JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛
大分県佐伯市の千本桜の間伐材のチップを活用した燻製ナッツ！ JALふるさとプロジェクト新商品「とびたてスナッツ」ができました
2023年11月17日 06:00
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており（現在は「JALふるさとプロジェクト」）、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、大分支店で燻製ナッツの企画に携わるJALふるさとアンバサダーの藤良子さん。
――取り組みについて教えてください。
社会福祉法人希望の森 太陽農園さまは佐伯市の桜の名所である岩屋の千本桜（※）の間伐材を活用して、ナッツやチーズ、たまごなどさまざまな燻製商品を生産・販売する「燻製屋 燻々kunkun」を運営なさっています。厳しい衛生条件のもと、障がいを持つスタッフの皆さまが秘伝の燻製方法で一つ一つの商品を丁寧に作っていらっしゃいます。
代表の柴田さまと出会い、SDGsに貢献しながら「障がいがあってもなくても人生を楽しめる環境づくり」を目指した取り組みに共感したのがきっかけで、JALふるさとアンバサダーとのコラボ商品の開発がスタートしました。自分へのご褒美に、ちょっとした手土産に、また旅のお供に、ぜひ手にしていただきたい一品です。
※佐伯市本匠の岩屋地区の桜は、春になると、里山が一面の桜で覆われます。身を寄せ合うように建つ家々と菜の花、そして桜。地域の人々が大切に手入れしてきた風景です。2019年2月には、下草刈り・ツタやカズラの除去など桜と景観を守るための「桜守プロジェクト」を実施。3月の終わりごろには桜と一緒に、ふもとの田んぼ一面に咲く菜の花を楽しめます。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
一つ食べると止まらなくなる、燻製ナッツの「Snuts」。香り高く全国にもファンがいるほど人気の商品です。すでに販売されている商品の数は30種類におよびます。新しい商品はスタッフ全員の意見をもとに何度も試作を重ねた末に生まれます。
今回発売する、「とびたてスナッツ」では、JALふるさとアンバサダーの藤も会議に参加して、「kabosu＆smoked cheese」味の開発とパッケージデザインに携わりました。大分の特産品であるかぼすとスモークチーズを掛け合わせた、さっぱりとしながらもクリーミーで燻製の香りをほどよく感じていただける味わい深い商品に仕上がりました。商品開発においては、味やパッケージデザインの考案をはじめ細かな衛生基準などこれまで以上に厳しい条件を求められましたが、スタッフの皆さまと一つ一つ乗り越え、今回の新商品ができあがりました。
大分から自信をもってお届けする「とびたてスナッツ」を通して、全国の皆さまが笑顔になっていたければうれしいです。
――今後の展開・展望について教えてください。
今回は第1弾として、「kabosu＆smoked cheese」を発表しておりますが、今後もスタッフの皆さまと力を合わせ、新たな商品開発に取り組んでいきます。自然豊かな佐伯市の魅力をSnutsの香りにのせて皆さまのもとにお届けします！
商品は「燻製屋 燻々kunkun」の公式オンラインショップでご購入いただけます。
また、大分県佐伯市のJALふるさと納税の限定返礼品として出品していますのでぜひこの機会にお買い求めいただけたらうれしいです。
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
九州一の面積を誇る大分県佐伯市は、美しい自然と人が共存するまち「オーガニックシティ」を目指しています。藤河内渓谷や豊後二見ヶ浦など自然が育んだ美しい風景が数多く残る佐伯市。豊かな自然に加え、市内には城下町が残り、袴を着ての散策も楽しむことができます。
また、大分県内随一の水産都市と言われ、県内水産業の生産量の65％を占める魚介類の宝庫として知られています。豊後水道の恵みを活かしたアジやサバなどの天然の好漁場であるとともに、ブリやヒラメを中心とした養殖業も盛んです。11月30日まで「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り」が開催されております。
山・川・海が織りなす自然の美しさと美味しいグルメを堪能しにぜひ佐伯市へ足を運んでいただけたらうれしいです。
