私のイチオシ旅行グッズ

AI通訳機の音声認識技術を活かしたICレコーダー「AutoMemo」

AutoMemo:1万9800円

ソースネクスト 製品企画グループの中西研太朗氏

 世の中にあふれる旅行グッズだが、価格やデザインだけで選んでしまってはもったいない。メーカーの担当者に企画コンセプトを聞いてみると、新たな魅力が発見できるかもしれない。

 ソースネクストはAI通訳機の音声認識機能を活かしたICレコーダー「AutoMemo」を販売している。同社 製品企画グループの中西研太朗氏に開発の狙いを伺った。

――開発の経緯を教えてください。

中西氏:AI通訳機「ポケトーク」の音声認識技術を活かした製品を何か作れないか、というところが発端です。ポケトークは言葉を文字にする、文字を別の言語に翻訳する、文字を音声にする、という3ステップがあるのですが、最初の言葉を文字にする段階で、精度の高さに驚かれる方も多いので、その技術を商品化しました。

――どんな機能があるのでしょうか。

中西氏:録音した音声ファイルを自動でテキスト化します(※テキスト化できる量はプランによって異なります)。録音時間の約1/3の時間でテキスト化され、テキストは専用のアプリから確認できるだけでなく、あらかじめ設定すればメールでも受け取ることができます。音声とテキストがシンクロしているので、アプリのテキストをタップすればタップした場所から音声を確認でき、頭出しに時間がかかることがありません。また、72言語をテキスト化することができます。

「AutoMemo」本体

――こだわりのポイントは?

中西氏:シンプルさにこだわりました。AutoMemo本体は録音専用にし、再生機能は全てアプリで行なうようにしているため、とてもシンプルで使いやすいデザインになっています。アプリでテキストを確認できるため、キーワード検索などを行なうことができ、何か月前の録音も簡単に探すことができます。

使用イメージ
抵抗入りオーディオ用ケーブルを使えば、PCのオンライン会議でも使用可能

――どんな人に使ってもらいたいですか?

中西氏:会議の議事録を作成されている方にはぜひ使ってみていただきたいです。また、旅先や帰省先でワーケーションをしている方はオンラインで会議に参加する機会も多いと思いますが、抵抗入りオーディオ用ケーブル(3極ステレオミニプラグ)を使用すれば、オンライン会議の音声もPCから直接録音できるので、PCのスピーカー品質や周囲の騒音に左右されず、おすすめです。

――ありがとうございました。