ボーカリスト琴音の音楽旅
食べ歩き天国！ 東京・品川の「戸越銀座商店街」で秋の温泉付きグルメ旅
2019年10月26日 00:00
秋も深まってきた今日この頃。前々から気にはなっていたけど、なかなか訪れたことがなかった東京の品川区にある「戸越銀座商店街」。友人から「戸越銀座食べ歩きにハマっている」と聞いてどんなところか早速インターネットで検索。何!? 商店街のなかに温泉まであるではないか。
食べ歩き＆温泉まで楽しめるという完璧なコースを発見し、サイクリングがてら戸越銀座に行ってきました。そう、食べ歩きを満喫するため少しでもカロリー消費すべく、自転車に乗ったのであります。ちなみに電車でのアクセスは、都営地下鉄浅草線の戸越駅か、東急電鉄池上線の戸越銀座駅が最寄り駅になります。私は戸越駅方面から戸越銀座商店街に入りました。
訪れた日は連休中ということもあり、同じように食べ歩きに来た人と地元の人で大混雑。戸越銀座商店街を歩いていると、なんと福井県坂井市のアンテナショップがありました。私の両親が福井県出身なので、迷わず店内に入りました。懐かしい慣れ親しんだ食品が並んでいます。が、「たらの子味付け」の缶詰は見たことがなかったので購入。
Webサイト： 戸越銀座商店街
そして「おめで鯛」焼き本舗の変わりダネ「お好み焼き」たい焼きをいただきました。たい焼きの中にマヨネーズもソースも入っていて美味。コンパクトなたい焼きの中にこんなに具が入っているなんて、と驚きつつとても美味しかったです。
そのお向かいにある「おせんべい屋さん本舗 煎遊」で「黒胡椒せん」を買ってみました。その場で袋を開けて食べてみると、胡椒の粒の大きさが大き過ぎず、ほどよいピリ辛さ。黒胡椒せんべい発祥処というのもうなずけます。
そして、次に通りかかったのは「中津からあげ渓」からあげグランプリ金賞を受賞したというこちらは、たくさんの人だかりができていました。お店の中のレジで注文、会計をして番号を書いた紙をもらい、呼ばれたら商品を受け取るというスタイル。さまざまな魅力的なメニューから、ちょっと渋めに「砂肝唐揚」をチョイス。これがまた大きくて揚げたてでプリプリで、「砂肝の唐揚げってこんなに美味しかったのかぁぁぁぁぁ」と目から鱗、舌から尻尾でも出てきそうな驚きの美味しさでした。
唐揚とたい焼きでお腹も膨れてきたなぁ、と思いつつもお次は焼売屋さんの「京都鳳焼売」の看板が。揚げ物を食べたあとで、蒸し焼売なら食べられそう。辛い物好きなので、唐辛子の乗った「紅」と「京甘酢」を注文。小さめで、かわいいピンが刺さっていて食べやすいです。
お腹が満たされたところで、プラプラ歩いていたら戸越銀座商店街のマスコットキャラクター「戸越銀次郎」こと銀ちゃんを見つけました。よくキツネに間違われるそうですが、実は猫だそうです。猫好きにはたまらない！ 「銀ちゃ〜ん」と声をかけて写真を撮らせてもらいました。
お次は何やら面白そうな雑貨、家具屋さん「瀬尾商店」が現われました。店内に入ってみると、家具、生活雑貨、食器、便利グッズ、洋服など外国を感じさせる商品が所狭しと並んでいます。子供用のビデオを流しているスペースがとってもかわいかったです。オーダー家具も頼めるそうです。こちらでキッチュなキッチンバッグを購入しました。
腹ごなしに買い物をして、待ってましたの「後藤かまぼこ店」。友人から聞いて、こちらのおでんコロッケがずっと気になっていました。「コロッケなのにおでん」という不思議な食べ物。注文すると、横におでん屋さんの牛すじトロトロカレーがひょっこりと姿を現わしたではありませんか。カレー好きとしては、食さずには帰れまい、と迷わず注文。
おでんコロッケは、出汁のきいたお芋に真ん中におでんの大根が入っている斬新な食べ物でした。牛すじカレーはトマトの酸味がサッパリ。ご飯の量も食べ歩きに丁度よかったです。
カレーを食べたら、次はコーヒーですよね。少し歩き疲れたので、休憩がてら脇道にある「ジャンダラリンカフェ」に入りました。ゆったりしたソファ席の多い店内は、コンパクトながらもリラックスできる雰囲気。アイスコーヒーを注文し、抽出している間に店内を見渡すとかわいいコルクのお人形が。コクと深みのあるアイスコーヒーで、揚げ物を食べた口の中がサッパリしました。ワインもたくさんあったので、夜も楽しめそうなお店です。
お次はグルテンフリーのパン屋さん「米魂」に入りました。米粉のパンを食べたことがなかった私。せっかくの機会なので数点買ってみることにしました。この時点でお腹いっぱいですが、パンなら持ち帰りしやすいですよね。後日いただきましたが、小麦のパンとはまた違った食感でご飯とパンの中間、といった感覚でした。とても美味しかったです。
そして、先ほどの「おせんべい屋さん本舗煎遊」のお向かいにあるコーヒー屋さん「COMPASS COFFEE」へ。我が家のコーヒー豆が切れていたので、今回はこちらの豆にチャレンジ。初めてのお店なので、「季節のブレンド 秋」を注文しました。焙煎具合も選べて、注文を受けてから焙煎するので、最低でも待ち時間10分はかかるそうです。この日は連休だったこともあり、1時間半の待ち時間でした。
というわけで、この待ち時間を使って戸越銀座温泉に入りました。自転車で来たので、ここらでひとっ風呂浴びられるのはうれしい限りです。東京の温泉らしく、黒いトロトロした泉質です。サウナ＆水風呂もあり、疲れた脚を温冷浴で癒すことができます。サウナはテレビあり、アメニティ設置はなく、フロントで販売しています。ドライヤーは2台ありました。露天風呂もあったので、火照った身体を冷ましながら湯に浸かる、涼しくなってきた秋ならではの楽しみ方を満喫しました。
湯上りにCOMPASS COFFEEで焙煎されたコーヒーを受け取り、風呂上りのアイスを目当てに「シロクマカフェ」に入りました。ソフトクリームは店頭で食べることもできるようでしたが、店内もかわいかったので店内で。コーヒーフロートを注文して、店内を見渡すとたくさんのシロクマの絵本とぬいぐるみ。子供が喜びそうなものがいっぱいありました。大人向けに雑誌もあり、のんびりしたい日にも丁度よさそう。そして、届いたコーヒーフロートに目が点に！ 通常のソフトクリームの倍はあろうかという高さでした。大きいソフトクリームにテンション爆上がりして、風呂上りということであっという間に完食してしまいました。
帰りに、自転車のグローブをはめてお会計をするとスタッフの方に「もしかして、ロードバイクとか乗られるんですか？」と声を掛けられました。話をしていくと、そのスタッフさんは自転車競技の選手だそうです。そして、ここシロクマカフェに置いてある絵本は出ていないものもかなりの数があるらしく店内にあるものは一部なんだとか。シロクマ愛にあふれたシロクマカフェに、身も心も癒されたのであります。私の育った街からそう遠くない戸越銀座商店街。通過したり、近くまで来ることはあってもゆっくり散策したのは初めてでした。
都心ですが、人情味と美味しいものにあふれた商店街。子供向けのお店も多く、子連れに優しい雰囲気が流れていました。大好きな温泉にも浸かれて、食欲の秋を満喫できる旅になりました。気軽に行ける戸越銀座商店街、ぜひご自分の足で歩いて、お気に入りのお店を探してみてはいかがでしょうか？
琴音
シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。ブログはhttp://ameblo.jp/singersax-kotone/