私のイチオシ旅行グッズ
旅行の記録を360度映像で残せる全天球カメラ「IQUI」
2020年12月11日 10:00
- IQUI:2万9800円(税別)
世の中にあふれる旅行グッズだが、価格やデザインだけで選んでしまってはもったいない。メーカーの担当者に企画コンセプトを聞いてみると、新たな魅力が発見できるかもしれない。
リコーで全天球カメラ「THETA」事業を立ち上げたコアメンバーが中心となって誕生したスタートアップ企業のベクノス。同社が全天球カメラ「IQUI」(イクイ)を発売した。ベクノスCEOの生方秀直氏に開発の狙いを伺った。
――開発の経緯を教えてください。
生方氏:IQUIの基本設計思想は、さまざまなライフスタイルに溶け込み、普段使いで楽しく全天球画像をお楽しみいただくことです。その実現のために、スリム・コンパクトの極限を目指し、4つのレンズからなる独自の光学系を新開発しました。携帯性だけでなく、手になじんで使いやすいデザイン、運びやすい質量も実現しています。
――どんな機能があるのでしょうか。
生方氏:IQUIはたった3つのボタン(電源ボタン、シャッターボタン、写真/動画モード切り替えボタン)で操作が可能です。電源ボタンを押せば瞬時に立ち上がるため待ち時間なく撮影が可能です。また、面倒な設定をせずとも最適な撮影を行なうフルオート機能など、シンプルでどなたでも簡単に使えます。
――こだわりのポイントは?
生方氏:IQUI本体は洗練されたシンプルデザインを追求しています。また、スマホ用アプリ「IQUISPIN」(イクイスピン)を併せてご活用いただくことで、新しい映像体験の提供を目指しています。アプリで360度写真に動きやエフェクトを付加して楽しいショートビデオを簡単に作成し、ソーシャルメディアで共有することが可能です。
――どんな人に使ってもらいたいですか?
生方氏:未経験者の方も含め、たくさんの人に手軽に360度画像の世界を楽しんでいただきたいです。コンパクト設計なので旅行用にも適していると思います。カメラの周り全てを記録するため、家族旅行で撮影係のお父さんの写真が少ない、ということもありません。IQUIで記憶に彩りを加えられればと考えています。
――ありがとうございました。