JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛
JALの客室乗務員が企画! 兵庫・但馬の味覚を伝える地域PRディナーイベント「FURUSA to CABIN」第1回イベント開催報告です
2023年11月24日 06:00
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、西日本支社で地域の誘客イベントに携わるJALふるさとアンバサダーの上杉遥菜さん。
――取り組みについて教えてください。
10月28日に私たち西日本支社ふるさとアンバサダーが、地域への誘客を目指し特産品を使用したお食事やお飲み物、観光地の魅力を発信する「FURUSA to CABIN」を企画・実施いたしました。イベントのタイトル「FURUSA to CABIN」には、ふるさとの美味しいものをCABIN(飛行機の客室)を模したレストランでお楽しみいただきたい、という想いを込めました。
第1回は但馬コウノトリ空港を有する兵庫県豊岡市にご協力いただき、但馬エリアの豊富な食材を使用したコース料理を、大阪なんばのレストラン「Bistro ITADAKIMASU」にて提供いたしました。この記事では「FURUSA to CABIN」~TAJIMA ver.~の当日の様子をお伝えいたします。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
イベントの企画から運営、当日は司会進行を担当いたしました。実際に但馬エリアの観光地や食材の生産地を訪れ、生産者さまのお話を伺うなど、魅力発信のための勉強をさせていただきました。
兵庫県豊岡市は国の特別天然記念物であるコウノトリが生息するほど自然豊かで、美味しい食材も豊富にあります。当日は、有名な「但馬牛」を使用したランプステーキ、但馬の新鮮野菜やお米を使用し、お客さまに但馬の魅力を存分に味わっていただけるようなコース料理を提供しました。お料理の説明も実施いたしました。
お皿の上のお料理の位置を時計の数字に置き換えて説明、例えば12時の位置は○○、3時の位置に○○と表現すると手で差し示さなくてもご皆さまにご理解いただけます。また、デザートプレートにソースアートを施すなど客室乗務員のアイデアを取り入れていただきました。
ウェルカムドリンクとしてJALオリジナルドリンクの「スカイタイム」の提供や機内アナウンスを実施したほか、国際線ビジネスクラスで実際に使用しているテーブルクロスや鶴の箸置きを使用したり、ご搭乗チケットをお渡しするなど飛行機に乗っているかのような演出はお客さまからも大変好評でした。また、ライブ中継で生産者さまにつなぎ、食材のPRをしていただくなどさまざまな工夫でお客さまに楽しみながら、地域の魅力を知っていただく内容を用意しました。
――今後の展開・展望について教えてください。
今回のイベントを通じて、少しでも多くのお客さまに地域の魅力をお届けでき、現地へ足を運んでくださる方が増えればとてもうれしいです。初めての試みで、実施まではさまざまな困難もありましたが、豊岡市の皆さまをはじめとした多くの方々のご協力でイベントを開催することができました。今後もJALふるさとアンバサダーとして地域の皆さまと一緒に課題解決に取り組んでまいります。そして「FURUSA to CABIN」次回の開催をお待ちいただければと思います。
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
兵庫県豊岡市はこれからの時期、松葉ガニが旬を迎えます。人気の観光地、城崎温泉エリアでは外湯巡りをより一層楽しめるよい季節になってきました。
現在JALではふるさと応援割りとして但馬へお得に旅ができるダイナミックパッケージツアーをご用意しております。城崎温泉エリアなどの人気の観光地のほかにも、お隣の朝来市が有する雲海が浮かぶ天空の城として知られる竹田城や、京都府北部に位置する天橋立へもアクセスがよいので、ぜひそちらも一緒に周られ存分に但馬をご満喫ください! 伊丹空港からはJALグループの翼である日本エアコミューター(JAC)が運航しております。