院
福徳稲荷
不動堂

 少し休憩しようと立ち寄ったのは、表参道から少し脇道に入った喫茶店ムーンライズです。店先に何やら私好みの海外の雑貨などが飾られていて、興味津々で入店しました。煙草の香りと珈琲の混ざった香り。なんともいえない懐かしい香りです。

 店内には温かい印象の鉛筆画が飾られていましたが、店主がお書きになったものだそうです。その印象そのままの優しい接客で、美味しいコーヒーで心も温まりました。

喫茶店ムーンライズ
かわいいポスト
店主の描いた猫ちゃん
トラジャブレンド。カップもかわいい

 少しお腹も空いてきたので、通りすがりに気になっていたお好み焼き屋ニューマリーンへ。入るなりおじいちゃんマスターがお出迎え。昔懐かしい雰囲気で清潔感のある店内で期待大です。ピリ辛ねぎ豚天を注文したら、チャンジャ入りの生地で自分で焼くスタイルでした。

「よーく焼いてね」とマスターに言われたとおり、じっくり火をとおして実食。カツオだし香る生地が美味しい。ソースをかけるのがもったいないくらいでしたが、ソースとマヨネーズもかけて完食しました。1人もんじゃにも挑戦し、今まで人にもんじゃを焼いてもらっていた私はマスターに土手作りからやってもらうことに。

 が、火が付いていなかったりアクシデントもありつつマスターと笑いながら作ったもんじゃは、とても美味しかったです。タイムスリップしたかのような川崎大師周辺でのグルメツアー。時間があればお酒も飲みたいところでしたが、このあとには工場夜景ツアーを申し込んでいたので、移動のため京急川崎大師駅に向かいました。

ニューマリーン入り口
タイムスリップしたかのような店内

 京急川崎大師線で川崎駅に向かい、京浜東北線でJR桜木町駅で下車。横浜の街並みが好きな私は、工場夜景探検ツアーの集合場所、大さん橋方面まで20分ほど歩くことにしました。集合場所までの最寄駅は日本大通り駅です。

 集合場所の大さん橋ふとうビルに着くと、スタッフの人が声がけしてくださっているのですぐに分かりました。中に入り受付をすませます。ビル内にトイレも自販機もあり、飲み物は船内持ち込みOKだそうです。船にもトイレはあるそうですがトイレをすませて、救命胴衣を着て船に乗り込みます。

受付窓口
番号札順に乗船します。先着順です
広々とした待合室
救命胴衣付き
完全防寒で挑む筆者

 屋外のデッキと、船内はエアコンありで暖も取れます。とはいえ、11月中旬の20時発のツアーだったのでしっかり防寒して行きました。風があるので、帽子は飛んでいかないタイプがオススメです。

 少しデッキで横浜の夜景を撮影して、冷えないように船内で移動中の景色を楽しみました。船長が景色の説明をしながら移動するのですが、このトークが抱腹絶倒。癒し系ボイスで、ボケが飛び出しながらの船長トークで船内はほのぼのなごみムード。

サンタバルカ号
船内はエアコン完備
移動中も停泊中の船など、ライトアップが綺麗

 そして、「横浜のモンサンミッシェル(!?)」や天空の城ラピュタのような幻想的な世界に突入します。写真撮影を満喫して、帰りは一瞬スピードを出しての「ワイルド」走行もしてくれます。船頭にいるとジェットコースターに乗っているかのような爽快感が味わえました。

幻想的で近未来に来たよう
近未来の要塞的な写真が撮れました

 帰りに横浜ベイブリッジが青く点灯されていたので、船長が「これが本当の、ブルーライトヨコハマ」とおっしゃり、そこからいしだあゆみさんのブルーライトヨコハマを熱唱。乗客全員で手拍子をするという謎の一体感。港に到着したときには、乗客全員で船長の名ガイドに拍手を送りました。

船長の歌と楽しむ横浜ベイブリッジ

 今までずっと近くで見てみたかった工場夜景。船でこんなに近くに行ける素晴らしいツアーに感動しっ放しでした。船長のトークも軽快で、エンタテイメント性の高い楽しいツアーでした。

 夜の海で冷えた体を暖めるべく、アメリカンな雰囲気のCJ CAFEに入りました。日本とは思えないアメリカンな雰囲気で、バーボンコーヒーを注文しました。冷えた体にバーボンが染み渡ります。電車の時間があったので、1杯だけで失礼しましたがチリビーンズなど食事も美味しそうでした。

 川崎大師で厄落としをして、グルメも堪能し京浜工業地帯の工場夜景も撮影できて大満足の旅になりました。美しい日本のお寺と、一風変わった工場夜景ツアー。外国の方にもぜひオススメのコースです。今までと一味違った川崎の新たな一面を発見できるかと思います。

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。ブログはhttp://ameblo.jp/singersax-kotone/