JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛
佐賀・伊万里の魅力を食と器で体験！ JAL客室乗務員が企画参加した美食イベントをレポート
旅するメーカーズディナー伊万里 in 俺のフレンチグランメゾン 大手町
2023年10月12日 06:00
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており（現在は「JALふるさとプロジェクト」）、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、九州支社で「旅するメーカーズディナー伊万里」に携わるJALふるさとアンバサダーの坂井由起子さん。
――取り組みについて教えてください。
私たち日本航空と俺の株式会社さまは、「JALふるさとプロジェクト」の一環として、地域の食材や産品を紹介しその地域への興味関心を喚起することで、地域への誘客を実現するための取り組みを2022年11月よりスタートさせました。
東京都千代田区大手町にあるレストラン「俺のフレンチグランメゾン 大手町」において、地域の誇る食材などを活用したディナーイベントを開催してまいりましたが、今回はその第5弾として、伊万里の豊かな自然のなかで育てられた農産物をフランス料理に仕立て、歴史ある伊万里焼の器でお楽しみいただく「旅するメーカーズディナー伊万里」を9月24日に開催いたしました。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
食材選びの際の伊万里のご案内や、ディナーイベント当日のMCを担当させていただきました。
生産者さまに多くの質問をして、伊万里の食材を深く理解したいという、支配人兼ソムリエの長谷川さんと神木シェフの熱心なご様子がとても印象的でした。ワイナリーがないため、伊万里の梅酒を食前酒とし、伊万里の気候や風土に似た地域のワインを採用し、当日はお客さまにブラインドテイスティング（銘柄を伏せて、どのようなワインか分からない状態でワインを飲み、ワインの主要品種・国・産地・ヴィンテージを推測すること）を楽しんでいただくなど、長谷川さんの素晴らしいアイデアが満載でした。
また、「素材が素晴らしいので、塩コショウで食べるのが一番美味しい」とおっしゃる生産者さまと、「イベント前日までメニューを悩んだ」とおっしゃる神木シェフの姿は、まるで食材のプロと料理のプロの戦いを見ているようでした！ もちろんどれも素晴らしいフランス料理に仕上がりお客さまは大満足のご様子でした。
さらに、イベント当日は、初の特別企画として畑萬陶苑の畑石社長にも会場へお越しいただき、伊万里焼の魅力をご説明いただきました。生産者さまと直接お話をする貴重な機会と、お客さまからは多くのご質問をいただき、大盛況となりました！
――今後の展開・展望について教えてください。
2023年「トンテントン祭り」が10月19日～22日に伊万里市・市街地にて開催されます。
伊萬里神社の神様に、感謝の気持ちと祈りの心を伝え市街地にて巡幸、合戦を執り行なう行事です。祭りの最終日、双方の神輿と団車が組み合ったまま、伊万里川になだれ落ちる「川落し」の様子は壮観です！ 10月21日～22日の2日間はJALのブースに私も参加しJALグッズの販売などでお祭りを盛り上げる予定です！
また、今回のディナーイベントでお楽しみいただいた伊万里の多くの名産品はJALふるさと納税の返礼品として扱っております。ぜひ、ご自宅でも伊万里の魅力を感じていただければと思います。
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
伊万里は、福岡空港からクルマで1時間20分、佐賀空港、長崎空港からは1時間の距離と、3つの空港からアクセスが可能です！
「古伊万里」と呼ばれる焼き物の積み出し港として繁栄した街で、「秘窯の里」大川内山に集まる30軒の窯元が、藩窯で培われた「鍋島」の伝統を現代に受け継いでいます。また、四季を通じてフルーツを味わえる「フルーツの里」でもあり、特に夏から秋にかけては梨やぶどう、シャインマスカットなどの多くの直売所を見かけることができます。フルーツ狩り体験もおススメです！ 最高級の黒毛和牛「伊万里牛」も伊万里を代表する特産物です。市内には多くの伊万里牛専門店がありますので、ぜひ現地で味わってみてください。
On Trip JALや伊万里公式YouTubeでも、伊万里の魅力を発信しておりますので、そちらもご覧ください。
次の旅は、伊万里できまり！
